TM-3.5.1(K2)公式レビューの特徴を、例を使用して説明する。
公式レビューの特徴
公式レビューは、ソフトウェア開発プロセスにおいて重要な役割を果たす、品質保証の活動です。公式レビューには、以下のような特徴があります。
定義済み開始基準と終了基準
公式レビューは、特定の目的を達成するために行われるものであり、その目的を達成するために必要な基準が定義されています。また、レビューが完了したかどうかを判断するための基準も定義されています。
例えば、ソフトウェアの品質を検証するためのレビューであれば、レビューの開始基準は「レビュー対象のソフトウェアが作成されたこと」であり、終了基準は「レビュー対象のソフトウェアの品質が検証されたこと」となります。
レビューアが使用すべきチェックリスト
公式レビューでは、レビューアがレビュー対象のソフトウェアを評価するために、チェックリストが使用されます。チェックリストには、レビュー対象のソフトウェアの品質に関する項目がリスト化されており、レビューアはこれらの項目をチェックすることで、レビュー対象のソフトウェアの品質を評価します。
例えば、ソフトウェアの品質を検証するためのレビューであれば、チェックリストには、ソフトウェアの機能性、性能、安全性、保守性などの項目がリスト化されます。
レポート、評価シート、また他レビューサマリシートなど提供物
公式レビューでは、レビューの結果を報告するために、レポートや評価シートなどの提供物が作成されます。これらの提供物には、レビュー対象のソフトウェアの品質に関する情報が記載されます。
例えば、ソフトウェアの品質を検証するためのレビューであれば、レポートには、レビュー対象のソフトウェアの品質に関する問題点や改善点が記載されます。
レビュー効果、効率、および進捗をレポートするためのメトリクス
公式レビューの有効性を測定するために、メトリクスが使用されます。メトリクスには、レビューの参加人数、レビューの時間、レビューで発見された問題点の数などの項目が含まれます。
例えば、ソフトウェアの品質を検証するためのレビューであれば、メトリクスには、レビューで発見された問題点の数や、問題点が修正されたかどうかなどの項目が含まれます。
練習問題
Question #35 (1 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストマネージャ
Version2012.J04
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