ヘタクソにも役割がある

第4回を終えて

インタビューがヘタクソ

ユーザーインタビューのロールプレイをしてみると、私において、インタビューがヘタクソ とくにインタビューアーとしての自分の理解を被験者に押し付ける癖がある。そういうフィードバックをチームからもらった。振り返ればビジネスインタビューの時にもそれがあった。

これは業務として仕様の確認が主な仕事であったことからくるものか?とも思う。なんとなく「これであってますよね」と確認したい気持ちがあることは否めない。使い分けが大事。

やっているときは、ヘタクソなインタビューとなっているのは何を聞くべきかはっきりしていない(ビジネスモデルへの信頼が無い)からのような気がしていた。

でもこれは本質ではない気もする。アイデアの検証をするためのインタビューはしてはいけないという。では何を聞くべきか? 講義の中では、ビジネスの1段階上のレイヤーについて問う ということであった。(食事に関するサービスなら、食文化や生活習慣など) 
その後、実際にユーザーインタビューを行ってみると、自分の知らないことばかり聞けて、「アイデアを検証する」みたいな態度はそもそもおこがましいものだな、ということを実感した。「師匠と弟子モデル」肝に銘じます。

チームでの役割について

今回講義中のグループワークの中でタイムキーパーの役割となったが、以下の反省点がある

  • 技術面 

    • 議論は時間内で終了したが、必要なことが詰められていない。直接的には、チームの課題に対する理解が不足している部分があったためだが、タイムキーパーの役割としてはタイムキーパー以上の技術つまりファシリテーターとしての技術が必要かと思う。なかなか大変

  • チーム運営 

    • 時間を守ろうとすると、結果として特定の人の発言を連続して切ることをしがち。チームの信頼関係と議論の進行をどう天秤にかけるべきか?

なお、時間内に議論を終えられたのは、「議題が提示されていたから」というのが大きいように思う。翻って、ダラダラつまらん会議というのは往々にしてなにを話すのか決まっていなかったりする。この経験は持ち帰りたい。

また、その逆の、ダラダラつまらなくない会議、白熱した会議というのも長くなりがちだ。オフィスアワーで「チームのミーティングがつい長くなっちゃう」旨を先生に相談したところ、「シンプルになるように考えよ」とのこと。これからのみんなの合言葉としましょう。

ビジネスのアイデアについて

「ペインを解決するためのアイデアはスケールしない。なぜならペインは訓練によって克服可能だからだ。」

なんとなく弊社製品の現在の姿を思い出す。弊社製品は職人の技術によって使える、職人のための道具となっている。

アイデアとして重要なことは、どういうことをしたら喜ぶのか?、さらに、できないことができるようになること。これも弊社製品の現在の姿っぽい。競合にできない検査を実現することで生き残りをかけてきたからだ。(その際使い勝手が置き去りとなったが職人の努力で克服した)

この講義がきっかけで、改めて弊社のビジネスモデルを振り返ってみると、ウチは「職人の集団」であることを再認識した。これはビジネスとして、DXによってスケールする余地があるということを示しているのだろう。ソフトウェアにかかわるものとして、ここからが頑張り時なのかもしれない。

センスを磨く

ここまでの講義を振り返って感じることは、我々受講者は、今、小手先の技術を身に着けているのではなく、人間力全体が試される場にいるのではないかということだ。
だからキツイ
だが私もたまにはいつもの行動範囲を飛び出して知らない店に行ってみようかしらと思い始めてきた。

ヘタクソの役割

そんなヘタクソな私だが、チームからは「俯瞰で物事を見れる力がある」と評価されている。「単にやる気に欠けていて、一歩引いて見てるだけじゃないかな」とか自分を疑ったりもするが、どんなキャラクターも個性を生かして輝けるのがいいチームということなのかもしれない。※やる気はありますよ。

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