「よくある日」

腰が痛くない。背中が痛くない。布団セットが届いたからである。お布団の偉大さよ！掛け布団にくるまり、朝日を浴びるも「布団から出たくないよ〜」と、10分駄々をこねた。寝床は大事だ。

昨日とは違い、早起きをしたわけではないので、リズムを掴むのが難しい。早起きして、それなりに過ごしてからの仕事インと、そのままイン(パンを食べながら)だと、勝手が違う。どちらがいい悪いというよりは「昨日はこうだったのに」みたいな気持ちが湧いてくる。

とっておきの場所に今日も行く。

屋上から見える海は、今日も青。目の前に伊豆大路。風がちょっと強い。1人っきりの時間で、深呼吸。気持ちいい。屋上をチェックした、という名目の一息である。

今日は絨毯との戦い。絨毯のシミ。長年恐らく放置された、シミ。どんなに頑張っても、オチやしない。「キリがないじゃないか！」と、半ばキレ気味になる。頭に血が、神経が、集中していく感じになる。うわー！途端に逆立ちしたくなった。逆立ち。海がくるっ。ちょっと落ち着く。

お昼休み、散歩を兼ねた、買い出しに今日も出る。ダイソーに着く。ダイソーはすごい。100円で、あの量、あのクオリティ。おかげさまで、トイレ用品がほぼ揃った。突然、別館の1Fトイレだけが、充実を見せる。こういうのは、結構大事。「ここは大丈夫！」と思える場所を増やすことは、仕事をする上で、心の拠り所になる。と、思う。

絨毯との戦いを、さくっと諦め、まだ掃除機をかけていないところを、チャチャっとやる。掃除機は好きだ。わかりやすく、綺麗になる。絨毯のがんこさと比べると、もうもう。

最後、気になるエリアの、シール跡をやっつける。消しゴムはすごい。今までで、一番よく撮れたんじゃないか。次は、今までのやり方と組み合わせてみよう。熱中していたら、もう空が暗くなっていた。

11月の日暮れは、早い。

つづく。