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数年ぶりに五島に帰った① #goto201808

 長崎の西の沖合に位置する五島列島。生まれ育った場所だ。2018年8月下旬、数年ぶりに五島に渡った。それ以来、五島に行くたびに「#gotoYYYYMM」のタグを付けてTwitterに投稿している。

 いつかシリーズをまとめなければと思いながら、早1年半が過ぎていた。noteを始めたことをきっかけに、少しずつまとめていこうと思う。

2018/08/23

(注:台風接近に伴い、午後のフェリー以外、海の便はすべて欠航というコンディションだった)

 この当時、小説投稿サイトであるカクヨム上で「地元のイイ話コンテスト」が開催されていた。
 私は五島列島を舞台にした、少年とクルマとミニ四駆が活躍する『エボリューション・アイランズ!』を公開してコンテストにエントリーした。2018年の8月と9月の五島紀行は、本作のセルフ聖地巡礼でもあった。

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 長崎港から五島列島の各港まで、およそ百キロメートルだ。航海の間、小学校のベランダくらいの高さがある甲板から見える景色は、ゆっくりと表情を変えて、乗客の目を楽しませる。
 天気にもよるが、船尾から望めば、長崎の影はうっすらと見え続ける。前方に目を向けると、いくつもの無人島に守られるように浮かぶ福江島や中通島が次第に近付いてくる。
 すれ違う船があり、追いすがってくる海鳥がいる。

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 子ども時代は五島列島で過ごしたが、故郷と呼ぶべき島や集落はない。親が転勤族だったため、あちこちの島に住んだ。今、両親が暮らしている家は、私の実家ではない。したがって、「両親宅」という微妙な呼び方をしている。

 2018年8月23日のツイートはここまで。次回は8月24日のツイートとなります。#gotoYYYYMMシリーズは気まぐれに不定期連載します。

フリーランスの物書きです。いまだ修業中の身。レベルアップしながら末永く活動していきたいと考えています。皆さまのご支援とご声援を賜ることができれば幸いです。