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数年ぶりに五島に帰った⑧ #goto201808
2018年8月の五島紀行、最終日。この日は1日かけてフェリーで福江島から福岡に渡った。
前回分、#201808⑦はこちら↓
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2018/8/30
乗船したのはフェリー太古。福岡と五島列島を結ぶ船。下り便は深夜、23:45に博多港を出て、宇久、小値賀、上五島の青方、奈留島に寄港し、朝8:30に福江港に到着する。上り便が乗船中のこちら。
今日はフェリー太古で福江港から博多港まで、7時間40分の旅。もうすぐ乗船開始。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
この海と空の色なら、私のへっぽこな腕でもキレイな写真が撮れるはず。眠くなるけん揺れんなよー!#goto201808 #福江 pic.twitter.com/AuFFXpKlVw
福江島が遠ざかっていく。久賀と奈留の東側を、島伝いに航行。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
フェリーの甲板から海を見下ろすと、船の影が落ちていて、子供のころはクジラが船の下にくっついて泳いできているんじゃないかと思っていた。#goto201808 #福江 pic.twitter.com/mPBPgknxNv
上り便は、10:15に福江港を出たら、奈留島を経由せずに、上五島の青方へ。
奈留島にある奈留高校には、荒井由実だったころのユーミンが書いた愛唱歌「瞳を閉じて」がある。
昭和50年代当時まで奈留高校には校歌がなかった。奈留島に住む女子高生がユーミンのラジオに「うちの学校の校歌を作ってください」と投稿したことがきっかけで、「瞳を閉じて」が書かれた。
1枚目:島影の奥に見える町が奈留港。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
2枚目:奈留の沖合いに浮かぶ島々。ユーミンが奈留高校のために書いた歌『瞳を閉じて』で思い描いたのは、きっとこういう情景。#goto201808 #奈留 pic.twitter.com/yh7Vah5pgd
奈留島の海域を抜けたら、若松瀬戸へ。左手に若松島、右手に中通島を見ながら、フェリーは進む。
フェリー太古の旅でいちばんのみどころは若松瀬戸だと思う。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
断崖絶壁の島々がいい感じだったり、フェリーオーシャンとすれ違ったり、小型の黄色いのと並走したり、桐古里が安定の美しさだったり。#goto201808 #若松 pic.twitter.com/t2OIVX5ZW8
若松瀬戸の潮溜まり。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
若松大橋をくぐると、湾の奥に良港・若松が見える。何艘もの働く船とすれ違った。
若松瀬戸クルーズは、夏ならキラキラ、冬なら厳しく引き締まった景色が本当に美しいのでオススメ。#goto201808 #若松 pic.twitter.com/i723bjdjxc
見事な断崖絶壁だけど、ここどこだ?(あとで地図を見る)
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
すでに若松瀬戸を抜けて、外洋に面している。今日は全然揺れない。#goto201808 #中通島 #上五島 pic.twitter.com/zzHlLqM1qr
外洋のほうは晴れているのに、島のほうは曇っている。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
見事な地層とか、世界最初の海に浮かぶ石油備蓄基地とか。#goto201808 #中通島 #上五島 pic.twitter.com/SDyPStQylX
青方港なう。ここで降りて夏休み続行したい……。#goto201808 #中通島 #上五島 pic.twitter.com/qc5qjRelhU
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
青方港を出ると、右手に中通島の断崖絶壁を望み、左手は水平線まで開けた大海原。
先日見てきた矢堅目を海側から。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
小値賀を目指して走るフェリー。小値賀と宇久は五島列島とひとつながりの島だけど、行政の管轄が違うせいもあり、ちょっと遠い場所。#goto201808 #中通島 #上五島 pic.twitter.com/z7aNUZkZQS
中通島の突端から荒波の瀬戸を越えると、小値賀島がある。北松浦郡小値賀島。地形的には五島の続きだが、行政的には南の5つの島とは切り離されている。
小値賀の地形は、中通島と比べてずいぶん緩やか。
小値賀港に到着。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
大学院生のころ、小値賀の前方湾の水中発掘調査に参加した。前方湾からは沈没船の遺物が出てくる。日本史でいうところの中世の貿易陶磁や碇石。船体はまだ上がっていない。
当時、五島列島の豪族は大陸との交易で儲ける商人(兼海賊)だった。#goto200808 #小値賀 pic.twitter.com/jL8TONuYiQ
港に誰かの見送りに来ていた小学生の少年たち、「バイバーイ!」と手を振りながらフェリーを追いかけて桟橋の突端まで走ると、そのままキレイなフォームで海に飛び込んだ。ザバッと顔を出して、立ち泳ぎでまた少し追いかけながら「バイバーイ!」見えなくなるまで手を振っていた。#goto201808 #小値賀
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
小値賀島からさらに北へ。宇久島は佐世保市に属するので、小値賀ともまた違う地域ということになる。
宇久までの道中と宇久港。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
五島藩を束ねた領主の家系はもともと宇久の豪族で、秀吉の朝鮮出兵に参陣した折、宇久姓を五島姓に改めたらしい。
『青方文書』が伝わっているおかげで、五島藩統一以前の五島各地の領主たちのすったもんだも、実はけっこうよく残っている。#goto201808 #宇久 pic.twitter.com/iLrearECWA
この後、フェリーは生月大橋をくぐって玄界灘へと航行を続ける。ここで眠くなって、甲板から船室へ降りて寝た。起きたら博多港だった。
博多港に到着してしまった……夏休み終了。
— 馳月基矢 (@hasetsukimotoya) August 30, 2018
久賀島や奈留島、富江や鬼岳天文台や魚目など、行けなかった場所もあるから、近いうちにまた五島に渡ります。レースかお祭りか、どっちか行けたらいいなー。
遊んでくださった皆さん、ありがとうございました!#goto201808 pic.twitter.com/ZjWkX6JQ08
これにて#201808の五島紀行終了。五島に渡るたびに写真を大量に撮ってあるので、ネタが尽きるまでnoteにまとめていこうと思う。
フリーランスの物書きです。いまだ修業中の身。レベルアップしながら末永く活動していきたいと考えています。皆さまのご支援とご声援を賜ることができれば幸いです。