NIKEの広告見て共感して泣いた「日本人」の話。


私は日本人じゃないんじゃないかな?

日本に帰国してから何度も考えていた。

日本人ってなんだろう。


アメリカで小中の時期を過ごし、現地校で、家でしか日本語を話さなかった私。

アメリカにいたときは、I’m Japanese (私は日本人です)って言ってたけど、日本に帰ってきてからは

「え、日本人なのにこれ知らないの?」

「何外人ぶってるの」

「日本人なのにこの漢字読めないの?」

と何百回言われたことか。

日本語は下手だし、漢字は全く読めない「日本人」中学生。

なぜかいつもみんなと違うところを注意される。日本人らしくないところを指摘される。ダメなところを指摘される。

こんな生活が嫌で嫌で仕方なかった。

だから日本帰ってきた私は、自分らしさを殺すようになった。

みんなと馴染まなきゃ。同じことしなきゃ。目立っちゃダメなんだ。

全ての行動、言動が不安で、家にいる時しかご飯が喉を通らなかった。

常に緊張と不安。


そのときにこのNIKEの広告見てたらどれだけ救われたか。

「もっと馴染んだ方がいいのかな」「ここにいちゃダメなの」「気にしないフリしなきゃ」

全部思ったことある。

色々帰国後のこと思い出したり、辛いこと思い出したりして、泣いた。


帰国してから10年ほど経っていて、色々経験して、交換留学もして、やっと自分らしさを出しながら生活できるようになったかな。

日本に馴染めなくてもいいじゃんって。

自分は自分。

そして、自分から周りの環境を変えて行こうって思えるようになった。


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