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修身教授録 [森信三]

日本を代表する偉人 「森信三」さん。

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退職を覚悟で望まれた魂の授業をまとめた一冊となります。

全て大切なことですが、抜粋してまとめてみました。

「人身うけがたし」

自分が人間として生をこの世に生を受けた事に対して、衷心から感謝したもの (仏教)

弾力のある人間になる
中身の薄い人間になるな
教育者は生涯勉強
奢ると後退していく
志学

「立志」=根本目標
→ 人生の根本は志、又は志学にある
→ そして全ては立志から始まる
☆目標を立てることとは異種、甘い

→ ゴール、目標を決める
→ ただ生きているだけ、迷走

「自分の生を確立する事こそ 立志」

読書は心の食物

→ 体の食物は1日どころか一食抜くだけでひもじい思いをする
→ 1日一読で読書力をつける
☆1日読まなければ衰えていく

「偉大な実践家は、大いなる読書家」

欲との付き合い

→自分の欲は抑え、周りの人の欲を叶えてあげる

→ 人間欲を捨てることで、大欲を得る
☆捨てる、我慢することで貧乏な心を体験する

人の苗を植える

→ 人を教育することを例えた分

学校での学びは地下工事

→基礎中の基礎を学んでいる

質疑応答

→ 書物を大量に読む方は、どのような質問でも柔軟に対応出来る力がつく

目上、目下の人に対して

→ 多くの方は年下というだけで、自分よりも劣っていると勘違いしがち
→ 将来その人の元で働くことや、先輩後輩が逆転することはよくある

→ 目上の人に対し敬意を払う(世の中の約束事)
☆ 年、学年、先輩、など相手の人物のいかんは問題としない

☆敬愛を持って接する
→ 年齢は関係なく、どの方にも同じように接することが大切

→「思いやり」「労わる」ことが大切

尚友を貴ぶ(尚ぶ) 尊敬すること
良い環境でも現状維持だと損
悪い環境でも必死に食らいつくことが重要
1人の人間が持つ世界の広さ深さは
読書の広さと深さに比例する
松田松蔭

「真に剛に徹しようとしたら、すべからく柔に徹すべきである」

人間の知恵は自分で自分の問題に気付き、自らこれを解決するところにある

→ 同一のものでも苦労して得たのでないと、その物の真の値打ちは分からない

人間はすぐに自覚が始まるわけではない

→ 人生の3分の1又は2分の1まで生きないと、できない

重いものを優先 軽いものは後回し又は排除
成功の功徳

→ 物に形を与え、物を取りまとめておく

言葉と態度に注視

→ 相手の気持ちになり言葉選びする

謙遜と卑屈

→ 真の謙遜とは、常に道と取り組み、真理を相手に生きているところから、自ずと身につく
→目下の人に対して傲慢にならない

宮本武蔵「五輪之書」

「われ事において後悔せず」
→ いかなる失敗も、必ずやこれを最善に生かすという心がけ。失敗を成功以上に生かす。

真の教育者

→ 真の教育者は信念、志を強くもつ
→ ぶれていては生徒に示しがつかない

☆ 真の誠とは、この我が身、我が心の一切の捧げ切る常住捨て身の生活以外の何者でもない

→ いつ死ぬか分からない、死ぬ事を意識して生きる事で真の人生が始まる

我々は苦労することにより、自分のおめでたさを知る

→ 「言挙げ」口だけ
その先を見出す、言挙げだけで終わらない

人生2度なし

→ その人の生前における真実の深さに比例して
その人の精神は死後にも残る

志と野心の違い

→ 前者 世のため人の為
→ 後者 自分のために 自己中心的な考え

長所、短所との付き合い方

「 学び」 長所を伸ばす 短所は伸びが悪い為
「精神 」短所を無くす 長所が伸びる事に繋がる

人生の深さ

→ 物事を色々な角度から見て、自分だけでなく周りの人間も同じ悩みを持っていると考えられる

一時一事 = 一気呵成

→ 重要な事、必要な事を優先させること
☆ 物事を一息にやり遂げる

下坐行

→ 下積みに重きをおく、真に自己を磨くなら地盤を固める、
☆継続的に行うことで身につく

最善観

→  我が身に降りかかってくる一切の出来事は自分にとっては絶対必然であると共に、また実に絶対最善である

→ 真に自分を鍛えるには、単に理論を振り回してあるのではなく、全ての理論を人格的に統一しているような1人の優れた人格を尊敬すること

ねばり

→ あとひと押しに鍵となるもの

→ 忍耐とは似て非なるもの

孔子

「行って余力あらば、以て文を学ぶ」

修身教授録「森信三」


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"国民教育の師父" と謳われた森信三先生が、大阪天王寺師範学校(現・大阪教育大学)で教鞭をとっていた時期、2年間(昭和12年~13年)にわたって行った「修身」の講義録。致知出版社から平成元年に刊行されて以来、実に約50回にも及ぶ版を重ね、15万部を超えるロングセラーとなっています。

教育界のみならず、SBIホールディングス社長の北尾吉孝氏、小宮コンサルタンツ社長の小宮一慶氏など、愛読書として挙げる経営者やビジネスマンも多く、いまなお人々に感化を与え続けています。

是非一度心の栄養をお取りください。

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