銅冶英雄『3万人のひざ痛を治した! 痛みナビ体操』(2016)

変形性股関節症に引き続き、変形性膝関節症のことも調べたくて購入。

膝の関節の痛み方によって、やるべき体操をタイプ別に分けているところがちょっと新鮮でした。やり方は簡単で、たびたびテレビでも取り上げられてる有名な先生らしいので、たとえば以下の「金スマ」動画の31分以降とかから見てくれたら、この本を読まなくても大丈夫(笑)。

https://www.youtube.com/watch?v=4LZCQ_X3uHM&list=PLdhKZc_x93MEEVSBsVvPRjMu4agHfZTwU&index=4&t=1848s

もちろん本にはより詳しくいろいろな体操法が載ってますが。

まあ、極端な話、普段からひざ周りをさすったり揉んだりしていれば、何もしないよりも血液循環が促されて多少改善するのでは、という気もします。でも「正しいやり方」という型を与えられた方が、安心できますもんね。

他にも、関節軟骨に血管がなく、血液から栄養補給ができない、したがって関節に適度な荷重を加えて関節液から栄養を得る「ミルキング」という方法しかないのだが、それは血液からの栄養補給よりも効率が悪いため、軟骨を一度損傷すると修復が難しい。また、軟骨には神経が通っていないので痛みを感じないが、関節包には神経が通っているので炎症が起きて水が溜まったりすると痛みを感じる、といった内容も初耳で、なぜこれほどひざを痛める人が多いのか、という理由の一部になりそう。

あとは、後半の糖質制限の話が興味深い。「炭水化物はあくまで一過性の栄養」「とらなくても生きていける」「必要であれば身体のなかで糖をいくらでも合成できる」と、とにかく糖質叩きが半端ない。「空腹が体に悪影響を与える」ってことはまったくない、そもそも狩猟生活時代は基本空腹だった、農耕を始めてから高血糖の歴史が始まった、と言わんばかり。確かに、骨と筋肉の専門家からしたら、炭水化物(糖質)って悪でしかないんだろうな。

でも個人的には、糖質、大好きなんだよなあ。なんたって好物四天王はラーメン、サンドイッチ、カレー、焼きそばですから。以下、パスタ、オムライス、天丼、うどん、飲茶、と続きますから。ちなみに甘い物も好きだし。でも、糖質を摂ると、身体(特に頭)がかゆくなることは確かで、良くないんだろうなあとはうすうす気づいています。これから甘い物は、プリンとティラミスとチーズケーキとタルトだけにします(ダメだこりゃ)。

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