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『きく』創作日誌 Day 12:公演直前告知!エンニュイが贈る新感覚の演劇体験

どうも。長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、エンニュイという劇団を主宰して脚本演出をしたりしています。

『きく』について

「きく」は元々、2019年5月に三鷹SCOOLで公演した演目です。去年は、それを再構築し、かながわ短編演劇アワードに参加。しかし、陽性者が出てしまい出場できず。

で、今年リベンジしようと思っていたのですが、まさかの応募締め切りのど忘れで応募さえできずに終わりました(笑)なにしてんねん!

でも、僕はきりかえがはやいので、だったら出場するはずだった期間のあたりで普通に会場を借りて公演してしまおうということに至ったわけです。

この作品は大切な作品です。そして今回、最高のメンバーがそろってくれました。台本も叩き直しています。初演とも、去年のコンクール用のやつとも違う新しい「きく」が出来上がります。

今エンニュイは良い流れの中にいると思います。この公演に全力をかけて挑みます。たくさんの方に観ていただきたいです。

どのように作っていくのか、「きく」とはなんなのかなど、公演まで毎日のように創作日誌的なものを書こうと思います。

公演初日まであと3日

待ちに待ったエンニュイの新作演劇『きく』の公演がいよいよ目前に迫ってきました。

ほぼ毎日書くと言いながら、結局全然手が回らずでした。

と言っても、メンバーができたおかげでいつもより、余裕があります。感謝です。

元々、テキストがあったこともあり、普段の公演よりも細かい部分を詰めながら稽古が進んでいて僕的には充実しています。

ちょっと今日は時間なくて明日になりますが、キャスト紹介の記事もアップします。メンバー全員の力で成り立っている公演です。誰か一人欠けても作れません。代役もいない。この人たちの凄さを伝えたいです。

なので本日は、改めてこの公演の魅力とこの公演に対する気持ちを再度伝えていこうと思います。

今回の公演は「エンニュイは、いうかこうなったらいいな」と思っていた質感にかなり近いものになっています。演劇に対して思っていた疑問などが自分の中で今回解消されたかも。今までのエンニュイで一番好きな作品になりました。出演者、スタッフのみんな全員面白いです。絶対観た方がいいとは、言わないようにしてますが、これは観た方がいいやつです。

だから、久々に色々な人にお誘いの連絡をしました。体験してほしい。

『きく』は、誰かの話を「きく」ことを主題にした独特な演劇作品です。物語は、母親が癌になってしまったという悲しい出来事を語る男性から始まります。出演者たちが織り成す空間とともに、観客自身が想像力を働かせ、自己の経験を重ね合わせたり、思考がズレたりすることを体験できる作品です。エンニュイが提案するこの新感覚の演劇体験は、きっと今までにない観劇の楽しみ方を皆さんにお届けします。

他人への想像力や聴くことの重要性を再認識し、心に残る感動を味わっていただけることを願っています。

ドラマチックな物語はありません。誰しもが体験したことがある行為です。

耳が聞こえないとしても、相手の伝えようとしていることを理解しようとするというのは同じです。

「物語」というものは、そのシチュエーションやキャラクターに観客全員が共感することは難しいと思います。この作品は、いわゆる、演劇といわれているもの、思想や物語をみせる、ものよりももっとシンプルでかつ複雑でお客さんに寄り添ったものだと思います。

お客さんがふらっと遊びに来て、舞台上に色んな人がいる中で、一人でも自分みたいな人を見つけて自分が孤独じゃなかったことを確認する、新しい演劇な気がします。

それはエンニュイがずっとやってきたことなのですが、「きく」は、エンニュイの伝えたいこと純度100%でお届けできる公演となっております。会場で一緒に話を聞きましょう。

ぼーっとしてもいいし、寝てもいいです。聞き方は自由です。

公演は、3月24日から3月26日まで、三鷹のSCOOLにて開催されます。

チケットは予約サイトからご予約できますので、お早めにご予約ください。

また、公演終了後には、ゲストと僕によるアフタートークイベントも予定しております。作品について語り合う貴重な機会をお見逃しなく。

24日(金) 19:00 山本卓卓(作家/演出家/演劇集団範宙遊泳代表)
25日(土)13:00 POISON GIRL BAND 吉田大吾(漫才師)
26日(日)13:00 今野裕一郎(バストリオ/映画監督)
      17:00 和田夏実(インタープリター)
※敬称略

さらに、公演期間中には、会場にてオリジナルグッズの販売も行われます。お気に入りのアイテムをぜひ手に入れて、『きく』の世界を身近に感じてください。

皆さんにとって、『きく』が心に残る特別な体験となることを願っています。エンニュイメンバーそして出演者一同、心よりお待ちしております。

それでは皆さん、劇場でお会いしましょう。そして、共に楽しみましょう。

↓2019年初演時のお客様のご感想をまとめてみました!ご参考に!


詳しくみたい方はこちらを↓
エンニュイ第3回本公演「きく」感想ツイートまとめ


公演時間を80分程度とお伝えしていたのですが、今のところ70分くらいになりそうです。エンニュイの性質上、確実な時間はお伝えできないのですが、また変更ありましたらお伝えいたしますので目安にしてください!

エンニュイperformance
『きく』公演詳細



2023年3月24日ー26日

三鷹SCOOL
〒181-0013
東京都三鷹市下連雀 3-33-6
三京ユニオンビル 5F
三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある茶色いビル5階

【脚本・演出】
長谷川優貴

【出演】
市川フー、zzzpeaker、高畑陸、二田絢乃
以上エンニュイ
浦田かもめ、オツハタ、小林駿
(50音順)

【タイムテーブル】
2023年
3月24日(金) 19:00
3月25日(土) 13:00/18:00
3月26日(日) 13:00/17:00
※受付開始・開場は開演の30分前
※上演時間約70分(予定)

【スタッフ】
ドラマトゥルク:青木省二(エンニュイ)
制作・演出助手:土肥遼馬(エンニュイ/東京軟弱野菜)・四木ひかり
映像:高畑陸
主催・制作:エンニュイ

【チケット】

<券種・料金>
劇場観劇チケット(当日精算・日時指定・全席自由)(予約・当日 別価格)
・一般 前売り¥3300 当日 ¥3500
・U-25(要年齢確認証提示) ¥2800
・エンニュイはじめて割 ¥3000
※「エンニュイはじめて割」エンニュイの公演を初めてご覧になるお客様は前売り価格より300円引きでご覧いただけます。
※「エンニュイはじめて割」は当日券でのご利用はできません。

予約ページ


【エンニュイとは?】



長谷川優貴(クレオパトラ)主宰の演劇組合/演劇をする為に集まれる場所 。
名付け親は又吉直樹(ピース) 「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語であり、 物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」
2022年11月に新メンバーを加えて、組合として再スタート

長谷川からのコメント



「文字通り、誰かの話を「きく」ことを主題とする作品です。他者が話していること、そのイメージを聞き手が完璧に共有することはできない
人間は、自己が体験したことから想像することしかできない。誰かの話を聞いている最中、私たちの思考は徐々にズレていく。言葉から連想して脱線したり、集中力が切れて別のことを考えたりするそんな、「きく」感覚をそのまま体験するような上演にしました。
僕は母親が未婚の母で母子家庭でした。親戚もいなくて唯一の家族だった母が数年前に他界しました。その時に作った作品です。亡くなったばかりの時に心配してくれた方々と話をした時にズレを感じて、話を聴く時は経験などによって想像や処理のされ方が違うのだと体感しました。別々である人間に共感を期待してはいけない。共感よりも大切なものがあるということと、他人への想像力の大切さを伝えたいです」

あらすじ

「母親が癌になった」
一人の男の語りから話は始まる。
最近、言葉が溢れていて聞き取れない感覚に陥る。
「きく」ことによってその話を「背負う」。
聞いた話の足りない情報を想像で埋める。
「きく」ことの大部分は想像。
そんな「きく」ことを体験できる公演。

2019年の初演のエンニュイ第3回本公演「きく」の感想ツイートまとめ

3月の公演へ行くか迷っている方へのご参考に!

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