時のヤスリ
先日10月7日は吉祥寺Shuffleさんにて
Champagne call(シャンパンコール)のボーカル愛条ヒカルのバースデーライブであった。
ヘーゼルのユニットTORAfic☆signALLもお祝いにLIVEをさせてもらった。
オープンから閉店クローズまでとにかく終始笑顔が絶えないイベントとなった。
楽屋も、フロアも、演者も、オーディエンスもスタッフさんも皆一応に笑顔だった。
本当に素敵なバースデーライブであった。
僕らTORAfic☆signALL、いつも浅草Gold soundsさんと言うライブハウスをメインに活動している。
なのでGold soundsさん以外のライブハウスに行くと、もの珍しく店内を見回してしまう。
吉祥寺Shuffleさんは歴史のあるライブハウスだ、楽屋にはこれまでライブをしてきた沢山のバンド、ミュージシャンのステージパスが貼ってあった。
中にはあいみょんさんのステージパスなんかもあったりして「あぁ、あいみょんさんもここで演奏していたのかぁ」と思いを馳せた。
そしてまた、知り合いのミュージシャンのパスも多く目にした、
中には既に活動を止めたアーティスト、解散したバンドのもあった。
「そっか、皆んなもここで一生懸命演奏してたんだなー」と少し黄ばんだ、
壁いっぱいのステージパスを眺めていた。
しかしその古ぼけたステージパスが僕にはキラキラして見えた。
それらはかつての仲間がここに居た確かな証であり、軌跡なのだ。
時の経過というヤスリが、そのたわいもないステージパスをキラキラに磨き上げていた。
思い出は、時間と共に熟成され磨かれる。
その夜は高校時代の同級生が僕ら2人のライブを観に来てくれていた。
正にGA-HA-と僕が高校時代に、
軽音学部で青春を共にした仲間の1人である。
僕らTORAfic☆signALLの楽曲、
「Anniversary」にはこんな一節がある。
"放課後の軽音 部室でセッション
あれからここまで こっからどこまで
かけがえない今を讃え 君と音、放浪の旅へ"
ライブを終えた後、足早に同級生の元へ駆け寄った、
その同級生の顔を見た瞬間
僕らの思い出にもしっかり時のヤスリがかかっていることに気付かされた。
グッと込み上げるものがあった。
GA-HA-と3人でライブハウスの玄関前に集まり、
少しばかり談笑した、
その同級生は「いやー、配信で観たとしたら泣いてたよー」と笑っていた。
そのくしゃくしゃの笑顔の目元はほんの少し光ってる様にも見えた。
今のどれかが、いつかのあの日になる
もしかしたら今夜はそんな日になるかもしれない
そんな事を思いながら「んじゃまた」と、僕らは互いに手を振り合った。
【 Information 】
2024年11月29日(金)
東京 浅草Gold sounds
ワンマンライブ「虎視眈々」決定!ご予約は↓
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【アーティスト紹介】
TORAfic☆signALL / トラフィック☆シグナル | Warner Music Japan
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TORAfic☆signALL「Mayday」
TORAfic☆signALL「Anniversary」
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