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なぜ囲碁はダサいのか<好きです、囲碁>

始めに断っておくが、筆者は囲碁好きである。多面打ちのプロの先生の指導碁では三子で教えてもらい、プロの先生が手を長考することもよくあるから、棋力を測ったことはないが多分アマ四段くらいと思う(画像はプロとの四子局)。しかしリアルで会う人にはほとんど趣味に囲碁があることを言っていない。なぜならダサいから、である。
囲碁ファンとして、どうすれば囲碁が魅力あるコンテンツになるか、日本棋院や関西棋院に声が届くことを願って記事を書くこととする。

囲碁のイメージの悪さがダサい
 「囲碁」と聞いて皆さんはどのようなイメージを持つだろうか?囲碁はおじいちゃんが打つイメージが強いと思う。コロナ禍でネット碁が普及した影響もあり、今の町の碁会所はおじいちゃんしかいないんじゃないかと想像する。若い人もするよ、という反論はあると思うが、囲碁を打つ若い人は少数派である。若い人が囲碁を話題にすることも、ネットのニュースに取り上げられることもほぼない。将棋界が藤井聡太二冠の話題で盛り上がっているのとは対照的である。
 「ヒカルの碁」というすごくいい漫画があった。しかし碁界はせっかくの普及のチャンスをふいにしてしまった感がある。初心者に優しい普及ができていないからだ。

囲碁の初心者にとっての難しさがダサい
 囲碁にはルールが5つしかない。ルールは非常にシンプルなのに、初心者にとっては終局がわかりにくかったり、途中でも終局の時もどちらが勝っているのかわかりにくかったりで、囲碁を教えるのにつまずくことがある。形勢判断なんて初心者はできない。気軽に視聴できるはずのNHK囲碁講座、NHK杯戦も初心者を相手にしているとは言えない。初心者にはチンプンカンプンだと思う。囲碁は面白さがわかるのに時間がかかるコンテンツなのに、最初でつまずいて結局やめてしまう人が多い気がする。今の時代に手っ取り早く普及するにはネットが欠かせない。しかし…

囲碁チャンネルが某ネットTVにはないのがダサい
 将棋も麻雀も公営ギャンブルのチャンネルもあるのに、囲碁には基本無料の某ネットTVのチャンネルがない。これが現状の某ネットTVの運営会社の評価だと思う。囲碁が面白いコンテンツとの評価を受けていない。対照的に将棋のチャンネルは実に面白い。対局中継、独自の将棋番組まで楽しめるし、AIの形勢判断、最善手が示されていて、わかりやすい。無料で手軽に視聴できるのは魅力的なので、日本棋院と関西棋院は某ネットTVに売りこんでほしい。月額料金を払ってどれだけの人が囲碁将棋チャンネルを契約するだろうか?

日本棋院と関西棋院に分かれているのがダサい
 囲碁人口は将棋人口よりもかなり少ない。なのにプロ組織が2つあることの意義に疑問を感じる。バスケットボールも2つの団体があったが統合した。将棋界にはプロ組織は1つしかない。囲碁界も2つの組織を統合し、より大きなプロ組織にしてほしい。トッププロは棋戦を盛り上げるために頑張ればいいし、そうでないプロは棋戦だけでなく普及活動にも力をいれてほしい。

この記事はまだ書きかけです。適宜思いついたことを更新していきます。寝屋川囲碁将棋まつりの再開が待ち遠しい。「趣味が囲碁なんて知的でカッコいい」と言われる時代が来てほしい。

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