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青森から京都へライブしに行って来ました

'24/2/11(日)、青森から京都へライブしに行って来ました。

去年の5月に東京で共演した、京都の佐々木伶さんの企画にお誘い頂きました。ありがたやー!
場所は京都西院にあるライブハウス兼居酒屋のネガポジ
関西でのライブは初だが、「ハセガワさんは京都にぜったいハマる」という佐々木さんのありがたい言葉を信じ、意気揚々と向かいました。

'24/2/11(日)佐々木伶企画「僕だけじゃダメですか?vol.2」@京都西院ネガポジ

2/9に青森20:10発の夜行バスに乗車し、翌2/10朝6時半頃に東京駅着。
そのまま7:12発の新幹線に飛び乗り、9:23に京都に着きました。早!

新幹線の窓から富士山見えて嬉しかったので、BGMは柴田聡子の“スプライト・フォー・ユー”。

せっかく前日入りしたので、京都芸大のオープンキャンパスにザ・ツリーポットのライブを観に行ったり、検索で見つけたアニーズカフェというライブハウスで地元ミュージシャンを観たり。
京都のディープな面を垣間見れて、ほくそ笑む夜。
観る側としても、京都のライブハウスもっと掘ってみたいなー。

ザ・ツリーポットがライブした「クリスマスのおうち」@京都芸大
アニーズカフェ

あと、去年秋田市のYuki's Hookah Barに出演した際、店主とベルボトムの話で盛り上がり、「ベルボトムなら京都の『らっぱ屋』というお店がいいよ」と聞いてずっと気になっていたので、この機会に迷いなく訪問。

残念ながら、サイズや形が僕に合うものが無く、何も購入せずに退店したのだが、「じゃあ、こっちも履いてみますか?」等ものすごく親切な対応をして頂いた。

ベルボトムを売っているようなお店の方は、客が拘りを持っていることをちゃんと理解してくれ、「裾がちょっと短いとダメ」とかも即座に同意してくれてるのだ。
散々試着しただけの客になってしまい申し訳なかったが、この同志感を確認できただけでも来て良かった。

らっぱ屋

そして、2/11ライブ当日。

朝8時からスタジオ入って練習。
真面目というより、スタジオ入ってないと不安なので…。
その土地土地のスタジオにお邪魔するのも面白いしね。
早い時間なのに、若いバンドマンがたくさんいて活気があって、嬉しかったり羨ましかったり。

スタジオ246 KYOTO

昼は、鴨川デルタを見に行って『けいおん!』『たまこラブストーリー』『四畳半神話大系』『舞妓さんちのまかないさん』のあれだー!って高揚したり、怪しげな本屋さん(?)「ホホホ座」に行って佐々木伶CDを発見しておおー!となったりしました。

僕が泊まったスーパーホテルは、清掃なしで昼間もずっと部屋に居られたので(ありがたい!でも閉館しちゃうのね…)、早めにホテルに帰って休んでから、身支度して、いざ西院ネガポジへ。

店内に入った瞬間、「うわー好き!!」ってなりました。
雑多だけど、その雑多さにまとまりがあって、初めて来たのに居場所感がすごい。秒で馴染みました。

ネガポジ入口
ネガポジステージ

共演は、ももみるくさん(東京)、山本新さん、佐々木伶さん。

1番手のももみるくさんは、ライブペイント。
佐々木さんがピアノやらギターやらを弾くのをバックに、ステージ上でキャンバスに絵を描いていく。

次の出番だった僕は開始20分位で楽屋に引っ込んだため、途中までしか観れてないのだが、後で完成品を拝見してびっくり。
僕が観た時点では、シンプルで可愛らしいイラスト風だったものが、なんだかいろんなものがほとばしりまくっているアートになっていた。
ステージで人に観られて、人の演奏が付けられることで、こんなにもグツグツと内から湧き出て来るものか。
「ペイント」と「ライブペイント」の違いを目の当たりにした感じ。

2番手は僕だったが、それは後で書くとして、3番手は山本新さん。緑色の妖精さん!
メイクした姿が、どんとに激似で「おおっ」となったが、ご本人は特に意識してないそう。

ぱっと見は一人弾き語りのスタイルなのに、ステージには上手側と下手側にマイクが1本ずつ置かれ、その間を縦横無尽に歌い繋ぐ。
音源をバックにエレキギターをかき鳴らしたり、全く弾かずに振付で踊ったり、とにかく自由で楽しい楽しい!
歌詞の着眼点も愉快で、お客さんもノリノリである。
正直、「うわぁー、やられた~!」とちょっと悔しい気持ちもありつつ、でもめちゃめちゃ楽しいので、僕もノリノリで一緒に振付を踊るのであった。妖精さんなんだからしょうがないじゃないか。

トリが主催者である佐々木伶さん。
序盤数曲でプロデューサーの大橋さんを迎えて、これまた音源流して歌い踊ったり、ギターやピアノで弾き語ったりと、ステージ上の全能感がすごい。
でも歌ってる内容は、自分の情けないとこやしょーもない事だったりするのがまた良い。
地に足付けながらふわふわ浮いてるような、頼もしさと頼りなさの両方を抱えているような、そんな要素が結局全部ライブの楽しさに直結しているのがお見事。お客さん、めっちゃウケてた。すごい才能だなーと思いましたね。

僕自身のライブは、もう出せる物全部出し切ったわーやり切ったわーって感じで、もう何の後悔もないです。
お客さんも、青森から来た何だかよくわからない奴をちゃんと観てくれて、反応も頂いて、ほんと有難かった。

ハセガワギター(お客様からいただいた写真。感謝!)

■ハセガワギター セットリスト
1.どがちゃが賛歌 2.靴下が片方見つからない 3.肌色パンツ 4.申告ひーひー 5.給料以外全部値上げ 6.どちらとも言えない 7.引退撤回 8.宇宙戦士無職

出演者
出演者(大橋Pを交えて)

今回共演したお三方が素晴らしいのは、皆さん独創的でとがった表現をしつつ、「どうです、こんなに人と違うことやってる私って面白いでしょ?」的な奇を衒っている感が全く無いこと。
ネタをやったり、小道具を使ったりするのも、そこにちゃんと必然性が感じられて、ほんとに自分がやりたくてやってるのが伝わってくるのだ。
まぁ当たり前のことではあるんだが、自分も普段からそうありたいと思っているし、今回こういうメンバーに入れて貰ったことが改めて嬉しく思った。

この日のライブ、iPhoneを客席に置いて動画撮ってたんだが、2曲目の途中で切れてしまってた…。あちゃー。
しかし!それに気付いたお客さんが、ご自分のスマホで僕を撮影して下さり、その動画をAirdropで僕に送ってくれました!
何というお気遣い!さすが京都、ありがたや~!

⇩これがその動画です。「ネガポジ」という店名を聞き、この曲は絶対やろうと思いました。

という訳で、ハコも演者もお客さんも大好きになりましたよ京都。
まだまだまだまだ掘りがいがありそう。お金も日程も掛かるから頻繁には難しいけど、絶対また来るわ京都!

最後に一応京都っぽい写真を。

⇩まったくですよ…

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