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春の味 4月20日


お昼過ぎにやっちゃんとKUU先生がご来店。
やっちゃんから昭進堂の柏餅を差し入れでいただいたので、
コーヒーをいれて3人でお茶っこタイム。
昭進堂の柏餅は白味噌餡とこし餡の2種。私は白味噌餡を。
柏餅ならほうじ茶や緑茶でももちろん良いのだが、餡にはコーヒーも
良く合うと思っている。
他愛もない話をしていると、Yさんがお取り置きのお品を引き取りに
ご来店。「良かったらこれを…」と、手渡された紙袋には、お父さんが
敷地内で採ってきてくれたという、朝採れのコシアブラとタラの芽が
びっくりするくらいたーくさん入っていた。
Yさんにおことわりをして、その場に居合わせたやっちゃんとKUU先生に
お福分けすることに。3等分しても我が家の晩ごはんでは食べきれない
ほどの量。二大好物山菜なので内心小躍り。
みんなして「今日の晩ごはんは天ぷらだね」なんて言いながら
Yさんもお茶の輪に加わって楽しくおしゃべりの時間が続く。

こういう空気は蔵前の頃からあった。in-kyoでたまたま居合わせた
人どうしがいつの間にか仲良くなったり、お知り合いどうしがバッタリと
久しぶりの再会を果たしたり。
蔵前でも三春でも、in-kyoが人の出会う交差点のような場所になっていることが嬉しい。私は特に何をしているわけでも何でもないのだけれど。

さて。
二大好物山菜は家に帰ってまずは早速天ぷらに。
小麦は宮下君にもらった松本の地粉を使い、水だけでサラサラに溶いて
タラの芽、コシアブラを軽くくぐらせ、カラッと揚げる。菜種油はお味噌づくりの際にいつもお世話になっている、滋賀の百菜劇場・廣部さんからの
戴き物。香りも味もしつこくなくて上品だ。
天ぷらはシンプル故、油と粉で出来上がりの味わいがまるで違ってくる。
調子に乗ってパクパク食べてしまいそうだったがほどほどに。
残りは明日に持ち越して、衣を変えてまた作ってみよう。
コシアブラは塩茹して混ぜご飯がいいかもしれない。などと、
大袈裟かもしれないが、春の味が私に明日への活力を与えてくれている。
でも、日々の生活は取るに足らないそんな小さなことで力が沸いたり、
機嫌が良くなったりしているのではないか。逆も然りだけれど。

しかも気づけばみんなからのいただきものでできたおいしい晩ごはん。
エネルギーも一緒にいただいているということか。
「ごちそうさまでした!」

4月20日(土)最高気温16℃ 最低気温5℃ 
先週よりも朝晩が肌寒くて着るものが悩ましい。
そろそろニットをしまおうかと思っていたけれどまだ早いかも。
おまけに黄砂??喉がイガイガ。目がチカチカ。
サボりがちだったオイルうがいをまた始めよう。