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エイプリールフール 4月1日

エイプリールフールだけれど、嘘などつく余裕もなく一日が過ぎた。
夫にくらい、気の利いた嘘のひとつでもつけたら良かったのに、
やることもいっぱいだったし、疲れが出てそこまで頭がまわらなかった。
簡単に作った晩ごはんをひとりで先に食べながら、
帰りが遅い夫を待って、Tverで「世界ふしぎ発見」の最終回を見始めた。

日中はyourwearの撤収作業。
昨日は孔代さんの帰り間際、お客様同様、私も悩んで決めたマスタードと
アイボリーミックスの色。ラムウールのVネックセーターの袖丈採寸を
して頂いてセミオーダー。どうやら夫もいつの間にかカーディガンを
お願いしていたようで(しかも配色まで考えて)出来上がりが楽しみ。
設営時から気になっていた5cm角にカットしたニットの端切れを使った、
モザイクキルトのクッションカバーも購入。
心ときめく買い物とはこういうことかもしれないと、サンプルのニットを
1点ずつ大事にたたみながら、設営から昨日までの出来事を反芻していた。

夕方にようやく梱包をし終えたら途端にガクンと力が抜けて
疲れがドッと出た。緊張していたのか、気を張っていたのか、
その糸がプチンと切れてもう何も使い物になりませんといった状態。
それでも重い体を引きずり冷凍庫を開けたら、玄米&あずきごはんが。
こういうとき、数日前の自分を褒めてやりたい。
レンジが無いのでそれを蒸籠で解凍している間に、出回り始めた茎立菜を
フライパンでオイル蒸ししたものを器に盛りつけ、そこへラジウム卵
(温泉卵がヨークベニマルで売っているのです)を割り落とし、
塩をパラリ&パルメザンチーズ。
鍋に少し残っていた出汁が効いたわかめたっぷりのお味噌汁も救世主。
そうそう。ブリのあら煮も冷蔵庫にあったんだった。
メニュー的には日本酒といきたいところだけれど、栓を抜いた
ピノノワールの赤ワインがあったのでひとり打ち上げで乾杯。
じんわりとゆるんで心地よい疲れがほぐれていく。

そこからの「世界ふしぎ発見」は最高だった。
黒柳徹子さんはやっぱりすごいな。素敵だな。
もうずいぶん前の回でも覚えているものがあって、
当時のテレビの影響力にも恐れ入った。番組制作スタッフの熱意に
じーんとしたり、パンダ、かわいかったなぁ。とか、そんな平和な感想。

4月1日(月)晴れ 最高気温11℃ 最低気温1℃ 
東京では最高気温が30℃だったと友人からのメール。
すっかり信じていたけれど本当だったのかしら?
ふきのとうや土筆が姿を見せ、我が家の遅い梅もようやく
つぼみをほころばせ始めた。