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リズムをしっかり取るために意識したいこと(その1)

何回かに分けて、リズムを正しく感じるために必要と思われる2つの要素について書いてきました。

1 リズムを取る時に動かす身体の部分に注意する
2 音の無い時間(休符)をしっかり感じる

音の有る無しに関わらず拍を感じ、その拍に合わせて身体を動かす
これを意識できるようになれば、きっと今までよりも音楽の感じ方が変わってくると思います。

じゃあじゅんじゅんさん、具体的にどうしたらいいのさ!?って声が聞こえてきそうですが、

まず、リズムを取るときに動かす身体の部分は、指先の上げ下げか、膝の屈伸による上下運動が良いのではないかと思っています。
指先は、足先や頭や首に比べて細かい動きが取れるし、少しずれても元に戻しやすいから、オススメ。好きな音楽を聴きながら、机の上をトントンと叩くだけでリズムが取れます。
膝の屈伸は、どちらかと言えば小刻みなスクワットと言った方が正しいでしょうか。拍に合わせてズン、ズン、ズン、ズン、と重心を落とすことでしっかりテンポを感じられます。後にも触れますが、拍の頭で身体を落とした後(ダウンの動き)、次の拍で再びダウンするためには、その前にしっかり身体を引き上げないといけません(アップの動き)。このアップの動きが裏拍になるので、無意識に拍の表と裏を感じられることに繋がります。重心を落とす際には膝がつま先より前に出ないように、お尻を落とすイメージで・・。

2つ目の「音のない時間:休符を感じる」ということについては、ちょっと言葉の選び方が違ったなぁ。裏拍をしっかり感じるという書き方に代えさせてください。
では、裏拍とは何か?これは言葉のとおり、拍の裏側。「1・2・3・4・1…」と続く場合に、「・」となっている部分が裏拍になります。この裏拍が体感で長かったり短かったりすると、流れている音楽のリズムにうまく乗れなくなってしまいます。
拍を数えるときに、「1!2!3!4!」と勢いよく切って数えている人がいるかもしれませんが、それは数字の間がどんどん詰まっていく傾向にあるので、間を埋めて数えるようにしたら良いと思います。
じゃあ、この「・」をどうやって埋めるか?それは、この部分を「と」に置き換えることが良いと思います。「いち!に!さん!し!」を、「いちとーにーとーさんとーしーとーいちとー…」と数えるようにします。
これを出来るようになると、拍がしっかり取りやすくなると思うのですが、その理由としては、「いち!に!さん!し!」が1拍に音符を1個ずつ乗っけているのに対し、「いちとーにーとーさんとーしーとーいちとー…」では1拍当たりの音符の数は4個になり、無意識に16ビートの速さを感じていることになるからです。1拍の間に4つの音を感じる準備が整うことになります。更に、「ー」と伸ばしている部分を母音でしっかり言うことでその感覚は増すでしょう(「いちとぉにぃとぉさんとぉしぃとぉいちとぉ…」)。ダンスをされている方だと、「ワンエンツーエンスリーエンフォーエン(1and2and3and4and…)」とカウント取ることもあると思いますが、それも同じことです。

2つの要素について少し詳しく書きましたが、どうでしょうか。ピンとくる部分があったら嬉しいです。最後にこの2つの要素を組み合わせて1つのアクションにできれば、今回話したいことは完結となります。
あと1~2回、続くことになりますが、よろしくお願いします。忙しくて間に合わない時は、昨日のように全く違う話題をぶちこんでいくこともあると思いますので、その際は色々お察しください笑

では、また明日!



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