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ライブハウスに足を運ぶようになった話:その2

友人の出るライブに足繁く通うようになり、人の繋がりが広がって、ライブハウスへの苦手意識が大分薄れてきた頃、いつも集まっていた仲間の一人が「じゅんさん、一緒に音楽やりましょう」と声をかけてくれました。

それまで僕はライブハウスのステージに興味があったものの、自分で歌うことに自信がなかったので結局はフロアーからステージ上の友人たちを応援するだけでした。だから声をかけてくれたのはとても嬉しかった。楽譜どおり弾くのは自信があったけど、コードしか書いていなくて細かいことは演奏者に委ねられるスタイルの演奏は初めてだったので、胸を借りるつもりで練習を始めました。

彼は熱くギターを弾き語る男で、メガネで涼しげに演奏する僕(自分で言うか笑)とは正反対の雰囲気。その凸凹具合が功を奏したのか、初めてのライブでは大盛り上がり。お客さんの温かさにも助けられ、この感じ、悪くないかも、なんて思ったけれど、そのライブの日を迎えるまでは、やっぱり2マンで出るということは、自分も弾いてるだけで良いことにはならず、コーラスの難しさに悩んだりもしました。

そうこうしているうちにお互い仕事とか生活の環境が変わっていったことで、合わせる機会がなくなってしまい、活動は自然消滅しちゃったけど、僕にとって初めてライブハウスのステージに立つきっかけを与えてくれた彼にはとても感謝しているし、そのおかげでその後の僕の音楽活動の幅がぐっと広がったのでした。

続く

では、また来月!

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