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ひとまずスナックのハンコを作ってみる

デジタルで使うんだとしてもアナログでつくる「今そこに実在する感」

僕らが目指すスナックは、どんな社会であっても「今そこに実在する感」が大切であることはスタッフみんなと共有している。前に進むひとつの選択としてまずは店名(店名と頭の文言は後日また振り返ります)を決めました。店名を決めたらロゴをどうするか?というステップが発生するわけですが、ロゴはフォントを買っても、手書きでも、デジタルツールでつくっても、なんでもひとまず作ることはできます。でも、どうやって作るかはとても大切な気がしました。
今はなかなか外出もできないし、これから先は今までと同じようにはならない。どんな世界になっても、コミュニケーションの方法がオンラインでも、オフラインでも、大切にすることは変わりません。いろいろ考えた末に、僕たちは「ハンコを作る」という選択をしました。名刺に押してもいいし、一度ハンコを押してスキャニングしたものをデータとして使ってもいいし、とにかく僕たちの目の前にちゃんと存在する、重みも、手触りもあるものをという考えからたどり着いた結果がこの形です。

届いたハンコを押してみる

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実際に押してみると、箱を持つよりも、お酒の発注をするよりも、運営方法を考えるよりも、ただ紙にハンコを押しただけなのに、僕らがやろうとしていることに血が通った感じがしました。
おそらく、数千円でできるこの超絶なアナログ物質を選択したことは僕たちにとって間違いなかったのだと思います。

今までしてきたこととこれから進めること

僕たちは、新型コロナウィルス前に様々なスナックと飲み屋へ遊びに行き、調査をしながら”ありたいスナックの姿”を模索しました。また、「スナック」という言葉が連想させるいわゆるスナックではなく、どういう場なのかを考えてきました。そしてその後、実際にスナックをテスト開催してみました。※この様子はまたnoteにアップしていきます

これからは、新型コロナウィルスの影響を受けている今と今後を考えながらこのスナックプロジェクトを進めていくことになります。お先真っ暗ならぬ、お先真っ暗かどうかもわからない状況の中、このプロジェクトは僕たちがワクワクすることを前提に進めてくべく、現在様々な方法をまた実験的に行っています。
・オンライン
・仮想店舗
・最終的には実店舗
・フードやお酒もお届けしながら場所だけそれぞれ違う場づくり
などなど、まだまだ構想を練る項目はたくさんあります。ただし、僕たちがこの場を通して社会のなにかしらの役に立つためにも、その先に人は何を求め、何に価値を感じるのかはつねに想定する必要があります。

ハンコがくれたこのプロジェクトの生命を、どう育てるのか?メンバーと考え、進んでいくことは実に楽しい。さて、また次のステップへ進もう。スピードも大切ですが、ここはじっくりとコマを進めていこう。

いただいたサポートは、面白い事をはじめるための種としてみなさんと一緒に使わせて頂きます。