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ウィーン大学TFM講義、すべて終わりました。

 昨日、ウィーン大学TFM講義の成績評価を終えました。

 これもオンラインで、それぞれの学生に採点を行って、ポチッとすると次々にその学生の項目がロックされていきます。すばらしく進んでいるのですが、いったん採点を終えると、私自身もその結果にアクセスすることができなくなりました。(いや、できるのかもしれませんが、やりかたがわかりません)。

 長い間、続いたプロジェクトも一区切りではなく、すべて終えました。

 3月から始まった夏学期も、6月30日で終わり、大学からのメールには、よい夏を、という言葉があふれています。

 ウィーン大学は、3月のなかばに早々にすべてを遠隔授業に決め、きわめて例外的な講義以外は、リモートを貫いていました。私には伺い知れないような事態も多かったと思いますが、大学本部から学科長まで、対応のメールは、思いやりに満ちていて、学生のみならず、非常勤講師も励まされました。

 言葉の力を信じる。その一点で、凄みを感じました。よい言葉は、次の展開を創り出す。そう信じることができました。

 学科長からのねぎらいのメールでは、後期への懸念が書かれていました。私は、これで任務を終えて藝大に戻りますが、ウィーン大学TFMの教員、学生の健康と発展を祈っています。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。