雷雨の日。文学座アトリエで、マキノノゾミ作、西川信廣演出『昭和虞美人草』を観る。木造のアトリエの屋根を、雨が叩く。漱石の原作では明治だが、昭和に移した翻案。ほぼ私と同世代の物語だが、登場人物たちは、どんな60代を過ごしているのだろうと気になった。

年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。