マガジンのカバー画像

長谷部浩のノート お芝居と劇評とその周辺

歌舞伎や現代演劇を中心とした劇評や、お芝居や本に関する記事は、このマガジンを定期購読していただくとすべてお読みいただけます。月に3から5本程度更新します。お芝居に関心のあるかたに…
すべての有料記事はこのマガジンに投稿します。演劇関係の記事を手軽に読みたい方に、定期購入をおすすめ…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

はじめてのセッションを終えて

 日本では、すでにゼミやガイダンスでeラーニングを経験していました。けれど、外国での講義ははじめて。なにはともあれ、初めてのセッションが無事終わってほっとしています。  ウィーン大学の演劇・映画・メディア研究所の講義です。  金曜日、現地時間の11時半から二時間。第一章のイントロダクションと第二章のアンダーグラウンド演劇の誕生について、レクチャーを行いました。  eラーニングに切り替えるにあたって準備したのは、すでにNoteに書きましたが、今回のレクチャーの講義全文とプ

¥100

ばらのつぼみがふっくらしてきました

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

映像を画面共有するときの音声

今日もゼミをテレワーク(ZOOM)で。映像を共有したのですが、音声が届いておらず、学生たちは、サイレントだと思い込んでいたようだ。画面共有のときに、選択画面が出たら、左下のコンピュータの音声を共有をクリックしないとだめなようです。学生がちゃちゃっと調べてくれました。

4月演舞場の無観客放映はありますか?

松竹は、3月歌舞伎座の放映を発表しています。 残念ですが、収録自体が行われていないようです。 演舞場の宣伝部からは、以下のようなメールが届いています。 拝啓 平素より格別のご高配を賜り、篤く御礼申し上げます。 この度、新型コロナウイルスの感染拡大と政府の緊急事態宣言を受け、 新橋演舞場「四月大歌舞伎」を全日程で中止することを決定いたしましたので、 ご連絡申し上げます。 (公演中止)新橋演舞場「四月大歌舞伎」4月3日(金)~27日(月)全日程 ***********

¥100

菊之助の『義経千本桜』について思うこと。

 映像だけで批評を書いたことはない。これまで長い間、評論家としての活動を続けてきた。舞台を記録した映像は、研究のために活用してきたが、生の舞台を観ずに、映像だけで批評を書いたことはない。  今回の国立劇場による放映は、カットがあり、私としては不満足なかたちだった。けれども菊之助さんから、「観てください」とわざわざリンクhttps://www.youtube.com/watch?v=az2wWl4AY9Uを送ってきてくれたので、なんらかのフィードバックをしなければと思った。 

¥100

大学との契約書にオンラインでサインしました。

この夏学期の講義がすべてオンラインになったのは、説明した通りです。 本来は明日13日にウィーンへANA直行便に乗るつもりでしたが、それもかなわず、現地に着いてからサインする予定だった契約書はどうなるのだろう。 「オンラインでサインしましょうか」とTFMの事務方および人事に問い合わせたところ「今学期の契約はみなさんオンラインです」と素早く書類が送られてきました。署名する欄があるページをプリントアウトして署名。この書類をスキャンしてメールに添付して返送。あっさりと契約が終わり

ウィーン大学の夏学期は、ほとんど全てリモートラーニングとなりました。

これまでは第一回目のセッションはともかく、6月あたりには、渡欧できるのではないかと楽観的に考えていました。ウィーン大学から連絡があり、今学期の授業は、実験系など小数の例外をのぞいて、すべてリモートラーニングになりました。 私も準備をすすめてきましたが、気持ちを切り替えて、この新しい試みに挑戦していこうと思っています。 毎日のように、演劇・映画・メディア研究の責任者から、非常勤の教師や学生を励ますメールが届きます。 以下は、かなり率直なので紹介します。

¥100

菊之助さんに直接、完全版の放映をお願いしました。

YouTubeで『義経千本桜』の放映が行われている 国立劇場小劇場で予定されていた『義経千本桜』が中止になって、落胆されているかたも多いかと思います。 また、この公演中止に対して、私は、すでに芸術文化振興会と国立劇場に対して、批判の記事を書きました。 私の意見表明が影響があったとは思いませんが、国立劇場としては異例のユーチューブによる配信が30日まで行われています。 必要があって、この配信のうち、権太、知盛を観たのですが、無残にもカットが行われていました。 映画、演劇

¥100

歌舞伎が観られない東京にいる。

  演舞場中止の無念。 四月の新橋演舞場は、菊五郎、吉右衛門、菊之助を看板に、菊吉合同というべき公演だった。  菊之助が久し振りに弁天小僧を演じるのも楽しみだった。また、吉右衛門の『籠釣瓶花街酔醒』は、すでに定評がある。吉右衛門の次郎左衛門に菊之助の八ッ橋の顔合わせは、高い水準の舞台が期待できた。  まず前半が休止になり、ついに昨日は、公演自体がなくなった。  菊之助は、三月の『義経千本桜』に続いて、二ヶ月連続で大役を勤める機会を失った。藝が充実期に入っているだけに、実質的

¥100

在オーストリア大使館からのメール

私のように、オーストリアやドイツの情勢を毎日、真剣にウォッチしている人はめずらしいかもしれません。外務省の渡航予定に登録すると、いながらにして、海外の情勢がよくわかります! 海外旅行を延期されたかた、いずれは海外留学したいと考えている方、簡単なので、仮の予定を組んで「たびレジ」に登録して情報を入手しましょう。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

¥100

リモートラーニングについて、履修登録をした学生に送ったメールをご紹介します。

 4月24日の私の講座の最初の授業はZOOM経由で行われます。ウィーン大学は4月30日まで遠隔授業を継続すると発表しています。また、両国とも渡航禁止になっているので、東京からウィーンまでの移動はできません。ということで、東京からお話しさせていただきます。  遠隔学習の講義は、すでに何度か経験されていると思います。先生によって遠隔学習の形は違うと思います。まずは24日の講義で試してみて、その後の講義ではどのように進めていくべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

¥100