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「とりあえず実験する」環境がないなら、そのインプットは無駄になることが多い

自分で実験できる環境を用意しておくのは、インプットを自分の血肉にする上で大事な前提となる。

Webマーケティング領域の方が自分のブログを持つなら、はてなブログをおすすめしている。

はてなブログは、無料でもGoogleタグマネージャーやGA4・Googleアナリティクス、サーチコンソールなどをユーザー側で登録できるから。実験の場所を作るのに、もってこいのサービスだ。

noteだと、こういった設定は無料ではできないし(あるいは有料でもできない)、WordPressサイトは立ち上げるのが面倒だ。

インプットを役に立てられない人の多くは、摂取した情報をネクストアクションにつなげられていない。 「これいいよね」「これどうなんだろう」をすぐ試せる・確認できる状況にしておくのは、インプットを増やす上で、最初にやるべきことだ。

「とりあえずやってみる」環境がないなら、そのインプットは無駄になることが多い。

「勉強になりました!」という人と、「やってみたけど、ここが分かりませんでした!」という人とでは、学習の質もスピードも大きく異なる。 わからなかったことへの質問の精度も上がる。

たとえば、GA4をいじる環境がないのに、「GA4のテクニック」を摂取するのは、学習コストが高くなるだけでなく、「一度覚えたから大丈夫」と得た知識をバイアス強く過信してしまう弊害さえあるだろう。

すべてのコンテンツで、ネクストアクションを設定する必要は当然ない。それは息苦しい。

しかし、「摂取した情報をビジネスに活かしたい、生き方をよくしたい、役に立てたい」というのなら、やはりネクストアクションは、少なからず必要になってくるだろう。

情報がふんだんに注がれる時代において、行動に移さない情報は、すぐに忘れ去れてしまう。メモをとっても、効果は薄い。

「収納のコツ!」を知ったなら、小さくてもすぐに試してみるべきだ。「タイトルの上手な付け方」を読んだなら、2,3個、自分の記事で試してみるべきだ。「いつかやろう」のタイミングは、いつになってもやって来ない。

そして、実験の結果は、可能ならコンテンツの作り手に、難しければソーシャルなどに出してみるといい。

それは、情報の出し手からしても、貴重なフィードバックにもなる。運が良ければ、追加のアドバイスももらえるかもしれない。同じことに取り組んでいる仲間とつながれることもある。

「勉強になります!」という感想は、勉強になる

「どれだけ実験してみた人がいたか」、これは、コンテンツを作る側にとっても、重要な視点となる。

Twitterで「勉強になります!」というコメントに強烈な違和感を持つ一方で、読み手として「勉強になります」と言ってしまいたくなるシーンは確かにある。

「勉強になります」という反応は、コンテンツの作り手側に由来するものも少なくない。

「勉強になりました!」という感想が多いコンテンツは極論すると、
(役に立ちませんでした!)
(なにをすればいいか分かりません!)
(とりあえず褒めておけばいいんでしょ!)と言われているのと同義だ。

コンテンツの作り手は、「これを読んだ方は、○○をやってみてください」「初心者のかたは、■■をやってみてくださ」「分からなかったかたは、△△を読んでみてください」と、ネクストアクションを導く必要があるのだろう。

ネクストアクションがない・伝わらないコンテンツは、自己満に過ぎない(自戒)。

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