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2日で111本のnoteを読んだ意味と発見。セレンディピティと好みの解像度に向き合う

「いいねくれた人のnoteを読んで感想を言う」ツイートをしたところ、2時間で124件のリクエストがあり、その内の111本のnoteを約2日かけて目を通し、感想を返す企画をやりました。

どのように読んだのか?どんなnoteが面白かったか?やってみて発見や感じたこと、みなさんのリアクションをまとめました。

(元ネタ)

本当にちゃんと読んだのか?

読みました。

「感想は一言」とはいえ、きちんと読むことを決めていました。「こんな考えを持った」ことを、きちんと書き手に戻したいと思っています。

フォトリーディングという速読のようなやり方に慣れているので、量を読むことに苦はありませんでしたが、「どのnoteを読むか?」は結構大変でした。

いいねを付けてくれた人のプロフィールにいき、タイムラインを遡り、なるべく新しめで、かつ自分が好きそうなnoteをマガジンに入れていきました。

タイトルで選んだものもあれば、目を通してから選んだものもあります。

どんなnoteが面白かった?

111本読んで、特に刺さったものを6本紹介します。普段読まないエッセイ系で新鮮な出会いがありました。

1:ペストによる「休校期間」をニュートンは『創造的休暇』と呼んだ。

「なぜこの狂気の企画を真似しようと思ったの?」という答えが、すべてこのnoteに書いてありました。いままさに、僕は創造的休暇の真っ只中ですね。

"もし私が価値ある発見をしたのであれば、それは才能ではなく、忍耐強く注意を払っていたことに起因するものだ"

2:ぴえんは今日も、わたしを救う。

これは、このタイトルが思いついた時点で「勝ち」。内容ももちろん面白く、ぴえんの効果を分解していて笑いました。ぴえんの好敵手に「にゃんこ」を置いていて「意味不明だが論理的」な文章は、自分も目指しているところです。

”アンチぴえんというか、ぴえんに心を開いていなかった私が「ぴえんに今日も救われている話」”

3:白くてつるんとした食べ物|好きなものを好きというエッセイ

「白くてつるんとした食べ物」初めて目にした言葉ですが、切り口が新鮮に感じました。シズル感ある言葉。目玉焼きの白身のところは僕も好きで、最近、黄身を崩さずに、白身部分だけ先に食べてます。

「何を書くか」と「どう書くか」は対極のように見えますが、根っこのところはつながっている、その意味を理解できるようなnoteでした。

4:私が「フィクション」だという可能性について。

書き手として、あおやぎさんのテイストが好みすぎて、どれを選ぶか迷いました。その中でも特に、タイトルも淡々としたセンテンスが気に入ったものがこのnoteです。本人からもリプをもらいましたが「シュール」なものが好きなので。

"要らないことも書いていますが、私は「もしこの世界がフィクションだとしても…」と心のなかでつぶやきながら、ご飯をたべて、寝て、働きます”

5:選択肢の多さがもたらす光と影。デンマークでみた「幸せ」の定義

幸せ大国のデンマークを通した幸福論。

多様性はいいことばかりではない。しかし実現できれば、強さが生まれる。多様性と幸福はもう少し深く考えたい。これは、いま私たちが置かれている状況にリンクしている部分が多く、強く記憶に残りました。

多様性のように、いままで「当たり前に良い」とされてきた価値が見直されつつある、あるいは崩れつつあると思います。歴史や世界に目を向ける必要性を感じました。

”選択肢の多さから生まれる問題を国民一人ひとりが理解し、国が手を打っていることだ"

6:ねぎを1854に刻む。

孤独はひとにねぎを刻ませる。

野やぎさんのレトリック、とても好みです。ハマる人にはハマる、そんな文章でした。再現不能な才能で、もっと定期的に読みたいし、ぜひどこかで連載してほしいクリエイターです。

"結果、わたしの孤独は1854個に刻まれていた"

なにか発見はあったか?

知識の量は当たり前ですが「セレンディピティ(偶発な価値ある出会い)」と「自分の好みの解像度が上がること」は、何度も感じることがありました。

①乱読で得られた「セレンディピティ(偶発な価値ある出会い)」

「この考え方をようやく理解できた」
「いままで食わず嫌いだったけど、この話題好きかも」
「かすかな兆しをくっきりと言語化する方向性もあるんだ」

最近インプットにおいても、セレンディピティを重要視しています。インパクトのある「越境アイデア」を求めているからです。

一気に読むことで、あるnoteが別のnoteとつながったり、新しい視点を与えてくれる、そんなセレンディピティがありました。

普段インプットでは「おすすめ記事」「所属している業界の記事」が多くなります。それだと、どうしても「ついていく」ことに必死になりがちで「スペシャリティ」を身に着けることが難しくなります。

②自分の好みの解像度の上昇

もう1つは、嗜好や好みの解像度の上昇、そして自分があえて語ろうとしない領域の気付きです。

好きなものでも「実は好きなものは、味ではなく匂いだった」と知ることもありました。そうなると同じ匂いのものを探すことで、より生活が豊かになります。

そして、セレンディピティとつながるのですが、言語化空白地帯の発見もありました。避けてきた話題を読む必要があり「この話題を避けている自分」をメタ的に意識することになりました。

具体的には「営業」に関する話題でした。しかし今回のノックを経て、言語化に取り組むことにしたので、カウンセリング的な作用もありました。

あとがき・謝辞(追記)

ノック企画をやるきっかけ、そしてガソリンを注いでくれた、ひらやまさん・たかれんさん・水野さん。

なんと!サポートをくださった、ナースあさみさん、みさきちさん。

投げかけにフットワーク軽く「いいね」をくれた124名のみなさん。

締め切り後も「いいね」をくれた100名のみなさん。

本当にありがとうございました。

普段から色んなnoteを読んでいるのですが、読むことのインプット以外の意味、感想を伝えるのたくさんの価値があることを感じました。

前から思いつきでつぶやいていた「今週の推しnoteをしゃべるラジオ」も、どこかで、誰かとやれたら嬉しいのでオファーまってます(他力本願)。

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