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遺族年金があれば生命保険は不要なのか?

こんにちは!
はせたくです。

Twitterのタイムラインに遺族年金についてのツイートが流れてきました。

僕個人としてはそこまで頼り切れるほどに遺族年金が優れたものではないと考えています。(あくまでご遺族の生活を最低限支える程度のものと考えます。)

とは言え、遺族年金を理解しておくのは非常に大切です。僕の仕事はこの話を抜きには語れません。

このnoteでは実際に遺族年金がどれほど受け取れるものかについてにフォーカスを当てていきたいと思います。


今回のnoteでは遺族年金について詳しい解説をするつもりはないです。

そちらも気になる方は、遺族年金について簡単にまとめたnoteを以前書いていますので、遺族年金について知りたい方はこちらをご覧ください▼


遺族年金っていくら受け取れるの?

おそらく僕が見たツイートの主は、このオリックス生命さんのWEBページから数字を引用したか、これを基に作られた資料を引用したと思われます。

▲こちらのページはとても分かりやすくまとまっていますのでぜひ参考にしてください。

実際に遺族年金がいくら受け取れるかですが、

例えば、「子どもが3人いて会社員の夫の平均標準報酬月額が45万円」の場合の遺族年金は月額約16.8万円とあります。

これが多いか少ないかは人それぞれの感じ方によると思いますが、僕は少ないと思います。

あと「平均標準報酬月額」の意味をみなさんはご存知でしょうか?

これは会社員の方なら社会人一年目からの標準報酬月額を平均したものになります。

はじめは20万円くらいで、徐々に上がっていくもののため平均標準報酬月額が45万円に達する頃には、おそらく月収は60〜70万円には少なくとも達していると思います。

そんな高収入な方のご遺族でも約16.8万円「しか」受け取れないのが遺族年金です。

さらに遺族年金のうち大部分を占める遺族基礎年金は子が18歳を迎えた年度末までの給付となるため、子が18歳になり年度末を迎えるたびに加算額分が減り、末子が18歳になり年度末を迎えると給付自体がなくなります。

40〜65歳の妻には遺族厚生年金に中高齢寡婦加算(585,700円(令和3年度))がされますが、子どもを大学に行かせたり、自身の生活のことを考えると満足のいく金額ではありません。

もっと想像力を働かせて

SNS等を見ていると「遺族年金があれば生命保険は不要」といった極端な意見を目にすることが頻繁にあります。

それを否定しませんが、もっと想像力を働かせた方が良いです。

月収60〜70万円まではなくても、今まで当たり前だった収入が半分以下になったらどうでしょうか?

子どもたちは希望する進路に進めるでしょうか?

配偶者の方は生活するのにいっぱいいっぱいな状態で老後までを見通したお金の準備なんてできるでしょうか?

それらが自分の身に降りかかったらどうでしょうか?(遺された側の立場になって考えてみてください。)

そんなことを考えると遺族年金だけで充分だとは僕は到底思えません。

社会保障制度をうまく活用することはもちろんではありますが、それだけで世の中渡っていくのは大変だと思いますので何事もバランス良く考え準備ができると良いかと思います。

はせたく

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