「今まで何をやってきたんですか?」~学生からデザイナーを経てディレクターになるまで:その2~

前回のあらすじ

・高校でデザインを学び、同級生と絵を描きまくる

・高校卒業後、機械設計の仕事に就く

・1年にして気持ちが老ける

・老いても魅力のあるものとして、茶華道を学ぼうと決意


■ただ会社の近くに茶華道教室があったから

茶華道を学ぶ頃には、実は2つめの会社に就職していた。2年半勤めた1つめの会社では習い事できるほど給料がなかったので、ようやく余裕ができた。

そのころホットペッパーがまだ冊子で配布されてて、たまたまそこに載ってて、たまたま会社の近くだったからということで、茶華道を始めた。

今となっては先生とは15年以上の付き合い。本当にいい先生にあたったなとつくづく思う。(いずれ、良い先生を見つける記事方法の書きますー)


■最初は茶道だけ

品と知性を磨きたいという気持ちは変わらないけど、やっぱ食べることは至福だよね。ってことで、最初は茶道だけ学んでた。

わからないまま先生の指示通りに体を動かす。

ただそれだけ。

よく「お点前が身につくにはどれぐらいかかりますか?」という質問をもらうけど、体に覚えさせるので、大体2年半~3年ぐらいでなんとなーく体が覚えてるなーって感じになる。

でも焦らなくてもいいんだよね、茶道って。

学べば学ぶほど、ゆるさってのが心地よくて、少しずつ体が覚えていくから、そうなると何も考えず勝手に体が動いてくれる。頭なんて使わない。

瞑想に近い感じ。

でもこうなるのに結局3年以上掛かってるから、ここまでたどり着くのに続いたのは、おいしいお菓子と、おいしいお抹茶のおかげだと思う(笑)


■2つめの仕事は念願のデザイン業務!

話はお仕事に戻って、2つ目のお仕事は念願のデザイン業務!

求人内容はグラフィックデザイン、ウェブデザイン、併せて総務的なものの募集。面接時に簡単に作った写真ポートフォリオのようなサイトを作って提出したら、それがよかったみたいで、採用された。

派遣会社本部のシステム広報部というなんともよくわからん部署に配属になり、ここで実践型デザインを元デザイナーのボスから叩き込まれる。

ボス曰く、クリエイティブはパク…げふん、「真似る」ことが一番身につき、勉強になり、早いとのこと。

例えばAとBのクリエイティブがあったとして、それを組み合わせると新しいものができるというのが、ボスの手法。(というか、この先もその方法が主流なんだなと後々実感)

ゼロから1をつくるのではなく、1から2や5にするという感じ。

そして、ここからあらゆるクリエイティブ(デザイン参考本、チラシ、フライヤー)をやたら集めるクセがつく。

■ illustratorを学ぶ

そしてクリエイターに必要なAdobe様なんですが、学生時代Photoshopは基本的なことは使えていたけど、グラフィックデザインはillustratorがメインで、ここで初めてillustratorを触る。

丸や三角、四角、線を使って組み立てるのがillustrator。

まずはGoogleマップなどの地図をトレースすることから始め、地図ができれば、基本的なillustratorの使い方は取得すると思う。

あとは「めんどくさい」という気持ちが大事(笑)

その「めんどくさい」が、illustratorの隠れた能力や短縮作業方法など、技術向上に導いてくれる。

今のAdobeは本当に優れていて、切り取りとかもサクサクやってくれるけど、Google上には強者がとても使えるチュートリアルを公開しているので、使わない手はない。

だから「めんどくさい」を嫌忌しないで、Googleに尋ねてみて。

できた時、めっちゃ感動するから。

私はいつもいかに楽できるか考える、だから毎日めんどくさい!(笑)

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