「今まで何をやってきたんですか?」~学生からデザイナーを経てディレクターになるまで:その1~
「今まで何をやってきたんですか?」
今、勤めている会社のプロジェクトのメンバーが、このようにたずねてきた。
今の仕事はWEBディレクター兼デザイナー。
ジョブホッパーである私の転職+海外逃亡を話したところ、noteに書いてくださいと要望があり、書いてみることに。
バックグラウンド:絵を描くことが好き。画家、イラストレーターになりたかった。趣味でマンガ書いてた→軽く腐ってたw
■高校時代
工業高校のデザイン科に入学し、幅広ーくデザインの基本の”き”を学ぶ。
学校より環境に恵まれて、クラスにオタクがいっぱいだった。授業中に絵を描いたり、コピック貸し借りして過ごす日々。ノートにも絵ばっか。でも先生たちはそれを楽しんでくれてたから、本当にいい環境だったと思う。
部活は写真部。酢酸のにおいの記憶。自分で現像するのは、今ではなかなかできない体験で、これもまた創作意欲が掻き立てられる良い経験だった。
とにかく友達の絵を観て刺激を受けたり、マンガや画集、映画とか「絵を描くこと」にプラスになることをしまくってた。(今思えば強すぎる好奇心を満たすためでもあったのかな)
この時に自分の作品を見てもらいたいという気持ちが生まれて、独学でHTML+CSSを学び、作成する。→これが後になって仕事になるとも思わず!
まだまだこの時、ウェブは黎明期だったのかな。テーブルでレイアウト組んでた時代!(笑)
高校三年の時、家の事情で進学できなかったから、就職することに。がっつり就職氷河期!
もちろんデザイン系の仕事もなく、軽い気持ちで機械設計の仕事に就職することとなる。
ちなみに先に言っておくと、この機械設計の仕事は後々になってもなんも役に立たなかった(笑)
■高卒ルーキーで初めての就業、そして茶華道との出会い
15年以上も前だから、正直おぼろげな記憶しかない。
特に印象もなく、ただ通勤や出勤がつらく、こんなかたちでで一生働くってしんどいなぁっと19歳にして感じる。あの時代はほんとすべてが暗かった。(そして、このころからフリーランスになりたいという気持ちが生まれた)
そして就業して1年が経ち、ふと思う。
「たった1年就業しただけなのに、5歳分老けた気分…。若さは消耗品だ、老いても失わないものを身につけなくては」
「老いても魅力あるもの、それは”品”と”知識”だ!」
そう思ってたどり着いた答えは茶華道だった。
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