さよならの誕生日

お久しぶりです
中々、更新できていなかったな
下書きにはたくさんの葛藤や苦しさや嬉しさが溢れていたけど、その後にあったことを一つ

10月23日の夜に、曽祖母が亡くしました
突然。心臓発作で。大好きなお風呂の中で亡くなりました

当時飼っていた牛の伝染病が流行り父はダウナー状態
母はわたしを養うために3ヶ月で働きに戻った為、幼少の頃は曽祖母と日々の生活送っていました
大往生だったとは言え、未だに実感が湧きません

強く気高い、昔ながら気質の曽祖母
心を許せる頼れる存在
一人暮らしを始め、一緒に過ごせる時間も減り
1ヶ月家に帰ってなくて
声すらもうろくに思い出せない
そんな情けなさに3晩程泣き続けました


同居家族ではだいぶ珍しく、同じ日にこの世に生まれて落ちた曽祖母
10月27日
ちょうど私と曽祖母の誕生日の日は、火葬と葬式の日でした

記憶があるうちに、身内を亡くすことは初めてで
悲しさに打ちひしがれながら、来客の接待をしなければならない事が本当に辛くてたまらなかったな

通夜までずっとずっと曽祖母の顔を見続けた
火葬、葬式、お別れの言葉
もうそうなった時には、形だけでも、曽祖母は私の近くにはいなかった
曽祖母がはめていた指輪だけが私の手元に残って、虚しさに冷たくも寄り添ってくれました

何もかも終わっても、心の穴が埋まらない
彼と話していても、友達と話していても、家族と話していても、どんどん心の穴がぽっかり広がっていく気がする

妹も体調を崩しているようで
私の心の穴は家族にですら見せづらい
引き換えに彼にばかり見せていたら
彼の気持ちが遠ざかっていくような感覚を鮮明に覚えている

けど、それでも、学校生活は続くし、時間は刻一刻と進んでいく
こんな時くらい止まってくれよな、と泣いてみたって無情にも時間は続いていく

90歳を超えた身体で、私が部屋から出れない時期も階段を登って、名前を呼びに、様子を見にきてくれてたっけなあ、もうそんなこともない、戻らない

同じところに、いきたい
ぴーちゃんと抱き合って笑い合っていたい
何も考えることのない世界で
そんなの叶わないけど、人は死んだら、無になるだけだろうから
無の世界でただ1人家族が悲しむ姿を走馬灯のように眺める、そんな死後しか私の目には見えない

何に縋って何を見て何を感じて何を伝えていけばいいのだろうか
ああ分からないなあ、わからないよ、

正解は神のみぞ知る処
死にたくはない、けど生きたくもない

ただ、それだけの話

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