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『地獄のオルフエウス』で初めてのストレートプレイに挑む!

2015年にフィリップ・ブリーン氏演出による舞台に立つことに。
 いつも前情報をあまり調べずに行く春馬くんの舞台。今回は初舞台『星の大地に降る涙』と『海盗セブン』を一緒に観た友人と行くことに。私は春馬くんと舞台が好き✨その友人は東京と舞台が好き✨春馬くんがあの大竹しのぶさんと共演する舞台。この時は春馬くんと共に初めてみる大竹しのぶさんの演技が楽しみだった。
 
 有効に過ごすために朝一番の電車、新幹線にて上京し、劇を観ることとその前後に都内の行きたいところをふら〜っと廻る二つの予定を計画。すでに8年近く前のことなので記憶が曖昧。舞台はBunkamuraシアターコクーンにて夕方からだったと思う。昼間は確か築地にてお寿司を食べた。豊洲に移転する前の築地市場。それと原宿や青山も行った?何しろおのぼりなので行ってみたいところはいつ行ってもたくさんある。夜の部の公演だったから一泊なので次の日も東京巡りをする予定だった。
 
 Bunkamuraは東急百貨店が閉館するために2023年4月から長期休館するらしい。半日、少し久しぶりの東京を楽しんで過ごした。東京は夏に行くことが多い。海が近いためなのか?風も通り、夏でも暑くて仕方がないと感じたことがない。意外と緑も多く歩くにも快適!少し行けばおしゃれなお店もあるから休憩もできるし。半日二人で行きたいところを思いつくまま自由に過ごせる時間はとても楽しかった。
しかもその後、大好きな春馬くんの舞台が待っている。自画自賛!春馬くんのことを好きになってよかった〜とか。舞台が好きでよかった〜とか。一緒に行ける友人がいてよかった〜とか思っていた。自宅から3時間弱かかるけど、非日常の世界を楽しむこの時間は日々のストレスなんか吹き飛び!元気な心を充電できる!と言っても日常の私は歩いていてふと見つけた名も無い草を見つけただけでも嬉しくなるところもあるので、あまりストレスは感じる方ではないけれど。それでも子育てなどですぐには解決しない問題に直面することは多々あった。春馬くんにはどれだけ励まされて、力をもらっていたということは事実です。
20代後半になりよく春馬くんは言っていた。「僕たちのエンターテイメントの世界、作品を見てくれたとき少しでも楽しいなとか励みになったり力になったりすることがあればとても嬉しい。舞台の上から嬉しそうに時には感動して涙する皆さんの表情を見ることができるときが嬉しい!」というような意味のことを。東日本大震災やコロナ禍で命が脅かされる事態に、エンターテイメントの立ち位置の舞台や映像は二の次になりひいてしまいがちだけれど。少しだけゆとりができた時には生きている人にとっての強い励みになることは間違いないと断言したい!そんな方は日本全国にいっぱいいるんじゃないかしら?
 
話を戻します。渋谷の人(ほぼ若者ばかりをかき分け。ほんとに多くてそんな感じだけ覚えている。)の多さにびっくりした後。東急のレストランの階で確かあったかい早めの夕食のお蕎麦を食べた。その後会場へ。全体が明るい紫に染まった背景と衣装の春馬くん、大竹しのぶさん、水川あさみさんらのポスターが貼ってあった。今回は今まで観てきた2つのミュージカルとは違うストレートプレイ。いわゆる舞台劇。私はミュージカルはあまり観てこなかったけど。今振り返ると地元でも若い頃から舞台劇には縁があった。独り身の時も定期的に、北村和夫さんが出るような文学座の舞台など少し私には難しい題目の作品を観たりしてきた。子育て中は子どもと一緒に観れる作品をこれも定期的に。その縁で、素人ではあるけれど主婦の人形劇団に入れてもらい幼稚園や保育園で公演したり。先輩がたは人形も手作り。脚本も絵本から書いたり、効果音も作ったり。今思い出すとすごいグループだった気がする。私なんか割と不器用でものづくりもできないけど。いれてもらえてよかった!と思える。その人形劇団の、原作かこさとしさんの『かわいいきいろのいクジラちゃん』は絵本としても素晴らしいけど。それを入る前に人形劇としてみたときはとても感動。(だから一緒に活動したくなった。)絵本があるので興味のある方はぜひ読んでみてほしい!子どもに語りたいストーリーです。その中で私はそれほど何もできないから、少し人形を動かしたり幕間の手遊びしたりを担当。長野県飯田市で開催されていた世界からの参加も多い人形劇フェスティバルにも何回か参加。人形劇三昧の大会だった。ヨーロッパの劇団の無言劇(人形劇)が美しくて素晴らしかったことだけ覚えています。その後私は歌いたくて混声合唱団に入りずっと歌って演奏会もききにいった。全くの素人だけど舞台にはとても縁があった。その人形劇団は今は3人で続けているとの事。あー!またまたいつの間にか脱線していた。

 会場に入る前のホールにその紫の色のポスターを見ながら。春馬くんと出会った『14才の母』の桐ちゃんのことを。『恋空』のヒロのことを思い出していた。私は春馬くんの作品を見るたびにそんな少年だった頃のことも思い出す。
あの魅力的な大竹しのぶさんとも共演するようになったんだね!頑張ってきたね!と思い嬉しさが倍増する。(あちこちに興味がある私だけど。春馬くんという表現者に出逢ってずっと変わらず応援できたことは私の中では奇跡的。それだけ魅力的な春馬くんだったんだと思う。)
 席につき観始めた。出演者もそれほど多くないしとても静かな始まり方で、そのまますすんでいった。一人水川あさみさんは役柄だと思うけど声を張りその突拍子のない表現が目立っていた。たしか赤いドレスも着ていた。春馬くん演ずるヴァルはとても静かな落ち着いた佇まい。ギターを持って弾いていた。話し方も落ち着いていて25才になったばかりと思えない。ギターの弾き語りの歌声もゆっくりの歌だったから今でもメロディを少し覚えている。艶っぽい声だった。(2022年にボイトレのかおる先生が出してくれた本『春馬くんとの未来の雑談』にこの舞台で、ギターを弾きながら歌うことやギターのことについて書いてあったから、その時懐かしく読んだりした。この本はファンにとって宝物になる本だと思う。)
『星の大地に降る涙』でのバラード。『海盗セブン』でのアッブテンポの歌声とも違う色っぽくて男らしい歌声。共演者のお姉様方も、その後「ヴァル艶」で美しくなるような事を言っていた。
そうだよね!春馬くんの横にいるとやたらと女優さんが美しくなる!嬉しくて独特のフェロモン?がでちやうのかしら?
私が生まれ変わったら?女優になって、生まれ変わった春馬くんと共演してフェロモン出しまくり美しくなりたい!なってみたい!と真剣に思う。私の妄想!言いたいだけだから許してね。春馬くん。
 
 ストーリーはアメリカでのイタリア移民に対する差別について。自由な立ち位置のヴァルがその街にやってきてから排他的な人々によりもがきながら。結果的にとても残酷な終わり方をする。この最後の様子が私は残酷すぎてしばらくはこの舞台は観なければよかった。と思っていた。いくら春馬くんが素敵でも。このストーリーは。でも今思い出すと。見たくないものには蓋をするようではだめなんだと理解している。イタリア移民への差別。他の事例でも。日本のことも。ユダヤのことも。一度は知ったた上でじゃないと何もはじまらない。そのことについて考えて。考えないととどうするべきか。ということに行き着かないと思えた。だから一度観ただけで酷いからこんな舞台は見たくなかったと蓋をしてはいけないんだよね?春馬くん。春馬くんは15才の頃初めて地球ゴージャスの『クラウディア』を観て戦争のむごさ、やってはいけないこと。として影響を受け感動したこと。エンターテイメントの世界が何かを救うこともある。それをいつも心に私達の前で頑張ろうと努力してくれていたね。もう舞台に立つだけでオーラがあった。こんなことを言うと春馬くんに怒られそうだね。表現者としてどう演じれば伝わるか!といつもまるで職人のように向かい合っていた気がするから。
初めてのストレートプレイに、先輩の胸を貸してもらって頑張ると述べていた春馬くん。この作品を手掛けたフィリップ・ブーン氏にその後『罪と罰』でも世界でラスコーリニコフを演ずる役者は、三浦春馬だと言わしめた。
いつもいつも渾身の演技をありがとう✨
春馬くんがもしかしたら伝えたかったことを何年も経ってからだけど。受け取ることができたよ。いつか遠い上の世界で出逢えたら?そんなことを想った私を褒めてね!(私はいくつなの?精神的にはきっと春馬くんのほうがずっと上だよね!)
今回はいつもにも増してまるでタイムマシーンに乗ったかのようにあちこちに飛び妄想もありの話で失礼しました。私にとってはずっと心にあったことを出すことは落ち着くことなので。読んでくれた方は飛ばして読んでくださいねm(_ _)m

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