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西野亮廣さんの『夢と金』を読んで

読んだ本

『夢と金』西野 亮廣 (著)


読んだ経緯

 Youtubeで、毎週キングコングの動画を見てこの本を読みたいと思いました。

 動画が面白いのはいつものことですが、西野さんの「20代で生まれた差っていうのは、一生埋めれません!」という言葉が、まさに心の内を見透かされたようで、頭をガツンされた感じがしたからです。(動画内のセリフの時間はこちら

 どれくらいガツンときたかというと、僕が学生時代の新聞配達のバイトしていて遅刻しまくってた時期に、先輩のおっちゃんから「ちゃんとやれや!」ってヘルメットで殴られたとき位ガツンときました。それで本でちゃんと理解したいと思った感じです。
 ちなみにガツンときた理由は、僕自身がここ数年間くらいの間、「20代で生まれた差」を埋めようとしてきたからだと思う。

私について

 少しだけ自己紹介します。
 僕は30歳の時に、新卒後に勤めていた介護職から、ITエンジニアにキャリアチェンジしたので、エンジニア歴は今8年目で、38歳。流石にエンジニアも8年位もやっていると、開発チームリーダーを任せてもらえるくらいは仕事で評価されているけど、どこかで「同年代でずっとエンジニアをしてきた人よりはITスキルを習熟していない」というコンプレックスがある。幸か不幸か僕は独身で、交友関係も少ないので、勉強する時間はある。平均的なエンジニアよりはプライベートで勉強しているつもりだけど「それで足りるのか?」っていう焦りをいつも感じている。僕はそんな最近を過ごしている人です。
 つまりITエンジニアになってからここ数年間くらいの間「20代で生まれた差」を埋めようとしていたわけだし、座右の銘は「Never too late」だったりもする。でも西野さんの言葉は、それら全否定しているような気がして、でもどこかで自分自身半分わかっているからこそコンプレックスを感じていた部分でもあって、「20代で生まれた差っていうのは、一生埋めれません!」ガツンときたって次第です。
 ちなみに自己紹介した理由はもう一つあって、本の中にも「キミの「目的地」とキミの「現在地」を、晒せ。」というキーワードがあって、まずは「現在地」を少しだけ晒しました。

心を動かされた言葉1 「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」

 『夢と金』には刺さる言葉が多すぎてすべては語れないけれど、僕にとって心を動かされた言葉を二つ書き留めておこうと思う。
 一つ目は「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」だ。僕は今、toBのSaaS開発をしているので、課題を見つけて解決するような仕事だけど、それは突き詰めると業務効率=「プレミアム」なサービスを作ることだ。だけど高い価値を生み出しやすいのは「ラグジュアリー」らしい。プレミアムとラグジュアリーの違いは本を読んでいただくとして、僕の仕事環境には全くない観点だった。
 だけど、すごく納得できた。なぜなら結局エンジニアの価値も技術で決まるというよりは、「どれだけ認知される環境に身を置くか」や「ファンを獲得できるか」で決まるからだ。たとえば、同じ技術力のエンジニアがいたとして、英語が喋れてアメリカに住んでいれば、それだけで収入は日本より高い。この要因は色々あると思うけど、一つ間違いないのはサービスの認知が地球でもっとも広い言語圏(英語圏)が市場ビジネスだからだと思う。また他の例えとしては、実際の現場では、多少の技術力の差よりは、素直で愛嬌があったりすることの方がはるかに評価される。
 こう考えると、今まで僕が頑張って取り組んできた技術力を高める方向はいわばプレミアム思考なので「自らレッドオーシャンにいってるなぁ」と本を読んだからこそ理解できた。
 本の中では、「恋を設計する」「不便を戦略的にデザイン」といったすぐに実用できるキーワードが紹介されていた。もしここまで読んでくださった読者の方がいたならば、是非直接本で確認してもらいたい。僕にとっては、「惚れるエンジニア」「惚れるサービス」ってなんだろう??を考えるのが宿題だ。

心を動かされた言葉2 応援シロ = 目的地 - 現在地

 二つ目は「応援シロ = 目的地 - 現在地」だ。
 僕は今まで明確な人生の目的地はなかったし、一時的にあったとしても人に言ったことはなかった。そして現在地についても前述のコンプレックスのこととかあまり人に言ったことはない。よく「目標は人に言った方が実現しやすい」と聞くけど、それが意味のあることだとは思わなかった。なぜなら、過去に僕が当時仕事以外で挑戦していたことを仕事の上司に話したところ、「全然努力が足りない」とネガティブなフィードバックだけをされたからだ。(さすがにその言い方はヤバイだろって思ってそのプロジェクトはそっと退場した。)僕にとって彼はただのドリームキラーでしかなった。
 だけどこの本に書かれている「キミの「目的地」とキミの「現在地」を、晒せ。」というキーワードは、全く目的が違っていて、目的自体の達成のためではなく、応援シロを作ろうってことでした。つまり「惚れるサービス」をつくるために目的地と現在地を晒す、という意味では、僕の中では意味しかないように思うようになっている。この記事を書いたきっかけでもある。僕にとって、あとは「目的地」を考えるのが宿題だ。

最後に(今後のアクション)

 自己紹介でひとつ言い忘れたことがある。僕は身長180cm体重93kgのデブだ。痩せたいと思っている。
 なので、今後の具体的なアクションプランはこうだ。

応援シロ = 目的地 - 現在地

-30kg = 63kg - 93kg

 -30kgの応援シロを晒している人間は、少数派だろう。
 進捗をコンテンツ化できれば応援しごたえがあるかもしれない。

 こんな終わり方ですみません!以上です!

『応援シロ』の写真

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