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若手の先生が夏休み中にやってはいけないこと

1学期最終日の子どもたちが帰ったあとのガランとした教室ってなんかいいですよね。
なにか肩に乗っかっていたものがスゥっとなくなるような感じ。
8月中旬くらいまで続くこのハッピーな感じ。

太陽、青空、青い海。
今年の夏は何をしようかなァ!

そんな喜びも束の間、ぼーっと過ごしているとすぐにアレが始まります。夏の終わりを告げる、アレ。

週末の終わりを告げるサザエさんがお魚咥えて逃げ出しちゃうくらいの長時間番組。

そう、24時間テレビ。

毎年、24時間テレビが始まると同時に夏休みの終わりを感じ、
マラソンランナーがゴールしたあとのサライで2重の意味で涙している先生は僕だけじゃないはず。

さて、本題。

教員の醍醐味の一つとも言ってよいであろう夏休み。
長いようで短い夏休み。
皆さんはどのように過ごしていますか。
どうせなら最高に楽しくてハッピーで9月1日を笑顔で迎えられるような夏休みにしちゃいましょう。
そしたら8月の終わりに
「愛は地球を救うんじゃなかったのかよ!!!」
なんて昔の僕みたいに訳わからなく怒りに震えなくて済みます。

あ、よくない。
夏休みの初めに夏休みの終わりを憂うなんてよくない。

やってはいけないこと①夏休みが終わる日数のカウントダウン。

わざわざ余計なことして憂鬱な気分にならないでください。
今日を楽しみましょう。

初任時代、朝5時に家を出て22時に帰り、土日も1時間以上かけて職場へを繰り返していた怒涛の3ヶ月。
そのあと、突然夏休みという広大な大地へ投げ出された僕は、何をしたらよいのか分からず、彷徨った果てにゾンビのように再び職場に行きつく不可解極まりない行動をしていました。

やってはいけないこと②ゾンビのように彷徨った果てに意味もなく学校に行く。

やることもなくただただ学校に行く先生。
なんか行かなきゃいけない気がして学校に行く先生。
気持ち、分かります。分かりますよ。
でもね、何かを求めて学校に行ってもやっぱり学校には何もありません。そこにあるのは、いつもより穏やかな顔している日直当番の先生と、ちょっと静かな教室と、ゴキブリの死骸だけです。

じゃあ、何をしたらよいのか。
夏休み中にした方がよいこと。
①7月中に9月の1週目の学級通信を作る
②7月中に9月の1週目の教材研究
③7月中に2学期初日の宿題ごとの項目が書いてある名簿の作成
④あとは好きなことやる
⑤好きなことない人はとりあえず出かける(これは今度かこうかな)
⑥本を読む(これもまた今度)

これだけやってください。
あとは何もしなくていいです。
時々、2学期分の教科書読んどけ!っていう方もいますけど、
やらんでいいです。だって頭に入らないモン。
2学期のほとんどのことは2学期にやればいいんですよ。
理科の実験と、家庭科の調理実習のとこくらいは読んでもいいかもね。

これだけやったらあとはもう9月のことは忘れて夏休み楽しむ。

教師一筋!!夏休みも毎日学校!!な熱い先生も素敵だと思う。
だけど仕事以外も自分の人生楽しんでる先生も魅力的だと思うんです。
だから、夏休みは好きなことしましょ。楽しんじゃいましょ。

そしたらきっと9月もこわくない。

最高に楽しんだ夏休みの終盤のサライで流す日本中の若手の先生の涙が、マラソンランナーのゴールを祝福するものだけであることを祈って、このnoteを書いてみました。

では、また。







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