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【呪術廻戦】ファントムパレード(ファンパレ)面白いですよって話


◆ファンパレはじめました

呪術廻戦 ファントムパレード』を今になって始めた。

11月21日(火)に配信なので、その一ヶ月後に開始した。
キャラゲーとしてよく出来ているという評判を聞き、後述する0コラボで更に興味が湧き、某所で軽く「ファンパレ今やったほうがいいの?」と書いたら「今のうちに始めとけ」と強く念を押されたのがプレイ動機である。

単刀直入に言うと、無難に遊びやすく、続けやすく、面白い。呪術のソシャゲはこんなんでいいんだよと求められていた要素を地で行く。過去のソシャゲのノウハウを応用出来ている。

◆どんなゲームなのか

よくあるコマンドバトル。
ガチャでメインアタッカーとサポートカード(FGOにおける礼装のようなもの)を引き、それをPT編成してバトルというオーソドックスなシステム。今のところそこまで尖った・目新しい要素はない。

快適にプレイできるようにスキップ機能もオート機能も採用されている。それはもうソシャゲでは当たり前なのだが、スキチケ(スキップチケット)の概念がないのはありがたい。一部スキップ不可や回数制限(一日数回、イベント内数回)のバトルがあるが、オートで放置できるので寧ろ有難い。

個人的にまずオッとなったのは端末に合わせて推奨品質を設定してくれるというもの。ゲーム本編には関係しないが、こういう地味な気配りに好感が持てた。自分のスペックに適切なものを選んでくれると助かる。
ぼくはソシャゲは数多くの種類を手に付けたわけではないからこういうのは他のゲームでも既にあったかもしれない。が、とりあえずこういう美点は素直に推したい。

リセマラも約3分でこなせるのでやりやすい。
ぼくがはじめた12月21日時点では石15k(50連分)、0チケガチャ第2・3弾各10枚(各10連分)をチュートリアルクリアー後にゲッツ。計70連引ける

まあぼくは乙骨くんと夏油さんふたりとも欲しくて、4時間50回以上はリセマラをこなしていたのだが…SSR初獲得時の演出は飛ばせないのは仕方ない本当に仕方ない。

勿論欠点・不満点がないわけではない。
Lvが上げづらい(素材があまり集まらない)。スキル強化は1Lvずつではなく可能な限り一気に上げたい。サポートが一日3回まで&一部編成不可。ガチャはすり抜けが多くてしんどい(ピックアップがあまり仕事しない)。
今のところこれくらいかなあ。Lv上げやガチャは個人的雑感までもあるので贅沢は言うまい。まあアプデで徐々に改良してくれるでしょう。

◆「存在しない記憶」によるソシャゲとの親和性

冒頭のチュートリアルは虎杖&東堂VS花御から始まる。なんでそんなところなのかは、おそらく本作のターニングポイント「存在しない記憶」を掘り下げているからだと思う。
配信前からピックアップされていたが、本作オリジナル要素・福岡分校とのネームドの辛みはチュートリアルからちょい見せしてくれる。それ以外にも本編の時系列都合でやれなかった季節イベントも存在しない記憶として今後展開していくのだろう。五条先生がみんなに送ってあげたい青春を兼ねるように。

…まあそれもそのはず、タイトルに冠された幻影の呪霊による術式「幻影夜行(ファントムパレード)」によって存在しない記憶が生まれると根拠を持たせているのだが。
ぶっちゃけメアリースーめいたやりたい放題な存在にしてすべての元凶なのだが、「面白いからまあいいや!」「呪霊のせいなら仕方ないね」で済むことができる。

…あれ?でもこれ祓うべきなのか??存在しない夏イベとか、その呪霊を祓ったらみんなから記憶から抜け落ちるんじゃね??いいのか??つーか幻影の呪霊撃破=サ終じゃね????

伊地知さんや夜峨学長を戦場に出迎えられる。
前者は体術に加えサポートなのが実にらしいスペック。危険な任務に赴かせるのは良心が痛むが、敢えて出番を与えられる好機だとも捉えたい。…SSR伊地知さんってどうなるのかな。
またガチャ産ではなくアイテム交換での入手になるが、漏瑚や花御を仲間に加えることもできる。いずれも原作やアニメで有り得なかったシチュエーションだが、これもまたなにかがあって存在しない記憶案件に成り得たのだろう。
本来祓うべき特級呪霊を仲間にすることなんて有り得ないはずなのに、事実、脹相兄ちゃんが仲間になったことから有り得なくはないのがすごい。(正確には呪霊ではないが)

C-1ファイナリスト

乙骨くんと夏油さんを共闘させられる。最悪な存在しない記憶だな。

因みにこれは必殺技発動キャラがそのターンで2名いるときに発動される連携演出もとい連携必殺(追撃)であり、しかも特定のキャラだと特殊ヴォイスが流れる。現時点では友好な関係の人物同士しか採用されていない。なおPT4人なので2人2組、最大2回連携必殺が発動できるわけだ。

…ああでも空港回で存在しない記憶案件あったんだよな。えっなにこれ。ファンパレへの布石?すげえなオイ。

夏油さんを幸せにしたい

マイルームは今のところあまり種類がないが、今後季節イベントで追加されるかもしれないから面白いやつを期待しよう。あと二人並べられるといいな。

サポートカードが「廻想残滓」というネーミングなのが良い。
回想もとい廻想なので、如何にもサポートカードらしく原作の名シーンを起用したものだが、漫画でよくある回想ブーストで強化するやつを演出共々ゲームに上手く落とし込めている。
いやそんな捻くれた見方はすべきじゃないのは理解しているんだけど、あらかじめ設定した故にご都合主義ではない回想の力で強くなれるエモシチュになっている気がする。廻想が発動される演出もまた良いんだよ。そしてこれは今後次々と本来存在しなかった記憶が実装されるのかもしれない。

開発会社のサムザップ『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』(このファン)も手掛けており、そちらはめぐみんやダクネスが原作・アニメ通りの仕様再現だったのが好感触だった。
本作でも五条先生が最強を自称するハイスペック故に7ターン後に撤退しやがるバカ目隠し仕様が困ったことに面白い。なんか急用を思い出したように撤退する。毎度撤退していると「無限に謎の要件を秘めている男」「チェンソーマンみたいに助けを叫ぶとやってくる男」という認識が強まっていく。こういう謎めいたオーラを築くのは嫌いじゃないし好きだよ。
そのうち必殺技が無量空処になった別ユニットも実装されてそっちは5ターンで撤退なんだろうなあ。五ターン悟とか言われるんだろうなあ。

◆劇場版0コラボイベ面白い

2021年12月24日に公開された『劇場版 呪術廻戦 0』をベースにした期間限定コラボイベントが12月6日~12月27日まで開催。あれからもう2年か。

乙骨くんと夏油さんがユニット実装。勿論期間限定ガチャ排出。
劇場公開日にして百鬼夜行当日となる12月24日には3k石配布したり限定ミッションが開催された。リリース開始一ヶ月後の今だからこそプレイヤーを逃さず離さない商戦がものすごく上手い。

ファンパレはリリースまで随分と長かったが、タイミングも確実に狙ったのだろう。原作の展開で盛り上げ、アニメ2期放送で更に盛り上げ、この絶好のタイミングでファンパレリリース開始。そして面白く噛み合ったように劇場版2周年&百鬼夜行間近なタイミングでイベント開始。面白いくらい他メディアとの連携ができている。

前半はボックスガチャ、後半はマップイベント。
前者はクエストや強敵をこなしてチケットを回収し、それでボックスガチャを引く。FGOを筆頭によくあるやつだ。なお配布はSR真希さん。本作でも配布キャラは序盤ではお世話になるし、イベントボーナスも発生するので集中的に育てておきたい。

後半のマップイベントは特に気に入った。
一部条件(鍵入手、ポイントノルマ)を満たす必要があるが、仲間を解放することで戦闘中ボーナスバフがかかるというのが好きだ。ぼくはバフ盛り盛りなのが脳汁出るタイプである。
また、劇場版で新たに出番が追加された七海さんや京都組もこのファンパレ版で登場。イベント会話ももちろんあり。みんなで百鬼夜行を止める一体感をゲームで追体験できる。

ラストの夏油戦はイベントバトル仕様。
乙骨くんと夏油さんのタイマンないし、このラスバトのためにゲーム内で用意された(強制加入NPCみたいな感じ)乙骨くんを出撃させ、最後に本来存在しない必殺技『さらに呪力をこめて』を発動させる。

演出が決まっていてカッコイイ。バチクソアツイ。ソシャゲの枠超
えてる。なるほど確かにこれはやるなら今しかないわけだ。

***

というわけで、もう少し早くやれば良かったなあと!
あいにくぼくは12月24日百鬼夜行の日に夏油戦堪能出来て満足だったから丁度良いんだけどさ!たぶん来年の今頃にはイベント復刻されると考えられる。
その場合クリスマスイベントと被るけどそこは運営の判断に任せます。もうぶっちゃけどちらとも兼ねてやっちゃえばいいと思うよ。つーか原作だとインフラ崩壊かつ人外魔境新宿決戦だけど、そんなものは存在しない記憶でぶっ飛ばせばいいんだよ!

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