『I.CINNAMOROLL（アイシナモロール）』がかわいくてすげー好き
◆I.CINNAMOROLL
YouTubeで『I.CINNAMOROLL』のショートアニメを見ている。
毎週木曜日17時配信。
とてもかわいい。好き。1話2分と軽く見られるし、現在5話まで配信されているので今からでも余裕で追いつけられる。
これは2023年6月11日より発足された、サンリオの人気キャラクター「シナモロール」の新ブランド。デザイン自体はオリジナルと変わらないが、画のタッチからして従来のかわいらしさから一転、大人らしくオシャレな印象がある。「シナモロール」の設定はあまり詳しくないのだが、バッサリ言うなら別世界線のシナモンくんとのこと。
因みに『I.CINNAMOROLL』の「I」とは、「わたし」「愛情」というダブルミーニングだそうだ。普段のシナモンくんからはそういった側面はあまり意識させられなかったな。
◆実は…
実はというと、ぼくはシナモンくんのことはあまり好きではなかった。
何故かというと、あざとかわいすぎるから…？
いやいやそれはプラス方面として見るべきだろう！実際良いことだ！実際カワイイ！好意的に捉えられる！というか捉えるべきだ！だからこその長年続く大人気なんだキャラクターなんだと頷けられるんだ！分かるんだよ！わかりみが深すぎるんだよ！
実際「ね～、わたがし買って～♡」と甘えられたらサイフがガバガバでスカスカ確定なんだよ！しあわせそうにわたがし食ってるトコ見れたらこっちもしゅあわせ～でWin-Win超確定なんだよ！
ただ、やっぱりあざといのキャパを超えている気がする。
いやもう嫌いじゃないことだけはマジに伝えたいんですが、ていうかホントは好きなんじゃないか、さっき公式HPリンクをググってる最中に「ぬいぐるみが欲しくなってきたな」と思った時点でやっぱ好きなんじゃねえかこいつ？と自負しているんですが、ちょっと、あざといかなって…因みにぼくは察しの通り、ポムポムプリンが一番好きです。あれは素のかわいさがある。
◆従来のシナモロールとの違い
この『I.CINNAMOROLL』の特徴はそのあざとさを抑えている気がする。
もっと言うならば、糖分ひかえめで丁度良い。シナモンくんは名は体を示すように甘々だからな。ぼくは甘党だけどな。
ジュースに喩えると、本家シナモンくんはコーヒー牛乳のような甘さで、『I.CINNAMOROLL』は微糖なんだと思う。ブラックすぎないが、丁度良いほろ苦さ。我ながらしっくりくるたとえなのかイマイチ自信がないが。
『I.CINNAMOROLL』のショートアニメはシナモンくんの日常を描いた作品なのだが、意外と大人っぽくて人間臭い。
ぼくはそこが気に入った。大人っぽいというよりは、大人になるように背伸びしている感もあるだろうか？そこが愛しくかわいいなあと感じられたのだ。大人っぽくがんばって振舞う姿を見ていると、本ショートアニメのナレーションを務める榎木淳弥さんの優しい声と併せて、生暖かく見守ってあげたくなれる。
◆意外と面白いシナモンくん
『シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング』というショートコーナーも存在している。
こちらは地上波ではTBS系列で毎週土曜日9時25分～30分に放送中。『王様のブランチ』がはじまる直前だ。YouTubeでは二日後となる毎週月曜日12時に配信されている。
料理番組なのだが、第1話からノリが変だった。
こちらのシナモンくんはふつうにしゃべっているのだが、料理番組というより安田さんとのコントになっている。人間界にいろいろ興味があるのか、安田さんの発言でことあることに質問をしてくる。というか質問のマシンガンすぎて料理が進まない。
なんなら4話になってようやくロールキャベツ完成というグダグダ進行である。
だが、そんなゆるいノリがすごくいい。
安田さんは何一つ嫌な顔をせずシナモンくんと対話してくれるし、ボケにはノリノリ対応してくれる。ショートアニメがオシャレかつ癒しなら、この料理番組はちょっとした笑いと癒しを提供してくれるのだ。2分があまりにも短すぎてもどかしいのだが、だからこそこんなフリーダムでグダグダにできるのだろう。
あとこのコーナーのシナモンくんはちょっとドライな表情と喋り方しているのが地味に好きなんだよな。普段のあざとかわいさ振り撒く姿とはギャップが激しいが、安田さんにアレコレ尋ねているあたり、まじめに人間界のアレコレを知りたがっている興味本位な姿が微笑ましかった。
＊＊＊
『I.CINNAMOROLL』とは、「シナモロール」の新たな可能性と魅力を引き出してくれる新コンテンツなのかもしれない。まだ今年生まれたばかり。ぼくはもう既にこのシナモンくん（アイシナくん？）のキャラに惹かれているので、今後の動きに是非注目してみよう。
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