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【呪術廻戦】ファンパレ福岡分校編面白いですよって話


◆福岡分校編

期間限定イベントも終了して大分落ち着いてきた中、今は期間限定ミッション達成のためにメインストーリーの進行を再開している。

で、第7章よりゲームオリジナルストーリー「福岡分校編」に突入した。いちおう幼魚と逆罰編終了後から布石となる断章が展開されていたので、いよいよ本格始動といった感じ。

これは配信前からウリとなっていた要素だ。
時系列的には京都姉妹校交流会編と起首雷同編の合間になるとのこと。起首雷同編クリアー後に解禁されるので、その起首雷同編の後の時系列だと勘違いしやすいな。(1敗)
起首雷同編は2018年9~10月(幼魚と逆罰編、京都姉妹校交流会含む)、渋谷事変が10月31日なので、この期間にやるとなると結構やれるエピソードは限られそうだ。まあ昨年末頃に開催された伏黒くん主役の期間限定イベント「暗影の落ちる地に」も起首雷同編後と思われる(領域展開「嵌合暗翳庭」習得済)し、いちいち整合性を付けずパラレル扱いしてもいいだろう。
つーか存在しない記憶を過労させればマイペンライ!

導入は如何にも呪霊の巣窟になっていそうな旧校舎の捜査。そこから福岡分校に属するオリキャラとの邂逅になるわけだ。「暗影の落ちる地に」もだが、この時点で本筋はストーリーの核心に迫ってきているので、こういうミッション系をやる暇はなくなってしまった。自由に尺を決められるソシャゲだからこそなのだろう。
雰囲気的には昔のジャンプアニメあるあるオリストに近い。そういうのは今ではなかなかやらなくなってしまった(あっても原作補完程度)だけに新鮮味があるな。

なお福岡分校の存在は東京校の一部という扱いになっている。存在しない記憶が生み出した産物なのかもしれない。いやそれは、残酷なのでやめてほしいが。(オリキャラは非術師ないし無所属の術師とも置き換えられそうだが)

◆本編逆輸入を歓迎したいオリキャラ

夜蛾学長の知人でもある福岡分校学長・奈木野健介

女ヤンキーな呪術師・竜胆サキ

宿儺の器である虎杖くんを敵視する結木海斗

初印象は正直慣れなさがあった。
ガチャ排出されると「誰やこいつ」となるのは仕方ないとして(他の版権持ちソシャゲでもあるある)、いざ第7章へ突入すると如何にもオリキャラらしいというか、意外と毒がないというか、キャラ的に弱い感じ?(その毒は原作でも最初慣れていなかった・クセが強くて親しみづらかったのもあるが…)
馴れ馴れしくあるも友好的な学長、コテコテの女ヤンキー、敵対心を持つ真面目な同級生。それ自体は悪くないのだが、呪術は良くも悪くもキャッチーなネームドが多いだけに、全体で見てみると如何せん個性が弱い、地味な印象が否めなかった。

だがそんな不安はしばらくプレイすれば諸共払拭された。
本編に逆輸入してほしいナイスキャラとなった。でも死に巻き込まれるのはマジ勘弁なので無理して参戦すべきじゃなくなるジレンマ。

流れが変わったのは竜胆ちゃんの舎弟キャラ化である。
初登場時はメイン3人に敵対心をぶつけていたので印象は良くはない。しかし何故ヤンキーの風貌でありながら呪術師をやっているのか、この福岡分校の属するのか。
それらの疑問が氷解されるたびに徐々にキャラの解像度が高まり、とある任務で野薔薇さんが漢気(?)を魅せつけたことで感化された、というわけでこうなったわけだ。

こういう舎弟キャラ化はそうそう珍しくはない。
が、これまでの負の要素が諸共祓われるカタルシスと子犬みたいなかわいさで急激に推せるようになった。竜胆ちゃんまじかわいいっすよ。こういう狂暴そうに見えてマジリスペクトしてるキャラってのは無条件で好きになってしまう。

結木くんも呪術規定をモットーとする委員長じみたお堅いマジメキャラで虎杖くんをツンツンしまくっているのだが、この子もバックボーンが丁寧に掘り下げられるし、ある日のこと距離感を縮めるちょっとした交流が後の布石になってくれる。
同じ呪術師として見てくれたという偽りのない本音から流れは急変し、

「虎杖悠仁」とフルネーム呼びだったのが「虎杖君」へ変化。
もうこういうのもベッタベタではあるんですよ!「お前」呼びだったのが名前を憶えてくれたとか、そういうの嬉しいじゃないですか。くん付けによって、同じ呪術師にして同級生として見てくれたのが自分のことのように嬉しい。
つーか本編だと「虎杖君」って呼び方してくれる人って少ないからなあ。そも高専の生徒数が極めて少ないだけに、こういった友達が増やせるのはファンパレならである。存在しない記憶最高や!傍から見ればホラーだけど知ったこっちゃねーーーーーーーーーーーーーーー!!

こういう日常描写はマジでレアを超えたレア。
マジでアニオリっぽいシーンだが、呪術では一緒に飯食う日常シーンが極めてレアだし、今後の展開を考慮すると今だけ贅沢に堪能したい貴重な尊い日常になっていく。

あと虎杖くんの監視役を自称しておきながら素直にラーメン注文した挙句おかわりしちゃってる結木くんはマジであざといなって思いました。伏黒くんも真面目に単独捜査しておきながらせっかく福岡に来たのでラーメン食べるかと言ってたのも好き。青春を過ごさせてやりたい五条先生もきっとご満悦でしょう。

ただ本作のオリジナル特級呪霊・朧絶はちょっと浮いているかな…昔のジャンプアニオリキャラらしい造形と言えば趣はあるのだが、あんまり呪霊っぽくない。たぶん人型なのとエルフ耳のせい。

まあでもちゃんとストーリーは面白いな。
面白いというか、本編時空に介入できない結木くんと竜胆ちゃんは最終的にどうなってしまうのか気になって仕方がない。そこはちゃんと魅力的にキャラを立てた甲斐があるからだな。キャラゲーの鑑だ。オリスト終わっても福岡で術師続けますよパティーンかもしれないが、それが無難ながら一番良いだろう。

◆ソシャゲだからこその特級演出

アニメ1期にあたる起首雷同編までを描いた第6章までは原作漫画ないしTVアニメ版に沿ったストーリー。基本ノベルゲー(紙芝居形式)、アクションシーンを中心にアニメ再生(アニメ版より流用)といった仕様になっている。

スチルじゃないよ!

翻ってこの福岡分校編。
新規アニメーションは用意されていないのだが、アニメと見間違えるくらいハイクオリティなLive2Dを駆使してストーリーが展開されていく。

静止画スクショだけではそのスゴさを伝えきれないのだが、マジでアニメなんじゃないかってくらい動きまくっている。演出もキレッキレである。ソシャゲにおけるストーリー演出の最高到達点を刮目できた気分。そりゃあセルラン上位になるほど売れますわ。

三輪ちゃんの表情変化もシームレス。あと貴重なアクションシーンも見られる。

虎杖くんはオタクに優しいギャルみたいな子とどこかで言われていたのだが、なるほど堅物委員長キャラっぽい結木くんと絡むと確かにそんなふうに見えるな…と納得してしまった。陽キャだけに褒める子だからなあ。

◆意外と歯ごたえのある難易度

第9章11話

福岡分校編の難易度はそこそこ高め。
ザコはともかく、ボス(特級呪霊)は有効弱点属性ユニットを徹底的に育てる必要がある。

第9章11話攻略PT

というわけで、最難関と呼ばれる第9章11話は幻属性ユニットを集中的に育成。三輪ちゃんのシン・陰流 簡易領域によるカウンターが案外有用だった。消費呪力デカいのでバンバン出せないとはいえ、痒い所に手が届く子だった。

で、最近配信されたばかりの第10章にいよいよ突入!なんとか追いつけたぜ!と喜びは束の間、2話のボスが鬼つええので完全に詰んでしまった。第9章11話は精一杯がんばれば倒せたけど、こっちは固すぎてろくにHP削れないよ!どうすりゃいいんだよ!

ぼくは0コラボイベからスタート組なので、サービス開始組とはまた一際印象が変わるかもしれない。と思ったら、案の定ここで苦戦している方は相当多いようだ。公式Twitterのリプ欄でも阿鼻叫喚、すごい数の報告が集まってきている。攻略サイトを見るにバッファーである夜蛾学長をPTに入れている方が多いので試しに育ててはいるのだが…
今後ナーフされる可能性はあるかもしれないからそれまで待機すべきな気がするが、渋谷事変編終盤で心が折れた虎杖くんみたいな心境を黄金体験できるのは醍醐味だと思う。こんなムズゲーでもいちおうクリアーできた人はいるそうだから、むずいけどムリゲーではないんだなっていう。FGO6章のガウェイン戦を彷彿させるやつだな。呪力ではなく札束で殴るゲームと言われたらアレだが。

オート任せでは勝てないくらい強いほうが原作リスペクトで良いなあと個人的には大歓迎なのだが、「ストーリーが見たい!」という人にはあまり好まれないかもしれない。というか「強敵邂逅」という高難易度の別コンテンツがあるのでそっちで難易度高くすりゃいいじゃんとツッコまれても無理はない。引退者続出はあまりよろしくないのでなんとか凡夫化せずに勝ちたいですねガチでね。

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