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【ポケモン】SVのジムリーダー戦BGMが歴代一好きなワケ

◆戦闘!ジムリーダー

毎作記憶に残る曲ばかり提供されるポケモンのジムリーダー戦BGM。

初代のジムリーダー戦はイントロから衝撃を受けて、それはもうめちゃくちゃかっこよかったし(特別なバトルだと意識させられた)、以降のシリーズも緊張感を引き出しててかっこいい。とても甲乙つけづらい。みんな違ってみんな良いの精神である。

第6世代・XYからガラリと雰囲気を変えてきたのだが、それでも所謂スルメ曲として好きになれた。静だけど今までとは違う緊張感が好き。

そして、第8世代・剣盾ではプラットフォームをニンスイに移した恩恵によるオメガシンカが素晴らしかった。

相手がラスト1匹になりダイマックスを披露してからの歓声。
発売から3年経った今でも忘れられない。これはゲーム本編とセットじゃないと興奮出来ない曲だ。未だに剣盾のOSTが発売されない理由はソレなのだろうか。だとしても、配信でもいいから喉から出るが出るくらい欲しいのだが。

というわけで、みんな違ってみんな良いの精神と書いたけどやっぱ剣盾のジムリーダー戦BGMが最強なんだわという本心は隠し切れないのだが、

第9世代・SVのジムリーダー戦が好き好きランキングを更新してきた。

◆『緊張』から一転した『挑戦』

ぼくは音楽に疎いので、言語化するのがヘタクソだし、伝わるかどうか全く自信がない。「アンノーン文字でおk」と煽られそうな上でがんばる。

これまでのジムリーダー戦は個人的には「緊張感」がいの一番に提供されていた。
ゲーム的には戦闘前にレポートすればいいし、負けたら即リセで済むし、なんのペナルティもないのだが、そんなメタ措置を別にして、BGMから本腰を入れたくなるようなガチバトル感があったのだ。みんなのトラウマ・カスミやアカネは初戦時特にそれを物語られた人は多いのではないだろうか。

だが、今作SVのジムリーダー戦は軽快なメロディから「挑戦者」というフレーズが浮かび上がった。

今作も緊張感がないわけではない。ジム施設内ではなく、各シティ・タウンに定められたバトルフィールド(一部屋内だが)でバトルする時点でこれまでのシリーズとは一際変わった雰囲気がある。
けれども、これまでのシリーズと比べると本作のジムリ戦BGMは強者相手に挑戦を申し込むようなメロディになっているなあと感じられた。特に2匹目以降のパートではサックスとトランペットが追加されることで「ああ今ジムリに挑戦してんだな、闘ってんだな」という実感を毎度煽られていた。

◆パルデア地方の「気軽」なバトル

チャンプルタウンのジムリであるアオキさんとの勝負では、ラスト1匹になるとNPCが乱入会話してくる、今までのポケモンでは有り得なかった特殊演出が発生する。
ものすごくフリーダムだ。食堂でバトルする時点でだけど。

挑戦者である主人公にも、ジムリのアオキさんにも応援してくれるNPCのみなさん。とてつもなく暖かい気持ちになれる。

みんな大好きナンジャモは、配信の一環として視聴者も楽しませるプロの配慮がされていた。

ジムリ兼ラッパーのライムさんとの対決も、主人公共々勝負を見届けてくれた。

ぼくはSVのモブキャラもさりげなく見届けてくれる一体感あるシチュが大好きなのだけれど、このおかげで主人公が挑戦者という立場を引き立たせてくれたのかなと考えている。まるで、肩の力を抜くようにバトルそのものを楽しめるし、観戦してくれるのだ。

これは、舞台となるパルデア地方は他地方とは異なり視線が合ったら即バトルではなく、自ら声をかけることでバトル開始という文化も掛かっているのかなあと思う。別にパルデアが好戦的ではない地方とは断言できないのだが(そも目が合ったらバトル開始って容赦ねえなイマサラタウンだけど)、これまでのシリーズと比べると「気軽さ」があるように感じられた。
SVはオープンワールドないしフリーシナリオな仕様のおかげで自分の判断でジムに挑める縛りのなさもまさに気軽さに起因しているのではないだろうか。

◆でもなんだかんだでラス1は盛り上がる

ジムリはラスト1体になると切り札としてテラスタル発動するわけだが、ここでBGMが大きく変わり、前作剣盾を見事に踏襲した歓声が入ってくる。

正直、盛り上がりとしては剣盾のほうが大きいし、感動は本作は正直剣盾には敵わないなあと認めてしまっている。
けれどこれでいいのだ。というか、舞台の規模を考えるとこれくらいの規模がちょうどいい。

ガラル地方は序盤からクソデカスタジアムをバトルの舞台にした一方、パルデア地方ではテニスコートと同じくらいのバトルコートが使われている。勿論その分観客の人数に違いがある。
けれど、人数に囚われない、しっくりくるちょうどいい盛り上がりになっているのだ。仮に剣盾ほどの盛り上がりになってしまうとコレジャナイ感が否めないと思う。個人的に剣盾の歓声は両隣の観客と肩を組んでいそうなイメージがあるので。別にパルデア地方でもそうなっても良いと思うけど。

この歓声が、挑戦者(プレイヤー)も、ジムリも、観客も、みんなハイになってきている実感と一体感が湧いてきてすごく好きだ。なんならもう、大団円へ突入するような盛り上がりでもあった。

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そういうわけで、書いているうちに「なんだこの変な文章…」「果たして伝わってるのかこれ…??」と自信を失ってしまったんですが、えっとまあ、

パルデアサイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!ポケモンサイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!(ヤケクソ)




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