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JPHACKS’23 「革靴メンテなんです!!」やりたいことをやってみた感想


はじめまして、Hayattoです。

今回はJPHACKS2023で発表したプロダクトの紹介、初個人参加の感想、未踏への挑戦などの思いを残そうと思います。

まず初めにこのような大会を運営、主催していただいた関係者の皆様へこの場からお礼申し上げます。

結果はなんと「Best Hack Award」=優勝!!


「ウルシステムズ賞(@ulsystems)」・「Innovator 認定」・「Best Hack Award」 を受賞いたしました。

学生として、改めて夢中になってモノを作る楽しさを味わえました。その上で、このような偉大な賞を受賞できて光栄に思います。

*余談ですがnoteを書こうと思ったのも、同じ大学であるMahiro先輩のおかげです。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ありがとうございます。

「Best Hack Award」受賞シーン


作ったプロダクトの紹介👞

紹介動画!!


既存の課題

皆さん、靴を長時間履き続けた日、脱いだときに靴が臭いと感じたことはありませんか?特に、営業職の方は夏場1日動き回った後など、「靴を脱いだ瞬間にとんでもないことになっていた」という経験があるかもしれません。

あなたは、そんな臭いが発生したまま靴にシューズキーパーを入れていませんか?
自分の足で靴が蒸れた状態を放置していませんか?

これらの状態では革靴とシューズキーパーが傷んでしまい台無しです。

この課題に私たちは着目し、臭いを解消しシューズキーパーを適切なタイミングで入れるサービス「革靴メンテなんです!!」を開発しました。

デモ

審査員の神武@koooootakeさんがXで当日の様子を実況されていたので、こちらで紹介します。


機能

とくにこだわった機能は以下です。

✅既存の課題を解決するための機能

  • センシング & ドライ機能

    • 革靴内部の状態を把握しながら内部換気と最適な温度変化の促進

  • 通知 & 記録機能

    • 革靴メンテナンスのために"次にやること"を通知, 自動記録

✅革靴を知り、より良いメンテナンスの機能

  • Google Calendar機能

    • ハードウェアを使えば自動的にGoogle Calenderに記録する機能

  • メンテナンス通知機能

    • 一定の期間メンテナンスしていない革靴に対して通知する機能

  • 革靴仲間のコミュニティー

    • 革靴を愛する人たちのコミュニティ形成


LINE上での操作


技術的なお話

自分の役割は、フロントよりのサーバサイドですがプロダクト思考に徹しました。デザインも綺麗ではないので今後の課題です。

ハードウェア

  • メインマイコン

    • M5 StickC Plus

  • センサ

    • M5StickC ENV Hat III & ENV III Unit

  • モータードライバ

    • M5Stack H-Bridge Unit

  • ファン

    • DCブロワー 5V 4x1 6000RPM ベアリング仕様

  • M5 StickCplus拡張ユニット

    • M5StickC用「PinHeader HAT」


実際の実機


フロントエンド

フロントエンド構成


サーバーサイド

サーバーサイド構成

テスト

サーバーがオンプレミスということもあり僕自身があまりテストできず関与できなったので状況を共有してもらいました。

さらにGitHub Actionsで CIを用意し自動でテストを行うことで、より確実により早く開発を進めることができました。

GitHub Action

デザイン

デザインはCanvaを用いて行いました。

私自身が使いたいと思えるモダンなUIを意識しソフトウェア面に注力しました。ハードウェア面はチームメンバーがより効率且スマートな形に改良してくださいました。ありがとうございます。

プロダクトとは関係ないですが、JPHACKS/Expoに利用したポスターもここでデザインしました。発表前日夜10時まで何も手を付けていませんでした。(徹夜作業でどうにか)


使う手順
アプリケーション概要


ビジョンと思い

参加した感想

一緒に創ったチームメイトの感想

プロダクトが決まった時間はたった30分で決まりました。どんなものを創るかと思考してから1時間でハードウェアを動かして試作するチームがどこにいるんでしょうか??私達のチームしかいないと思っています。

某チームメイト

まさかプロダクトがアプリケーション化し実際に使える状況になることに感動しました。プロダクトを通じて革靴世界に入ってしまいました。

某チームメイト

私の感想

JPHACK10年目という節目に「優勝」という形で「革靴メンテなんです!!」の名を残せたことに今になって実感が沸いてきました。歴代の作品を見てもどれもレベルが高く肩を並べるのは恐れ多いです。今まで培ってきた先輩方の作品に追いつき追い越したいと思えた大会でした。
以下でどこがよかったのか詳しく書いていこうと思います。

サポート面

予選ではLearning Sprintなどがあり、運営がかなりサポートしてくださるので、初心者でも割と気軽に参加できると思います。
(自チームでは誰も参加していなかったのでどんなものかわかりません。)

賞の数

また賞の数がほかのハッカソンと比較してかなり多いです。
予選ではブロック1位と企業賞が3つほどありました。
受賞するとモチベがめちゃくちゃ上がるので、賞の数が多いのは嬉しかったです。

ちなみに本戦は、企業賞だけでも10個以上あったと思います。

しかも、賞金や賞品もすごく豪華で魅力的です。

自分たちのチームでは、予選で24本プレモル、本選で、Amazonのギフト券や会食など豪華で貴重な経験を味わうことができました。

参加者のレベル感

ほかのハッカソンと比較して、レベルの高いエンジニアが多かった印象があります。(そもそも技育展とJPHACKぐらいしか出てないけど)

特に本戦はアイデア、プレゼン、技術のどれもレベルが高く、どのプロダクトも1位をとれそうなくらい素晴らしかったです。(個人的一押し東北大チーム)

オフラインでのつながり

コロナが明けて、今年は予選からオフラインということもあり、ハードウェアを創るチームが多かったと運営からお聞きしました。そこでハードウェアチームで繋がりを持つことができました。

予選時、隣チームのハードウェアを修理し、動いた瞬間に喜びを共感できました。※そのチームが予選優勝し本選に出場できたこともいい思い出です。

フィードバック

本戦では全体でのプレゼン後にExpoの時間がありました。
簡単に説明すると、Expoは各チームが自分のブースを用意し、実際にプロダクトを紹介する時間です。

ここで、審査員の方や企業の方、また学生の方が自分たちの作ったプロダクトを見に来てくださります。

その際、審査員方の革靴や靴をその場で乾燥してもらい、今回のプロダクトを肌で体感していただきました。革靴自体に馴染みがない方にも実際に検証する流れにわかりやすかったと共感してくださりました。
(オンプレミスでシステムエラーにならないか、APIのリクエスト数が超えないかドキドキする時間が終わるまで続きましたw)

過去受賞OB/OGとの関わり

過去大会を熱く盛り上げてきた受賞OB/OGの方々も駆けつけてきてくださり作品の感想や学生時代の思い出をお聞きしました。(共感していただける絶好のチャンスと思って交流できたことで新たなビジョンが生まれました。)

さあ、未踏IT人材発掘に応募しよう!!

今回作成した「革靴メンテなんです!!」ですが、継続開発することが決まりました👏

直近の目標としては未踏IT人材発掘に応募することが決まり、身が引き締まる思いです。まさかJPHACKから未踏に応募するとは思っていなかったのですが、審査員や先輩方のお話を聞く中で「革靴メンテなんです!!」を多くの人に使ってもら得るような、より良いプロダクトになるように頑張っていこうと決心しました。
これからもJPHACK関係者、友人に迷惑をかけますがよろしくお願いします。(メンバーに一番迷惑かかるかと)

未踏とは?


いつリリースするかは未定ですが、ぜひ革靴が好きな方、革靴のメンテナンスに困っていた方に使っていただきたいです。(自分が一番使いたい!!)


大会を終えてLT会にて発表した資料

X@Selria1 君のおかげでプレゼンや学生同士で話し合う場が持てたことに感謝します。ありがとうございます。以下のプレゼンを行い交流を深めました。


最後に

note初心者で、大変読みにくい文章となってしまい申し訳ございません。
ただ一つだけ皆さんにお伝えしたいのは、革靴メンテなんです!!と私たちはたくさんの人の支えによって成り立っているということです。

協力してくださった皆様、本当にありがとうございます。
しっかりそのご恩が返せるように精進して参ります。


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