はると

こたえのないことを考えるのが好きです。

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最近の記事

これからの福祉業界の明るい未来のために ― 福祉・介護系企業へのインターン受入の薦め ―

塙社長が標榜するインターンのテーゼは「 “福島” で誰もが “福祉” の現場で “福”に出会える広場を目指して!」だった。 この度の復興庁による復興創生インターンでは、受入をした200社中、福祉・介護系企業は、株式会社はなひろだけだったが、この業界にインターンの受入が広く根を下ろせば、介護職の3Kや低い賃金だけでなく、老害や超高齢化社会など、自然とインプットしていたり、リンクされる福祉のネガティブなイメージと、確かに現場にあったみんなの笑顔や優しさ、働き甲斐とに覚えた矛盾を

    • インターンシップを終えて ー 株式会社はなひろに捧げ尽くした30日間の結実 ー

      私が立命館へ進学したのは、出来うる限り偏差値が高い学校へ行った方が良いというステレオタイプに囚われ、ベルトコンベアで運び込まれたに過ぎない。無論、受験勉強は一生懸命頑張ったが、大した意志なんぞ無かった。 入学以降はそれなりに単位を取得し、深夜便で東京に行っては遊び呆けた。下北にあるキャパ250人のライブハウスでエモーショナルに踊り狂ったり、渋谷で若手芸人のネタを見て笑い転げたり、高円寺の古着屋で散財したりして大学生活を楽しんでいた。 ある時、2017年の紅白で見て驚天動地

      • Column: お金より価値あるモノを信じて

        極論すれば、介護業界は無い方が良い世界だ。だって、皆が健康かつそれぞれの棲み家で日常生活を送れた方が幸せじゃないか。だから、この業界には「人の不幸が飯の種」に通じるロジックが潜在する。しかし、そんな職はいくらでもあって、医者も弁護士もそうだが、医者や弁護士と介護士が決定的に相異なるのは賃金だろう。医者の平均年収が1696万円、弁護士が1026万円なのに反し、介護士は僅か378万円だ。 「介護はお金じゃない。」渡辺さん(なべちゃんデイサービス 店主)が言った。 介護に携わる

        • Column: 地域コミュニティーにおける交流の必要性やメリットを考える意義や価値とは

          正直に言えば、私には、地域コミュニティーでの交流の必要性やメリットが分からない。それは地域の行事にあまり参加しなかったり、隣人の顔さえよく知らないマンションで生まれ育ったりした、地域関係が希薄な私のバックボーンが強く影響していると思うのだが、2020年のいま、交流や出会いのきっかけはスマホの中に無数にあって、地域の面識がないおじさんに挨拶されても、恐怖を覚えるのが一般的な感覚なのではないだろうか。地域関係や地域での繋がりが濃密だと、もしもの時都合が良いのは認めるが、そんなもの

        これからの福祉業界の明るい未来のために ― 福祉・介護系企業へのインターン受入の薦め ―

        • インターンシップを終えて ー 株式会社はなひろに捧げ尽くした30日間の結実 ー

        • Column: お金より価値あるモノを信じて

        • Column: 地域コミュニティーにおける交流の必要性やメリットを考える意義や価値とは

          Orange Rendez-Vous – 全てのメランコリアに寄り添い、地域の絆を紡ぐ場 -

          「オレンジカフェ ポエム」とは、2013年12月にデイサービスセンターポエム(郡山荒井)で、株式会社はなひろの代表取締役を務める塙啓之さんが「認知症カフェ」として始めたカフェで、2015年4月に郡山市や社会福祉法人、公益社団法人「認知症の人と家族の会」に委託されたのに伴い、名称を「オレンジカフェ ポエム」に改め、今や、自主開催を含め郡山市内14箇所で、月毎にオープンされ、多くの席が埋まる。認知症サポーターのイメージカラーでもあるオレンジ色は、色彩工学によると、頑なな人の心の壁

          Orange Rendez-Vous – 全てのメランコリアに寄り添い、地域の絆を紡ぐ場 -

          Column: 「オレンジカフェポエム」における塙さんの存在意義

          「オレンジカフェポエム」とは、2013年12月にデイサービスセンターポエム(郡山荒井)で、株式会社はなひろの代表取締役を務める塙啓之さんが「認知症カフェ」として始めたカフェで、2015年4月に郡山市や社会福祉法人、公益社団法人「認知症の人と家族の会」に委託されたのに伴い、名称を「オレンジカフェポエム」に改め、今や、自主開催を含め郡山市内14箇所で、月毎にオープンされ、多くの席が埋まる。「オレンジカフェポエム」のお客さんにお話を伺うと、塙さんへの信頼や感謝が一際浮揚したので、こ

          Column: 「オレンジカフェポエム」における塙さんの存在意義

          Column: 「働く」というベクトルが指すモノ

          デイサービスセンターポエムでケアマネージャー として働く矢内さんの居宅訪問に同行し、その柔らかく、温もりがある意思疎通のメソッドや、居宅訪問した家庭との距離感などから滲む、そのハートフルでオープンマインドな人間性に大変感動した。 初めに訪問したYさんご夫妻は、代々同事業所が居宅訪問の担当を引き継いでおり、長く関わっているが故に、私を入れた4人で掘りごたつに当たったり、夫のKさんがマシンガントークを繰り広げたりしていた。Kさんは、輝いていた頃の昔話を長らく話すのだが、それは健

          Column: 「働く」というベクトルが指すモノ

          Column: 働き甲斐のある仕事とは

          デイサービス1日体験のラスト、送迎の帰路で聞いた水野さんの言葉に深く感銘を受けた。水野さんはデイサービスセンターポエム(郡山賀庄)でパートタイマーとして働いており、現在子育てにも励んでいる。 何気なく福祉業のやりがいを尋ねると、「初め嫌々来ていたお客さんが進んで楽しく通ってもらえる様になったり、お客さんもできないと思い込んでいたことが、誰かと一緒だったり、ちょっとしたアイディアでできる様になったりすることが嬉しい。」と語ってくれた。 要するに、お客さんの幸せが自分の喜びや

          Column: 働き甲斐のある仕事とは

          Self Introduction

          立命館大学2回の石上温大です。 2月14日から3月14日まで、福島県郡山市にある株式会社はなひろのインターンシップに参加しており、郡山の介護に関するポータルサイト「福ひろば」の拡充をお手伝いさせていただいております。 「福ひろば」とは、介護を必要とする人やボランティア活動をしている人、事業を営む人のための介護に関する総合情報サイトで、介護に関する相談窓口の案内や、介護施設の紹介や空き情報、郡山市地域イベント、介護の情報などを発信しています。 介護に関するポータルサイトな

          Self Introduction