雑談弱者の憂鬱 #呑みながら書きました

かなりぎりぎりになってしまいましたが参加させていただきます。

今回のお酒は「寒菊 羽州誉50 ‐Horizon‐ 純米大吟醸 超限定無濾過生原酒」。とてもフルーティで、ちょっとスパークリングみたいな感じもありとても美味しい。もう少しでなくなりそうだけど。

突然なのだが、私は雑談が苦手である。つなわたりをしている気分になる。そもそもオーラルコミュニケーションが苦手で、数年前までとくに改善するきもなかったので経験値は二十八歳社会人のそれをはるかに下回ってしまっている。
よく考えてみてほしい。
初対面の人にも失礼にならず、対立するような話題ではなく、相手を不快にさせず、深入りすることもされることもない話題って難しくないか?

そもそもね、雑談の必要性がずっとわからなかった。なぜ用事もないのに他人と無駄話をするのかわからなかったし、うまくやっている人をヘラヘラした人間だとすら思っていた。今となっては完全に僻みだとわかるのだけど。
女性は愛嬌だとか、障がい者は常に愛想良くしていないといけないとか。そういう呪縛から解き放たれたかったというのもあるのかもしれない。
ただ最近気が付いたのだけど、図弾は雑談は別に必ずしも人と仲良くなるために行う行動ではないのかもしれない。あなたに敵意は持っていないよ、私はあなとと同じような価値観を持った人間だよ、と相手に伝えるための行為。できなくても生きてはいけるけれど、持っていれば人生が少し生きやすくなる能力だと思う。

加えて、愛想がなくても生きていけるのはものすごい美形かなんでも一人でできる人
だけだ。私はそのどちらでもないため、きっと持っていおくべききスキルなのだろう。

昔マッサージを仕事にしている知り合いから聞いたのだが、マッサージ中に話してはいけないことが二つあるらしい。一つは宗教の話題、もう一つは政治の話題だそうだ。
たしかにこの二つは親しい仲でもなんなら家族間でも一歩間違うと関係を破壊しかねない話題だと思う。素人が迂闊に手を出していいものじゃない。
個人的にはスポーツの話題もやめた方がいいと思う。どの選手が好きだとかどのチームが良いとか、世間話gていどにできればいいけれど、時々他のチームや嫌いなセンス名が選手名が出てきただけで怒り出す人もいるので要注意。
他人に振ってはいけない話題、それはわかった。でも、それらに気を付けていたからといって雑談ができるようになるとは到底思えない。
たとえば天気の話題を話すとする。
「最近寒くなりましたね」
「本当ですね、冬らしくなてきましたよね」
ここまではいい。ただたとえば私は
「寒いので最近は外に出るのが憂鬱になってしまいます」
などと続けたいと考えるのだが、これってどうなのか。
私の中では「寒いから外に出たくない」という考え方はあまりにも自然なことだけれど、人によっては違うはずだ。
雪国出身でとくに寒さは苦に感じない人もいるだろうし、外に出ることに苦痛を感じたことのない人もいるかもしれない。それくらいならいいが、寒いくらいで外に出るのを嫌がるなんて怠惰な人間だと思う人もいるかもしれない。
いや、実際怠惰な人間であることに間違いはないのだけれど、自分で主張するのと他人から内心勝手にジャッジされるのは違うよね?
いや、そもそもネガティブな言い回しなのか? 寒くて外に出たくないと言うことを柔らかく伝えるにはどうすればいいのだろう? そもそもそこまで自分を曝け出す必要はないのだろうか。
別にこういうことを川の中で会話のの中でずっと考えているわけではないが、ふと冷静になったときに思い出しては疲れてしまう。もっといい言い方があったのではないか、適切な話題があったのではないか、もっと想像力を働かせるべきだったのではないかと。
こんなことで悩みたくない。でもきっとみんなこうやって悩んでる。私だってやってできないことはないはず。とはいえメッチャ疲れる!
葛藤に葛藤を重ね、失敗で失敗を洗い、今いち成長しているんだかどうかもわからず、良好な人間関係を作っている人に嫉妬し、劣等感を感じつつもそれらを外に出したくないプライドは捨てきれず、それでもやるしかない。
大人って大変だなー、猫にでも癒されよう。

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