「harutakoの自己紹介」ができるまで
はじめまして。はるたこです。
先日ECHO映像大会のビギナー部門で2位をいただいた「harutakoの自己紹介」の映像ができるまでの流れを書き綴ってみようと思います。
この動画を作った経緯
もともと、この映像は映像大会用に作成したものではなく、
Booyahさん(@Booyah_hobby)のワークショップ「SoundAttack」の中で作成したものなんです。
「SoundAttack」は音に対しての映像のアプローチを学ぶための1ヶ月間のワークショップで、
ぶーやさんの指導のもと与えられた課題曲に対して音を意識した動画を作るという企画でした!
ちなみに、こちらが企画のときにBooyahさんが投稿していた宣伝動画↓
めちゃめちゃサウンドにアタックしててかっこいい。。。さすがぶーやさん。。。
作成ワークフロー
まず、実際にこの動画をどうやって作っていったかについて。
大まかな流ればこんな感じ
ひとつずつ説明していきます。
1.色たこ
そもそも「色たこ」ってなんやねん!って話ですよね。
「色たこ」は視覚的に音ハメのタイミングがわかりやすいように、平面レイヤーの色を変えるだけで表現する手法のことです!
SoundAttackの中でBooyahさんに最初に教えてもらった手法です。
音ハメといっても色々な種類があるので、課題曲の中でここにハメたら絶対かっこいい!ってところを見つけていく作業をしました。
※ちなみに、「色たこ」という言葉はアタメンで作った造語なので、映像やってる友達とかにドヤ顔で使わないようにご注意を笑
2.構成決め
色たことほぼ同時並行で「構成決め」を行いました。
曲に合わせた構成にしようと思ったので、何度も繰り返し曲を聴いて、
曲の構成がこんな感じ↓のになっていることを紙に書き出して把握しました。
パート1の中で、同じようなメロディが3回繰り返されていてたので、
まず最初に「パート1」の中で3つの要素を伝える構成にしようと決めます。
次に、「パート1の繰り返し」では「パート1」と同じ内容を違う表現で伝えるようにしようと決めました。
3.動画の方向性決め
次にどんな動画にしたいか、動画の方向性を決めていきました。
サウンドアタックなので、曲から感じるイメージを膨らませて考えることにしました。
この曲の「トゥルルルン、トゥルルルン、トゥルン」っていう音が波のように感じたので、
まず最初に、海をテーマにしようと決めました。
4.リファレンス・アイデア探し
この動画でリファレンスとして実際に使用したものたちです!
よければ、どの部分をリファレンスにしたのかな?って目線で探してみてください!下で答え合わせします。
▼Isshinさん
▼mooographさんのVi_con
▼第六感
▼スプラトゥーン待機画面
答え合わせ
▼Isshinさん
波の表現のところをリファレンスにしました。
ちょっとこれはモロすぎてわかりやすかったかもですね。
▼mooographさんのVi_con
サインウェーブのところ
▼第六感
3Dで並んでいて、Z軸に引くアニメーションのところ
▼スプラトゥーン待機画面
ここのデザイン。波で分割されているところ
▼リファレンスを扱う上で意識したこと
なるべくリファレンスをそのまんま使うのではなく、自分なりに噛み砕いて動画のテイストに合わせて組み込むことを意識しました!
どうでしょう?
言われなければ、リファレンスがこれだってバレなかったのではないでしょうか?
(とはいえ、いっしんさんの印象を受けた人が多くいたようなので、そこは反省点です。。。)
今までリファレンスを自分のものにするっていうのが難しくて悩みだったんですが、
今回は、自分が作りたいものイメージとか方向性をしっかり持った状態で制作に挑んだので上手くいったのではないかと思っています。
ちなみに、デザインをものにするマインドで参考になったのが、これまたBooyahさんの「デザインとオトモモチ」っていう記事です。
私はこの記事の中でも語られている、「日常からのインプット」って部分が特に響いて、
普段目にするものすべてデザインの勉強につながるなと思いました。
今回だったら、スプラトゥーンの待機画面がまさにそれですね。
ゲームをしているときも、映像につながるデザイン集めの時間にできるんだなと身をもって理解できました!
この考えをもって常に意識するだけで、
ちょっと休憩でネットサーフィンとか映画を見る時間だって無駄な時間にはならないわけですよ。
素敵な考え方ですよね。
5.とにかく映像にしてみる
ここはあんまり語ることがないんですが、
とにかくリファレンスから得たイメージを映像にしてみるました!
ちなみに、サインウェーブでは以下の動画を参考にしました。
サウンドにアタックしたところ
最後に、この動画でサウンドにアタックすると言う面で意識したところについてお話しします。
▼色んな音ハメ
いろんな音ハメの種類を使って飽きさせない表現にすることを意識しました。
MOVIEパート→ドラムの音で音ハメ
PHOTOパート→リズム(BPM)で音ハメ
SONGパート→メロディで音ハメ
▼音の表現に合わせた演出
繋ぎの部分ではジリジリとしたノイズのような音がのっていたので、
映像でもフィルムノイズを載せてみました。
ほんのちょっとした手間ですが、これだけで音との親和性は上が流と思います。
見ている人が気づくか気づかないかくらいのこういう工夫を重ねていくことで動画のクオリティって上がっていくんだろうなぁとつくづく思います。
もっとたくさん気づきと工夫を凝らしていけるクリエイターになりたいですね。
最後に
最後まで読んで意いただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
noteを書くのは初めてでしたが、noteをかけるほど色々考えて映像を作れた自分を少しだけ誇りに思いたいと思います。
これからも、「なんとなく」ではなく理由づけができる映像を作っていけるよう頑張ります!
ではまた。
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