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外へ出られない時には

いま外出自粛などでリモートワークや、自宅での生活が増えていると思います。

このどうなるんだろうという不安感や、ちょっとした外側からの閉塞感は、
子供時代入院していた時と、なんとなくにている気がしてきました。

と言いつつ、なんだかんだと守られている場所でもあったので、楽しさも勿論ありましたし。
遊び、という意味では、とても積極的に楽しいを作れる環境とも言えました!

自分達で楽しむ工夫は、ちょっと楽しくすごす秘訣なのかもしれないです。

生活リズムを作ること。

ご飯の時間
お昼寝の時間
勉強の時間
遊ぶ時間
おやつの時間
TVの時間
消灯の時間

それぞれがなんとなく同じリズムで決まっていて、その時間で過ごしていました。
5~18才までに子がいるなかでの生活です。
だいたい30人くらい。

それぞれの症状によって移動出来る距離や、方法は違いますが、
それぞれの場所でそれぞれのペースで同じサイクルで生活しています。

なにかしらこの時間になにかするというリズムがあるのは、
過ごしやすさや、目的があるのでどうやって一緒に過ごすことがたのしいのか、
見つけてそれもまた楽しみにつながっていきます。

工夫の世界

いろいろな季節ごとの飾りや、イベントもありました。
自分達で飾るものを作ることもあるのは、また楽しい。

いまだに写真があるのですが、サンタクロースに扮した看護師さんや、お医者さんと写った写真が残っています。


工夫はとても好きです。
遊びをどうやって、どんな年代のひととも遊べるんだろうと考えることが多いです。

どれだけおなじものを共有できるんだろうとか。
たとえばどれだけのひとが無茶をせずに。
たとえば言葉というものが通じなかったとしても。

これだけで、同じ遊びでも何度でも新しく楽しめるものに変わっていきます。


**気分転換になるような景色を見つけること。 **

基本的にビルの中の一角にある病棟だったのですが、公園がありました。

ちいさい頃はわからなかったのですが、いま思うと、ビルの上にある公園でした。

芝生とスロープ、そして、木がいくつかあったように思います。

滅多にでることはなかったのですが、無機物だらけの場所では、
外の緑をみてるだけでも広い場所にいる気がして、息が楽になります。

大部屋は賑やかですが、動けないひとが多い部屋や、一人部屋はとくに、話をしにいくことも難しく。

寂しいことも多いのですが、緑がみえるだけでも違いますし、
みえるものがおおいと、わたしは妄想の余地が多くなるので、楽しみにもなっていました。

**読書や好きな映画をみること。 **

景色と少し似ていますが、私は広い映像が写るものが好きです。
それはこの時期の影響が強いなぁと思っています。

実際には出掛けられないけど、観ていった気持ちを共有すること。

いろんな世界に飛び込んでみること、それはとても楽しいものです。

一番大切なのは

そしてなにより誰かと話をすること!
話を聞いてもらう事!

本当にちょっとした事でよくて、少しだけの間でも話が出来る時間があるのは、

本当に本当に、気持ちが柔らかくホッとする時間になると思います。

もちろん直接会ってももちろんですが、画面越しでも、共有するってことは大事だなあとも思いました。

ビデオレターを撮ってもらったことがあるのですが、それだけでも、
少しでも人と繋がっているんだなぁと嬉しい気持ちになったのを覚えています。

今急に世界が狭くなる気がするかもしれないのですが、
いろんなことが変化して、新しくなって、

この先に楽しいことがたくさんあることを、考えながら、感じながら、日々を過ごしていけたら嬉しいと思います。

#エッセイ
#日記

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