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世界遺産のウルル(エアーズロック)へ行ってきました!

ウルルとはオーストラリアにある、世界最大級の一枚岩です。
来年の2019年10月よりウルルへの登山が全面禁止されます.
登山が禁止される前に,ぜひ世界遺産に登ってみたいと思い,ウルルのあるオーストラリアまで旅行に行ってきました.

〈行き方〉
・成田(日本)→シドニー(オーストラリア) 飛行機で約9時間
・シドニー→エアーズロック(ウルル) 飛行機で約3時間

ウルルまではバスで陸路より向かう方法もありますが,ウルルはオーストラリア大陸の内陸に位置していることもあり,近くの都市ケアンズからでもバスで約7時間を要する為,ウルルへは飛行機でのアクセスが体力的負担が少ない移動方法と言えるでしょう.シドニー空港→エアーズロック空港まではヴァージンオーストラリアとジェットスターの2つの各航空会社が1日に往復1便を定期運行しています.所要時間は約3時間です.

ウルル観光する上で重要になってくるのが宿泊施設の選定です.地図で確認すると分かりますが,ウルルの周りはビックリする程何もありません.有名な観光地なので,ある程度周囲は栄えているだろうと思ってなめてかかっていると,現地で苦労することになるでしょう.基本的に宿泊地は空港から約10km,ウルルまで約20kmあるエアーズロックリゾートという,いくつかのホテルが集合した宿泊地の一択となります.ただ,いくつかのホテルが集まっている為,小規模な街みたいになっており,スーパーや美容室もありカフェ・レストランもいくつもあります.また海外には珍しく水道水が飲めます.

エアーズロックリゾートへ到着したら早速ウルルへ向かいたい訳ですが,私がオーストラリアへ行ったのは11月でした.砂漠地帯ということもあり,初夏ではありましたが最高気温は40℃近くになることもあり,体感温度は日本より暑くは感じませんが,それでもかなり暑いです.また砂漠特有の気候で朝方は10℃代まで気温が下がるので,寒暖差に注意が必要なのと同時に少し肌寒い為,長袖の持参も必須となります.
その為,ウルルへの散策や登山は時期にもよりますが朝方にチャレンジする方が良いでしょう.
またエアーロックリゾートには日本人のスタッフが駐在しており,日本語のツアーもいくつかあります.

私も今回,日の出ウルル散策ツアーという日本語ツアーに参加しました.
また自力でリゾートからウルルへ向かうとなると,定期バスがない為,レンタカーで行くか,バスをチャーターする必要があり,どれも約50オーストラリア$以上と高額な為,ツアーに参加した方が交通費も含めてお得と言えるでしょう.
さて,それではいよいよ早朝4時45分からの日本語ツアーに参加して,ウルルを目指します.
しかしここで,ウルルへの登頂条件として岩ならではのいくつかの厳しい条件が突きつけられることになります.

〈登山条件〉
1.頂上の風速が時速25ノット以内であること
2.気温の予報が36℃以内であること(36℃を超えると朝の8時に閉鎖)
3.雨が降っていないこと
4.3時間以内の降水確率が20パーセント
5.嵐の予報が5%以内であること
6.岩肌が濡れていないこと

以上の条件があります.

よく登頂禁止になる項目としては風の条件が1番に挙げられるようです.近くまで行ってみて気が付くのですが,ウルルの周りは砂漠地帯で平野な為,風を遮る障害物が何もないので,周りの風はもろにウルルへ直撃します.ウルルの頂上は地上の風の5-7倍吹くそうで,エアーズロックの頂上ではその風を体にもろに受けて危険とのこと.その為,私も2日間登頂にチャレンジしましたが,強風の為登ることを許されませんでした.
また11月登山道が解放される確率は,時期にもより変わりますが,約20%だと言われています.

ガイドさんの案内だとウルル付近に住んでいる先住民の方は,ウルルを聖地としている為,本来ならウルルへの登山を望まないそうです.しかもウルルに登山したいと思うのは日本人が多く,ウルル登山ツアーが組み込まれているのも,日本の旅行会社だけなんだそうです.それを聞いて少し意外でしたが…

いかがでしたでしょうか?
来年には登れなくなるウルルに皆さんも是非行ってみてはいかがでしょうか.

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