ネコの思い出

ハルカハルカ昔。ってもう30年近く前の話。

ワシには妹がいる。その人がヌコを飼いたいと、実家のカーチャンに電話をしてきた。世話もできないんだしウンタラカンタラと、ワシらは猛反対したが結局飼ってしまった。

その翌年、妹の家へ遊びに行った時にソイツは居た。ヌコだ。

しょーみワシはヌコがきらいた。あーコイツかぁ。どっか行けばええのに。。。。。ワシは心の中で呟いた。ヤツは遠巻きにワシを見ている。いやいやいやいや。見んでええからあっち行きなはれ。心の中で叫んでいるがヤツはこっちに歩いてくる。来なくてええって。コレは声に出た笑笑

ヤツは、あぐらをかいているワシの足の中に入り丸まっている。「アラ。その子なかなか人に懐かないのに。気に入られたんやな」と妹は言う。そう。ワシは人よりイヌネコに懐かれる笑笑

夜も遅くなり、ホテルに帰るのも面倒になって、結局は妹の家で泊まることにした。グッスリ寝てて、白い中にあのヌコが座ってこっちを見ている。そして。。。コレから長い付き合いになるからよろしく頼むわのぉ。と言う。え??コイツ、メスって聞いていたのに、のぉ。って言う???あ。コレは夢なんやと、はっと目覚めると、布団のちょうどお腹の上に座ってこっちを見ていた笑笑

それから何年かして、ソイツは実家に来ることになった。

ワシは実家から離れてて、世話をしていたのはカーチャン。盆正月GWで実家へ帰った時に会うくらい。忘れてると思うんだけど、いっつも寄ってくる。何回もの春夏秋冬を超えて、ある時の春。お腹にしこりが出来ていて手術をしても助かるかどうかはわからない。って話が出てきた。カーチャンとどうしようかと迷った挙句、このままで行こうと。そして2つの秋冬春夏と、秋を超えた。冬に実家へかえって、当時住んでいたところへ帰る時、次に帰る時まで元気でいろよ。と言った。いつもは出かける時に玄関まで送ってくれるがその時は来なかった。

3月某土曜日15時頃。。ワシは仕事で茅場町を歩いていた。その時、ニャーニャーニャーと、あいつに似た声が聞こえた。ヌコなんているはずもないところで。あぁ。亡くなったんだ。と思ったその瞬間電話が震える。あぁやっぱ。。。と思いつつ出るとカーチャンから、「今、亡くなりました」という。今、ネコの鳴き声がしたから。と言うと、死ぬ間際に3回鳴いたと言う。

その後もワシはヌコが嫌い。実家でいたヌコ以外。

けど、イヌネコは相変わらずワシに寄ってくる笑笑

暑さ負けしているニートです。なにができるかわかりません笑