消費期限は6月27日 朝4:00です
たとえば、だ。消費期限の切れた生たまごや豆腐を捨てられない人間がいたとしたら、ばかげていると思うだろう。きっと私もそう思うに違いない。その消費期限が数ヶ月、あるいは数年前のものだとしたら、ことさらに。
けれども、それが感情というものであったらどうだろうか。消費期限をとっくのとうにすぎた感情たちが、冷蔵庫の奥底で眠っているさまを、想像してみる。それも、恋とか愛とか言う名前でラベリングされていたとしたら。私はきっとそれを捨てられないだろう。
ゆめをみた。ありきたりだった、もう