ルッキズム・福満しげゆき的な思考・呪いを解く
先日、原宿でモデルの仕事をさせていただいた。
昔から好きなブランドだったので、とても嬉しかった。
その日、レーベルの人から
「もう少し痩せた方がいいのでは…。」
と言われた。
私は「ボディポジティブですよ。」
と返した。
私は、標準よりも少し太っている。
しかし、それはネガティブな要素ではなく、私の足やお腹はシッカリしたロボットみたいで格好いい!!と私は思っている。
太った女性は魅力的だ。
痩せた女性も、筋肉質な女性も、丸顔も一重も二重も。
女性じゃなくても、鼻が低くても足が短くても、みんなみんな魅力的だ。
人間には、それぞれにそれぞれの美しさがあるというのに、なぜそれをブス、デブなどと否定し、悪いこととしてしまうのだろう。
自分の好みや世間一般で言う美しさ(という言葉もおかしいのだけど…)を他人に投げつけるのは、令和にそぐわない、ふる〜〜〜い価値観だ。
そして、人に「デブ、ブス、もっとこうすれば〜?」などと言ってくる人間は、大抵世間一般で言う美しさ(という言葉…ry)を持つ人間ではない事が多い。
しかし、彼らも私たちも皆それぞれ美しい。
体に染み付いたルッキズムを消し去ることは難しいが、他人の容姿にアレコレ口を出してはいけないということだけでも、理解をして欲しいと思う。
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原宿は、オシャレで細くてカワイイ女の子が多かった。
(オシャレで細くてカワイイ女の子という言い方は、先述のルッキズム否定を台無しにする感じもあるが、なんと言えばいいのか分からないのでこの表記にする)
私は髪の毛をブレイズにしたり、暗い色のリップを付けてオシャレを楽しんだりもするが、根は陰湿なオタクだ。
メンタルの調子が悪い時など、オシャレで細くてカワイイ女の子を見ると、脳が勝手に敵と認識してしまう。
どうせ君達は、実家が東京または親が金持ちで、自己肯定感が高くて、大学にも、海外旅行にも行った事があるんだろう???
中学生の頃はバスケ部で、冴えないクラスメイトをいじめたりしていたんだろう???
と思ってしまうのだ…。
私はこのような偏見に満ちた思考を、福満しげゆき的な思考と呼んでいる。(すごく好きな上での発言です。。漫画も買いました。ごめんなさい)
認知の歪みを矯正しようと意識し始めてからは、このような思考に陥ることは大分少なくなった。
しかし、心の調子が悪い時には、生きていることが恥ずかしくて仕方のない、19歳頃の私に戻ってしまうのだ。
大体、仮に本当に実家が東京で金持ちだとしても、その人が幸せだとは限らない。
人には人の地獄があるという事を、肝に命じて生きていきたい。
そして、撮影は物凄〜〜〜く楽しかった。
服屋の方、カメラマンの方など皆さん優しくて、可愛い服を着て写真を撮ってもらえる事が仕事だなんて…と感動した。
私たちって実は、思い切り楽しんだり、自分や他人を愛したり、甘えて泣いたりしてもいい人間なんだよなぁと思う。
もっともっと、認知の歪みを改善していこう。
自分で自分にかけた呪いや、誰かにかけられてしまった呪いを解いていこう。
人間は皆美しく、愛に溢れた生活を送るべきなのだ。。。
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