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仕事を通じて価値観が変わった私の話

私は17歳から働き始めて64歳で退職した。
途中出産育児で休職した時期もあったが、ほぼ40年以上働き続けた。
その間8回の転職を経験した。転職と言っても仕事内容は基本ほぼ同じ。
看護師という資格が、それを可能にしてくれた。
資格があるということは本当に有り難かった。
資格のおかげで、何処へ行っても多少ブランクがあっても、再就職に困ることはなかった。

転勤で4箇所の土地に移り住んだ。
中核病院の病棟での3交替勤務、開業医院での外来勤務、老人ホームの健康管理室、訪問診療同行を経験してきた。
その時の自分の生活スタイルに合わせて、今で言うところの「ライフワークバランス」で自分で選んで自分で決めてきた。
移り住んだ土地では、その土地独特の考え方や雰囲気も経験した。
「あんたはよそ者だから…」という所もあれば、「その考えは新鮮ですね」と受け入れる所もあった。
今となっては、どの土地柄でも職場でもそれなりに学ぶことは多かったと思っている。

でも一番の学びは価値観ってなんだろう…を考えるキッカケになった日々

価値感?価値観?正しい使い方は価値観「物事の価値についての考え方という意味」

私の価値基準は自分の生育環境や生活圏から構築された結果に過ぎないということに気がついた事が大きかった。

私は「自分」という小さな価値基準しか持っていなかった。
狭い人生経験しか持ち合わせていなかったから違う人生の理解、共感、受容
が難しかった。
どうしても理解できない考え方や、否定する心があったのも事実だった。

特に訪問診療に同行していた6年間は、生活するという事、生きる姿を間近に見せていただいてきた。

人様の人生を通して…まさしく見せていただいて、感じて、考えて、悩んで
少しづつ、少しづつ….自分が変わるキッカケをいただいてきた。

こう有りたいとかこう成りたい」と言う気持ちは大切だけれど
こう有らねばとかこう成らねばならぬ」なんて一般的社会通念だけでは語れないこともあるんだなぁ….

ハッキリと答えが出なくても、ただ漠然としていても、自分の価値基準とは違うところで考えはじめている自分に気がついた。

それは私の年齢や経験値を重ねてきたことも影響しているのかもしれないが
いい意味で「人それぞれ」という考え方を持てたことが、長い間続けてきて良かったと思える仕事への想いとなっている。

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