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山アイロン部 in 入笠山(2日目)

2日目。朝からわしは後悔していた。2月の冬山とは一体?と混乱するほど暖かく、澄んだ空気が流れる美しい朝。何でまだ寝ているのだろう。もし仄暗い内から立ち上がり、アウターを羽織り、チェーンスパイクを装着して、滔々と山頂に向かっていたら。360度パノラマ入笠山の高台で、それはもう完璧な日の出を望むことができたはず。冬山でこんな好条件の朝はそうあるまい。それなのに、ああそれなのに、我々は誰一人焦ることなく(時間に余裕があるし、まったり登ればいいやあ、へへ)と何も考えずに布団にへばりついてしまっていたのである。あと1時間早く起きていたなら、それだけで最高の情景に出会うことができたのに。

ゆっくり朝ごはんを食べてから山頂へ。

最高。(ここで日の出見たかった・・)

下山して、お世話になった山荘を後に。雪山に登り、ビーフシチューを食べて、アイロンを掛けることが叶った。天候に恵まれすぎた2日間。また行こう。