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漫画「真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!」を読んでみた

タイトルなっがい!!(第一声)
よって、以下「婚約破棄されたので」と略させていただきます。

所謂「婚約破棄もの」ですね。ジャンル名称がこれで正しいかは存じませんが。
ちなみに私は、コミックシーモアにて分冊版を買っており、この記事を書いている2023/10/24時点では17巻まで配信されております。

読もうと思ったきっかけ:

所謂「婚約破棄もの」って読んだことないな〜。お、広告で見たの、結構面白そう。コミックシーモアにあるから読んでみよう。
〜そして、既刊全購入へ〜

ありがとうコミックシーモア。とりあえず読んでみようかな、と思った時に重宝しております。無料試し読みも沢山あるし。

あらすじ

「完璧な淑女」として教育され、将来の王妃として期待されていた主人公マリアベル。
だが、ある日、マリアベルは婚約者である王子エドワードに「真実の愛を見つけた」と言われ、平民の少女アネットとの結婚を望むエドワードにより婚約破棄されてしまう。
しかし、この婚約破棄には王国を蝕む陰謀が関わっており、マリアベルの父もそれに巻き込まれてしまう。
マリアベルは、新たな婚約者である帝国皇子レナートと共に、父を救うべく王国で暗躍する者に立ち向かうのであった。

というのが、物語の大体のあらすじです。多分。私の読解力を信用するなら(信用できない)。

この作品で、個人的に特に目を引くのは、元婚約者ポジションのエドワードの無能能天気っぷりでしょうか。
エドワードが無能でなければ王国を蝕む陰謀劇も途中で止められただろ!と思わずにはいられない程にエドワードがボンクラです。
詳細は以下のキャラクター個別感想にて。

キャラクター個別感想(多いので随時追記していきます)

マリアベル:
「完璧な淑女」として教育された有能主人公。
振る舞いが優雅なだけでなく、知識・教養もばっちり。
その上、可愛らしい振る舞いも見せるのだからレナートも惹かれるわけである。
国王からも信頼され、誰からも認められる王妃候補であったが、よりにもよってエドワードはマリアベルを切って平民のアネットを本妻にすると言い出した。王国の損失。
その上、エドワードはマリアベルに「アネットの教育係になってほしい」だの「自分の側近と結婚して自分を支えてほしい」だの身勝手な要求をしまくった。エドワードの無能無自覚傲慢野郎っぷりは1話からノンストップ。これには流石のマリアベルもキレた。いいぞマリアベル、怒りという自己主張は大事だ。
婚約破棄で傷心のところに、父の計らいで出会った帝国皇子レナートに猛烈アタックされ婚約。
その後は、父が巻き込まれたことで、レナートと共に王国を蝕む陰謀に立ち向かうことになる。

レナート:
帝国皇子で、マリアベルの新しい婚約者となった青年。マリアベルを真摯に愛しており、自分とマリアベルの愛を「運命の愛」と言うほど。他国の皇子だが、マリアベルを王妃として迎えるつもり。だが、マリアベルにその素質が無ければ自分の地位を捨ててもいいと言うほど。愛が重い。
ただのマリアベル好き好き青年というだけでなく、マリアベルと共に王国を蝕む陰謀に立ち向かう有能さ、エドワードの横暴な振る舞いにブチギレる男らしさも併せ持つ。

エドワード:
善良なるボンクラ。でも、側近サイモンに色々吹き込まれたとはいえ、モラハラ夫の素質が見え隠れするので別に善良でもない。つまりただのボンクラ。
平民のアネットに惹かれて恋をする朗らかさは美点と言えなくもないが、そこでマリアベルを本妻とし、アネットを側室にする判断ができない辺りが王族として無能過ぎる。平民に生まれればよかったのに。
弱く流されやすく、思い込みが激しくて、自分に都合がいいことばかり信じようとする、為政者としてはゴミのような素質を持つ。
正直、王籍を抜けさせた方がいいと思われるが、エドワードはどうなるのか。
読者が手のひらを返す程の立ち回りはできるのか。今後の展開に注目したい。

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