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蓮2nd千葉ライブレポ -最高で最悪のライブ-

注)お気持ち表明を含みます

蓮2nd千葉公演に参加したので書いてみたかったライブレポを書きます。

と言いたいところですが遅々として筆が進まず、気づいたら2週間たっていました。
そんな折後輩から脅迫おあつらえ向きの枠組みを用意していただけたのでいい加減投稿しようかと思います。

僕が理解できてない部分とか腑に落ちてない部分を補完したいのと、ほかのオタクのちゃんとした感想が見たいので各位もライブレポ書いてくれると嬉しいです。どの口が言うんですか?


背景

感想の前にどういうスタンスでライブに行ってるか簡単に書きます。

蓮の推しは藤島慈さんです。みらくらぱーくがお気に入りです。
蓮に関してはリンクラの中にあるものだけを基本的に追っています。お披露目の時に中の人が出てきたという理由で他界RTAをするくらいには中の人のことは追ってませんでしたし、追う気もありませんでした。理由はまたいつか書きます。最近は屈し始めてて悔しいです。
名前と顔、年齢、そしてライブを通じて得られた印象だけ知ってます。

また、はじめて触れたラブライブ、というかライブそのものはAqoursのそれなので、ストーリーの内容がライブに投影されるのを見て感動したり盛り上がったりすることをラブライブのナンバリングライブには求めています。もちろん音楽ライブとしての盛り上がりもかなり求めています。音楽の難しいことはよくわかんないけど。

本文

前置きはこのくらいにして結論を言うと、要所要所で素晴らしいシーンはいくつもあったものの、総括するとラブライブ!のナンバリングライブとしてはあまりいいライブではなかったと思います。

ラブライブ!のナンバリングライブとしての蓮2nd千葉(お気持ち表明)

いわゆる二次ドルのライブ、あるいはコンテンツのライブにおける、普通のアイドルにはない魅力ってなんでしょうか?
私は背景にストーリーが介在することだと考えています。この物語はキャラクターはもちろん、ライブそのもの、そして楽曲1つ1つに存在しています。
楽曲1つ1つがもつストーリーやパワーを組み合わせ、紡いで、一つのライブという大きな物語を生み出せるのがコンテンツライブの強みだと思います。

さらに、そのライブが新しい物語を生んでくれるというのもラブライブ!に限らず、すべてのライブというコンテンツに言えることだと思います。
ここでいう物語は、アニメや活動記録で表現されるようなストーリーではなく、私たちにとっての思い出あるいはコンテンツやアーティストの歴史・伝統としての物語です。

とりわけラブライブ!のナンバリングライブはその色が強いです。
ストーリーを現実に投射し、私たちが作中のファンの一部になれる。あるいは、ストーリーを音楽の力を載せて追体験できる。そして新しい物語や私たちにとっての思い出が生まれる。それが私にとってのラブライブ!の醍醐味です。

では、今回のライブはどうだったでしょうか?
11月の活動記録からのツバサ・ラ・リベルテ、Link to the Futureの垂れ幕演出、3月の活動記録からの抱きしめる花びらにLegato、そしてColorfulness前の菅叶和さんのMC。

100点満点でした。

ここだけを見たのなら。

ツバサ・ラ・リベルテの次の曲、覚えていますか?
1日目のSpecial Thanksの次の曲、2日目のミルクのあとの曲、覚えていますか?
そこまでに楽曲や活動記録で作り上げた感情を、物語を、雰囲気を、悪い意味で壊してしまっています。

アンコール明けの6人Deepness、曲自体は激エモで、来月の漫画の更新が本当に楽しみになりました。めぐ党なので。
でもそれってLegatoの後にやる曲ですか?
せっかく104期の初舞台が控えているのに。

楽曲と演出とパフォーマンスとを紡いで、ひとつの物語を完成させる。
この1点においてこのライブは最悪だったと思います。
曲順や選曲はもう少し工夫できたんじゃないのかなぁと。

ダブルアンコール(お気持ち表明)

極めつけは「ダブルアンコール」です。

そもそもラブライブ!をはじめとした現場では、アンコールが形骸化し、演出の中の一部に当たり前のように組み込まれています。
私個人の意見としては、作品の追体験と現実のライブの構成のバランスをとるために、これ自体は必要なものなのかなと思います。

しかし、ダブルアンコールは話が別です。
μ'sファイナルから始まり、偶発的に起こったAqours4th、6th、そして虹ヶ咲5th。
(虹5thを除いて)東京ドームという最高峰、あるいは「μ's」「Aqours」「虹ヶ咲」それぞれにとって非常に大切な意味を持ったライブでしか行われない、ラブライブ!という物語にとって、ラブライバーにとって、本当に本当に大切なものですし、大切に語り継いできたものでした。

しかし、今回の蓮2ndはどうだったでしょうか。
先ほど列挙したライブほどの大切な意味を持ったライブだったでしょうか。
答えはNoです。やるなら来年の、102期生卒業の瞬間でしょう。

今回のダブルアンコールで泣けましたか?
来年の終わり、慈たち102期生が卒業するその瞬間、そこでやるダブルアンコールに特別な意味を感じられますか?

μ'sファイナルやAqours4thのような本当のダブルアンコールを伝聞でしか知らず、憧れを抱き続けている私にとって、形骸化したなんの意味も持たないダブルアンコールはひたすらに虚しい気持ちになるばかりでした。

なんのためのリアルライブか?(良かったところ)

とはいえ、悪いライブだったか?と言われれば、それはそれで答えはNoです。
現に今私は蓮に夢中になっているので。

何が良かったか。
11月の活動記録からのツバサ・ラ・リベルテ、Link to the Futureの垂れ幕演出、3月の活動記録からの抱きしめる花びらにLegato、Colorfulness前の菅叶和さんのMC。さっきいい所として挙げた部分ですね。

これはFes×Liveでは得られないモノが得られた故です。

やはり作中であったセリフや演出は、実際に体験するとより深い感動が得られます。
また、3Dモデルでは出すことの難しい、表情の機微や視線といったキャストさんの表現・パフォーマンスを見られることで、曲への思い入れが深まったり込められた物語がよりダイレクトに伝わってきたりしました。
リアルライブの大切さはなにも声優さんに会いにいくだけにとどまらないことを改めて実感しました。

ツバサと抱き花が特に良かった。表情と振りの機微が特に。
しばらく頭から離れてくれなかったし、本当に泣いた。

あと6人Deepness。ラスサビ前の藤島慈が中心で座り、そこへさやかほ、瑠璃乃、2年生の順に歩み寄っていく姿に、藤島慈がもう一度立ち上がるあのシーンを想起してしまいました。オタク特有の妄想

2日目のRunwayであったトラブルも、Aqours1stの想いよひとつになれのように、きっと物語の一部になることと思います。
ただ、私はこの出来事自体を肯定する気はありません。プロとして舞台に立っている人間へのリスペクト故です。次に期待しています。

蓮ノ空の特異性と強み・弱点

ここまで蓮ノ空のライブについて良かったところと悪かったところについて感想を書いてきました。その過程で、蓮ノ空には蓮ノ空にしかない強みと、それ故のライブの難しさがあるなと感じました。最後にそれについて書いて終わりにしようと思います。

まず、活動記録の圧倒的なボリュームのおかげで、ライブに半年分のストーリー全てを詰め込むことが非常に難しいだろうなと思いました。
それぞれの月全てが大切なお話だったわけですけど、それを全部幕間にいれるのはさすがに無茶ですよね。じゃあ強いカードで奇声あげる時間要らなくね?
曲だけで一部のストーリーを表現しなきゃいけないのって難しそうに思ってたんですけど、1日目のアイデンティティ、2日目の飴色、Dear my futureでそこを上手く表現していてシンプルに感服しました。

また、Fes×Liveの存在も蓮ノ空の特徴に思います。
映画館でこれを見ると、ラブライブのナンバリングライブの「自分が作中のファンになれる」という部分を味わえるので、リアルライブの感動が減るんじゃないかと思いましたが、実際そんなこと無かったです。多分Fes×Liveもストーリーの一部としてみているのかも。

最後に、リアルタイム性という蓮ノ空一番の特徴です。
それ故に103期あるいは104期のライブって、できてそれぞれ2〜3回とかなり限られてしまいます。好きな曲を聞けるチャンスも限られてしまうので、いつかの虹ヶ咲みたいに公演ごとにコンセプト変えたライブしてくれてもいいなって思いました。
とはいえ競争率激しいので、やっぱりライブビューイング文化が復活しないかなぁなんて考えてしまいます。

まとめ

蓮ノ空2nd千葉は、いい所と悪いところが両極端で決して大満足ではないですが、トータルしたらいい体験はできたのかなって思います。
9Rまでタコ負けしたけどメインレースで取り返したみたいな感じです。
本当に次、そして104期に期待してます。このライブで蓮のこともっと好きになれたので。

おまけ:ぼくのかんがえたさいきょうの蓮2nd

ライブの後って理想のセトリ作りたくなるよね。
作りました。
2月の曲の扱いが難しいですね。

01:Dream Believers(103期ver)
02:On your mark(103期ver)
03:Deepness(6人ver)
MC
04:Trick & Cute
幕間①:10月度活動記録ダイジェスト
05:Runway
06:ノンフィクションヒーローショー
07:BANG YOU グラビティ⇔ド!ド!ド!
08:千変万華
09:Reflection in the mirror ⇔ 水彩世界
10:KNOT
11:Sparkly Spot ⇔ AWOKE
幕間②:11月度活動記録ダイジェスト
12:ツバサ・ラ・リベルテ
13:眩耀夜行 ⇔ パラレルダンサー
14:Take it over ⇔ シュガーメルト
15:以心☆電信 ⇔ 天才かもしれない
幕間③:12月度活動記録ダイジェスト
16:Link to the Future
MC
17:アイデンティティ
18:ミルク
19:青とシャボン
20:飴色
21:Dear my future
22:Special Thanks
MC
23:Colorfulness
24:Pleasure Feather
25:ハッピー至上主義
幕間④:3月度活動記録ダイジェスト
26:抱きしめる花びら
27:Legato
MC
29:Dream Believers(104期ver)
アンコール
30:STEP UP!
31:永遠のEuphoria(103期ver)





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