バイデン大統領の就任と山積する内外の課題

1. バイデン大統領就任

バイデン大統領が2020年の1月20日正午(日本時間1月21日)の午前2時に合衆国議事堂の演台で第46代合衆国大統領への就任の先生をしました。片手にはバイデン家が100年以上受け継いできた聖書がありました。

大統領の就任に心から祝意を送りたいと思います。それにしてもよくここまでたどり着けたとの感慨が禁じえません。

トランプと言う前代未聞の凶暴で邪悪な大統領がアメリカを分断し、人々にフェイクを浸透させ、世界でのアメリカの威信と信頼を喪失させました。

バイデン氏とトランプ元大統領の間で激しい選挙戦が戦われました。4年間のトランプ元大統領の破壊行為で残された殺伐としたアメリカ社会の中でバイデン氏は懸命に民主主義を訴え続けました。

コロナウィルスで24,000,000人が感染し、400,000人以上の尊い命が失われました。コロナウィルスとトランプと言う悪魔との戦いでアメリカは破壊された惨状に覆われていましたが、バイデン氏はアメリカの民主主義に一定の期待をつないでくれました。

バイデン氏の宣誓に先立ってレディーガガが国家独唱しました。素晴らしい声量でしたが、何よりも人々を引き込む魂の歌声でした。続いて他の歌手が歌い、また 黒人女性の胸に染み入るの詩の朗読がありました。

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