僕の扁桃摘出体験記

こんにちは。今回、扁桃腺を摘出し、現在入院4日目なので、(入院中の暇つぶしとして)その体験談を書こうかと思います。

僕は、他の扁桃摘出のブログを読んで元気が出たので、この記事も誰かの助けになればいいなと思います。

手術に至った経緯

なぜ、僕が扁桃腺を摘出することに決めたかというと、慢性扁桃炎にかかったからです。これまで年に1回のペースで扁桃炎にかかっていたのですが、今年の4月から月に1回ペースでかかるようになり、すごく辛かったので取ることにしました。

一般的に、年に4回以上扁桃炎になると、手術が勧められるらしいですが、僕は4ヶ月で4回なったので、1年で12回なるやん!というわけで即決しました。

手術日ですが、大学の夏休みである8月のうちに手術してしまおうということで、8月(2021年)に受けることにしました(夏が嫌いなので避暑地?としても使えて一石二鳥でした)。

手術まで

手術の2週間前に術前検査を行います。そこでは、心電図を測ったり、血液検査、PCR検査などを行います。
この機会に、他の病気の検査もできてよかったです。

そして、入院2日前に親と手術の説明を受けます。ここでは全身麻酔のリスクや、どの部分を摘出するかなどの説明を受けました。
若い女性の先生が「喉ちんこ」というワードを連発していたので、帰り道に父親と二人でゲラゲラ笑っていましたが、我が家の精神年齢はあまりにも低いことに気づいて恥ずかしかったです。

手術後はしばらく、食べたいもの飲みたいものを飲めないので、暴飲暴食しつつ過ごします。

手術前日

初日は、お昼から入院して、一日過ごすだけです。この日必要?と思いましたが、体調を整えるために必要らしいです。

夕食はこんな感じでした。

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正直、病院食は期待していませんでしたが、結構おいしくて「まぁまぁやるやん」と思いました。

明日からは流動食なので、今日中にたくさん食べておこうと思い、寝る前にコンビニでサンドイッチやおにぎりを買い込んで、絶食の時間までに暴食しました。

そして、22時からは絶食で、「明日の10時までにOS-1を3本飲んどいてね」という指示(ハラスメント)を看護師さんから受け、なんとか飲み切ります。

相部屋だったので、僕以外におじいちゃん3人が入院されており、大音量の屁とイビキでなかなか寝付けられませんでした。屁に関しては、実が出ているのでは?と疑問を抱くレベルでしたが、我慢しました。

手術日

昨日は、屁とイビキにうなされつつも、なんとか眠れました。手術は13時からだったので、それまでベッドでゴロゴロします。

手術直前になって、「手術後3時間ほどはトイレに行けないので、手術前に行っておいてください」と言われたのですが、なぜか便が出ませんでした。僕は代謝が良すぎるので、毎朝排便しますが、昨日大量に食べたにも関わらず排便できませんでした(旅行に行くと全然ウンコでないアレかな...)。

お腹はめちゃくちゃ張っていたので、これは手術中に漏らすのでは?と思い、必死に気張っていると、ほんの少しだけ(ちょろウン)出ました。

そして、13時になり、歩いて手術室まで移動します。手術といえば、ベッドに寝たまま運ばれて、手術するイメージでしたが、元気なまま歩いて手術に向かうのはなんとも複雑なキモチでした。

手術室前で、たくさんの看護師が奥の扉から登場してきて、「なんの手術をするのか?」を確認し、手術室へ移動しました。人生初の手術でワクワクしてたので、ずっとニヤニヤしていました(引かれていたかもしれません)。

そして、手術室に入ると、教室くらいの大きさの部屋にベッドが真ん中にポツンと置かれていて、ドラマで見るより広くて驚きました。

そして、着ていた手術着を脱がされ、ベッドに寝かされます。そこから、5人くらい人間が登場し、「麻酔担当です、お願いします」「看護師です、お願いします」など5人連続で挨拶され、「お、お、お願いします」とテンパりつつも、いよいよ手術が始まるという緊張感が走ります。

この後、全身麻酔を経験しましたが、貴重な経験となりました。

まず、点滴(痛み止め?)を打たれ、その後に「それでは麻酔を入れていきまーす」と言われた途端に、股間がムズムズしてきました。
「このタイミングで発情か?」と思いましたが、麻酔によるものらしく、その3秒後に眠っていました。そして、手術が終わったと同時に起こされ、なぜか大量に涙が出てきました。僕は強い男なので普段泣くことはありませんが、あの涙は何だったんでしょうか...

そして手術室をでて、取った扁桃腺を見せてもらいました。梅干しくらいの大きさで「デカ!!!」と思いましたが、シンプルにグロくて気持ち悪かったです。こいつが俺をいじめていたのか。。。「長年対戦ありがとうございました」というキモチで扁桃腺とお別れしました。

そして、思っていたよりは痛くありませんでした。すぐに喋れましたし、普段の扁桃炎よりすこし痛いくらいでした。術後3時間はベッドで安静ということで寝ていましたが、尿意が来てしまい、ナースを呼びましたが、あと1時間は待てと言われ、必死に我慢しました。

この日は、何も食べずに寝ます。痰を飲んではいけないので、都度ティッシュに吐いてました。このせい(屁とイビキも相まって)であまり寝付けませんでしたが、なんとか寝れました。

術後1日目~2日目

病院の朝は早いですね。普段11時に起きる僕ですが、朝の6時に起こされます。これが一番きついです。

食事はこんな感じでした。

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ガチでなに?と思いましたが、以下の献立でした。

・お粥の汁だけ?
・謎のゼリー上のやつ
・味噌汁
・牛乳

全然美味しくなかったです。

さて、この日からは病院内を自由に動くことができるようになります。かといって、やることがないのでずっとベッドで漫画を読み漁ったり、最近ハマっているOwl Cityを聞きながら首でビートを刻むというキショイ趣味を堪能したりしていました。「Fire Flies」という曲を聞いてると落ち着きます。

この日から喉にカサブタが生成されて、全体が真っ白になっていました。また、喉ちんこも2倍ぐらいに腫れていて、とても喋りづらく、飲み込むのが辛かったです。今後は、カサブタが綺麗に剥がれるのを待つ期間で、固いものを飲み込んだときにカサブタが剥がれて出血してしまうと振り出しに戻ってしまうので、気をつけなければなりません。

2日目に、隣のおじいさんが退院されて、心の底から「おめでとうございます」と思いました。
当然、睡眠時に屁とイビキで悩まされなくなるからです。

術後3日目~4日目

おじいさんが退院されて、空いた病床に、新しい患者さんがやってきました。ナースとの話を盗み聞きするに、京大生のようでした。僕は阪大生なので、京大生に対して変に嫉妬心を抱いていましたが、僕のほうが入院歴3日ほど先輩ということでマウントを取っていました。
しかし冷静に考えて、僕のやっていることはあまりにも情けなく、自分の小物感に驚きました。

痛みに関しては、1日目と特に変わりなく、相変わらず喋りづらく、飲み込むのが辛いという状態が続きました。

このあたりから、食事は、お粥 + おかずという感じで、痛み止めを飲みながら頑張って完食していました。
どうでもいいですが、僕はラッパーなので、お粥 + おかず と入力していると、「お粥, おかず, オタク, 終わる...」という風に韻を踏みたくなる癖があります。なので、今からラップします。

「ヨーヨー 扁桃腺取る伝統芸、もし出血したなら延長戦?」
「見てるオリンピック、高品質な調理実習、捌いとけコイキング like a トリミング アーイ」
「頑張れ“はるお”、行きたいマクド、お前はマグロ?、持ってる覚悟、試行錯誤からのインパクト ヒィエ」
「健康って幸せ、現状を見定め、弁当の品分け、勉強って嫌じゃね?」
「入院辛い?繋がれた鎖?非凡な暮らし、22時には暗い、食後のうがい、うざいくらいにイビキうるさい!」

3日目には、突然ナースに「風呂に入れ」と言われ、「臭かったかな?」と少し傷付きつつも、久しぶりにお風呂に入れて気持ちよかったです。

現在はコロナの影響で、面会が禁止だったため、荷物の受け渡しも看護師経由で受け渡しをします。マッマが病院内のコンビニでアイスを買い、それを看護師に渡し、僕に渡すという謎ムーブもありました。看護師さん、アイスの仲介人になってくれてありがとう!

術後5日目

今日が入院最終日です。

しかし、昨日の夜は空気が乾燥していて、とても喉が痛かったので、ナースコールをしようと思いましたが、陰キャをこじらせてしまい、我慢して寝ました。

起きたら、前日よりも結構痛く、調べてみると、カサブタが剥がれてかけているから痛いらしいです。
「治っている証拠ならいいか」ということで、耐えます。

また、看護師さんに「お通じは出ますか?」と質問され、僕はバカなので「お通じってなんですか?」と聞き返すと、引きつった顔で「便です」と言われました。
僕は常識が無いので、この辺は仕方ありませんね。

今日から常食になり、朝はパンがでました。
カロナールを飲んで、なんとか食べることができましたが、やはり痛いです。しかし、鏡で喉を見てみると、喉ちんこの腫れは治まっており、順調に回復していることを感じました。

いよいよ明日で退院です。
この1週間色々ありましたが、心地よく入院生活を過ごすことができました。
看護師のみんな、ありがとナス!🍆

退院後も1週間ほど痛みと戦う必要があるみたいですので、出血に気をつけながら、生活したいと思います。

以上です。

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