人外キャラをやりたい君!生物学チョットワカルと良いぞ!という話
*この記事はひとしろ氏主宰の「定期更新型ネットゲーム Advent Calendar 2022」に向けた記事です。
前:
https://note.com/szst/n/n980070757a5c
動物パーツをつけてる人外キャラって定番ですよね。
そんなとき生物学の知識がチョットアルと役に立つぞ!という記事です。
キャラデザに役立つ
動物パーツ(羽とか角とか)描くときに、チョット知識があると一気にそれっぽくなります。
有翼人なら翼の構造。竜人なら鱗の生え方。所謂「鳥足」「獣足」を描くときも。
これらの知識があるなしで絵の説得力が変わってきます。
*もちろん「実際の生物の通りじゃなきゃダメ!」ってわけではないです。
ファンタジーは非現実のものなので、こういう生物なんだよ!で通すのもアリです。
自分の好きな分野でいうと、古生物は結構お勧めです。
現生生物にない特徴を持ったやつが多くてこれだけでキャラ一つ作れそうなんで。
こいつとか
こいつとか
設定・ロールに役立つ
モチーフになっている動物の生態や特徴を知っておくと、設定を作ったりロールをしたりするときにネタになります。
珍獣は勿論ですが、身近な動物でも改めて調べてみると意外な生態が分かったりするんで。
ここでケーススタディ
手持ちのキャラから。いくつか例を挙げます。
ミズネ・デーバ・グラベル
モチーフはハダカデバネズミ(アドカレ運営のひとしろさんにアイディアを頂きましたありがとうございました!)
キャラ付けするときにハダカデバネズミの奇妙な生態を盛り込みました。
自己紹介「私は闇の王国出身なのだ」
*ハダカデバネズミは地下生活蛇が苦手
*ハダカデバネズミの天敵は蛇(過剰な)自己犠牲精神 「私が食われてる間に逃げるのだ!」
*ハダカデバネズミは天敵から仲間を逃がすため、自分が食われることで時間稼ぎをする。
キュル・ピュイ・アイ
ハーピーですが「羽毛恐竜」です。
羽毛恐竜なので飛べません。腕の羽も「飛べない」形にしています。
目は猫目にして爬虫類っぽく。
ただ、暫くして見るとあんまり恐竜の特徴が入ってないな…ということでキャラデザを変更しました。
足のプロポーションを変更。恐竜に近い形になってます。
鳥の足は人間でいう足首の部分が細く長く伸びています。
対する恐竜は、太腿~脛の部分が長く、人間が「爪先立ち」している形に近いです。
これに合わせてみました。
あと、尻尾がなんかおかしかった(?)ので始祖鳥みたいな形にしてみました。大分それっぽくなったかな?と思っています。
ただ、正直可愛さは薄れちゃったか?というきらいもあるので…ここら辺は見栄えとの兼ね合いですね。
ヨンデ
10年前の絵を晒すのが恥ずかしい
手が4本ある竜人。どうしてこうなった?
ドラゴンの背中の翼も元は腕が変化したもの→じゃあ本当に腕だったら?
…という流れで考えました。
元々「色んな環境に適応したドラゴン」みたいなのを考えてまして。こいつは樹上生活に適応したドラゴンから進化してます。
背中の翼が腕と指になり、木を掴めるように進化。
ドラゴンの翼はコウモリのように描かれることが多いですが、コウモリの羽の膜を支えている細い支柱は指が長く伸びたものなので。これが縮めばそのまま手になるわけですね。
翼から変化した方の手は指を長くしています。また、指先が丸く爪が鋭いです。これは木を掴みやすくする形です。
一方元々腕(前足)だった方は人間の手に近い形です。こちらは道具を使ったりするのに使うので、人間の手に近づけています。
いかがでしたk
後半ただのキャラ紹介になっちゃった気がしないでもないですが。
チョットワカルぐらいでも生物学知っておくと役に立つし面白いよ!という記事でした。
それでは皆様よきPBWライフを。
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