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KDPはじめました。

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デジタル弱々な作家がKindleで自主販売をはじめるまでの、あれこれです。
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記事一覧

『デジタル激弱な作家ですが、Kindle出版できるでしょうか?』 ~5、作品紹介編(主人公の不適切っぷりに困ってしまったこととか……)

 こんにちは、野村美月です。  初めに、この記事で使用している過去作出版時のモノクロイラストについてのお断りです。  本来イラストレーターさまの了承を得るべきですが、出版社さまでお調べいただいても、現在の連絡先がわかりませんでした。  どうしようか迷ったのですが、当時こんなに素敵なイラスト描いていただいたことを、みなさんにお伝えしたいと思い、一部使用させていただきました。  もしイラストレーターご本人さまがこの記事をお読みになり、不快な点や不都合な点がございましたら、ご連絡

『デジタル激弱な作家ですが、Kindle出版できるでしょうか?』 ~4、表紙編

 こんにちは、野村美月です。  前回、無事にKindleのアプリにデータを表示することができました。  次は表紙にチャレンジです。  ここまでたくさん参考にさせていただいた、わかつきひかるさんがKindleで販売されているご本の表紙が、どれもセンスがあって素敵なのです。  うわ~、綺麗だなぁ、きらきらしてるなぁと見惚れておりました。  わかつきさんは無料アプリととフリー素材を使って、ご自分で表紙を作成されているそうです。  わたしもこんな綺麗な表紙をつけたい! と夢がふくら

『デジタル激弱な作家ですが、Kindle出版できるでしょうか?』 ~3、やっぱり無理! と半泣きで頑張ったこと。

 こんにちは、野村美月です。  ここからはKindle自主出版までの具体的な作業工程を語ります。  最初にしたことは、出版社さんに契約解除の申し入れをすることでした。  とっくに絶版している本ですが、こちらから解除をお願いしないかぎり契約は自動的に更新されてゆきます。  このあたりのことは、作家のわかつきひかるさんが詳しくまとめられています。   わかつきさんはKindle自主出版についての記事や動画も公開されていて、どれも大変参考になりました。  出版社へ送る申請書のサ

『デジタル激弱な作家ですが、Kindle出版できるでしょうか?』~2、決意に至るまでのドラマチックなきっかけ編

 こんにちは、野村美月です。  さて、きっかけ編です。  2023年の暮れ、『ものがたり洋菓子店 月と私』の2巻の作業が一通り終了して一息ついていたころ。  プロの作家さんが、版権の切れたご自身の小説をKindleで販売されている様子がTwitterで流れてきました。  表紙もご自分で作成されていて、それがとてもセンスがよくて素敵なのです。  こんなことができるんだ……。  見入ってしまいました。  私も、昔の作品をこんなふうに配信してみたいかも……。  このとき私の

『デジタル激弱な作家ですが、Kindle出版できるでしょうか?』 ~1、ご挨拶とこれまでのこと。

 お久しぶりです。野村美月です。  noteに最後に投稿してからもう3年近くになるのですね。  2016年~2019年まで3年間筆を折っていた私ですが、2021年の秋から2023年の秋までの2年間、またしても書かない日々を過ごしておりました。  1度目の休筆についてはnoteの『私が筆を折っていた3年間と、サンタさんへの手紙』で語っています。  このときは手術など体調面での影響が大きかったのですが、2度目の休筆も最初は体調的なことからでした。また書けるようになったのが嬉しくて